血は立ったまま眠っている 公演情報 血は立ったまま眠っている」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    血は立ったまま眠っている
    そういえば、これも観たな。書き忘れ。

    なにしろ灰男役の窪塚洋介氏がよかった!
    この作品、寺山修司氏が23歳で初めて手掛けた戯曲なのですね。
    観て良かった。

  • 満足度★★★★

    うむむ
    寺山修司さんの作品には不思議な魅力があります。窪塚さん良かったです。

  • 満足度★★★

    「現代の渋谷の若者へ」寺山修二作品による蜷川幸雄からのアナーキーな挑戦状!
    前にも一回やってましたが、開演前に舞台奥の扉を解放し、劇場真裏の搬入口?が舞台上に見えて、劇場内が同じ空気になる。
    一般の通行人、普通に走っている車も見えて「渋谷の街」と一体になっている、つながっている感じがする。
    その奥の駐車場から舞台上に、旗を振りながら若者たちが駆け込んできて、芝居が始まり、劇需要は一気に安保闘争当時の裏町の世界に。

    蜷川さんがコクーンでやるときには、必ず「現代の渋谷の若者への挑戦」を意識しているよう。
    しかも、演目が、安保闘争を舞台にした寺山修二の処女作というから強烈です。
    舞台中央に公衆便所、首つり自殺、リンチで殺される男、登場してすぐに犯される女、苛立ちと行き場のないパワーがアナーキーにぶつけられます。

    そして、俳優たちは、再び渋谷の空気に飛び出して行きました。

    私の注目は、江口のりこ さんでしたが、さすがにこのメンバー
    の中では普通に見えます。
    出番は少なくて残念ですが、三谷昇さんの演技が楽しめたのも
    良かったです。

  • 寺山を今、コクーンでやる意味
    が、果たしてあったのか。森田剛と窪塚と寺島しのぶでやる必要があったのか。すごく疑問です。
    今日だけだったのか、スタンディングオベーションを多くの方がしていました。
    それにも大きな疑問を感じました。
    ちなみに、2階(中2階でなく)の前方立ち見はおすすめしません!見えない部分が多すぎます。

    ネタバレBOX

    アングラとか寺山とか関係なく、最初から最後まで舞台と客席の遠さをひしひしと感じ続け、結局最後まで全く何も感じられないまま終わってしまいました。
    私は当時の寺山の舞台を知りませんし、それをコクーンで再現しようとしているとも思いませんが、これではなんのための「血は立ったまま眠っている」なのか。
    やはりこの広さではあのアングラの匂いも雰囲気も伝わらないと思います。
    セットも豪華すぎるし。

    今、こんな芝居をしている日本を悲しく思います。
  • 満足度★★

    体感する舞台故に
    昔も今も、どうも寺山作品は食わず嫌いで、敬遠しがちですが、今回は、森田剛さんと寺島しのぶさんに興味が湧き、観に行きました。
    寺山作品は、頭で理解するより、体感する芝居だと、私は勝手に認識しているのですが、窪塚さんの演技には、まだ迷いが感じられ、寺山を感じさせるだけのパワーには欠けていた気がしました。
    その意味で、寺山を、肌で感じさせるパワーが一番漲っていたのは、少年役の大橋一輝さんでした。
    寺島しのぶさんは、独白の時の台詞が凛として、言葉の持つ意味が心にダイレクトに浸透し、さすがだと思いました。
    でも、一番、私の心に響いたのは、森田さんの、演技者としての力量の確かさでした。核とした信念を持てないままに、兄のように慕うテロリストに、迷いつつ追随して行く17歳の青年の危うい生き様が見事に体現されていて、改めて良い役者さんだなあと感嘆しました。
    キャスト陣は、皆さん個性的でしたが、演技者としての力量にバラツキがあったのが残念でした。

    ネタバレBOX

    コクーンの搬入口の外を見せてしまう手法は、コクーン歌舞伎でもお馴染みながら、最初から、外の光景が見えた舞台は、初体験でした。
    開演前、その外の光景を目にしながら、寺山がこの作品を書いた頃からこれまでの日本国の生き様に思いを馳せてしまいました。
    台詞に、山本富士子が出て来るので、私が小学生の頃の作品でしょうか?
    若い皆さんはご存知ないと思いますが、山本富士子さんは、確か美人コンテストとかにも優勝された、それはそれは美しい、でも、演技はいつまでも素人っぽかった美人女優さんで、当時は、大人気でした。
    あの頃の若者は、森田剛さん扮する良のように、皆が、今のままじゃいけない、何かをしなきゃと、もがき苦しんでいたような時代でした。
    今の若者は、世界のことより、自分一人をもてあまし、自己の解放に悩んでいる人が多くなったのかも。
    芝居を遠目で眺めつつ、そんなことを逡巡した、不思議な観劇体験でした。
  • 満足度★★★★

    面白かった
    奇人変人集団だ!
    何言ってるのか解らないくらい騒いでたけど、雰囲気伝わりました。
    もっと小さい空間で近くから観たかった。

    詩的で不思議、そして勢いのある舞台でした。
    最後の台詞カッコ良かったな~。

    個人的には【少年】役が好きです。

  • 満足度★★★★

    挑発行為
    セットが下品、登場人物が下品、セリフが下品、演出が下品。テロリストたちよりも巷の人(?)のほうが過激で危ないエネルギーを持っているように見えました。小劇場もこのくらい過激で下品なエネルギーあってもいいんじゃないかな。

  • 満足度★★★★

    寺山ワールド→蜷川ワールド
    寺山修司の作品を、蜷川幸雄が思いを込めて作り込んでいる。蜷川幸雄の世界ができあがっていた。森田剛・遠藤ミチロウよかった。

  • 満足度★★★★

    凄いキャラの俳優陣
    自分の席がコクーンシートであまりよく見えなかった部分もあり、
    ちょっと後悔してるので、観にいく方はその点を気を付けた方がいいかも。

    観想を一言で言えば、よくこんだけの個性的(一種異様な)
    メンバーを集めた物だと、まずは関心。本当に開演とともにビックリ。

    話の内容と展開はそんなに際立っているわけではないが、
    コクーンの舞台空間をうまく使う手法は、やはり蜷川といった感じ。

    飛び抜けてよかったのは、遠藤ミチロウ!彼が見られただけで充分。

  • 満足度★★★★

    刺激観劇!
    "テラヤマワールド" と "ニナガワワールド" の融合は、恐ろしくて刺激が強すぎるけど、これがリアルな世界なのかもしれない・・・ 舞台から強烈な場面が、どんどん目に飛び込んでくる。
    出演者全員のキャラを際立たせている蜷川さんは、やっぱり凄いな~



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