満足度★★★★
重白い
どうしたってハッピーエンドになりえない話だけど
うまい具合にまとまったと思う。
ちょっと子供と従業員のキャラが立たなかったかな?
お父さん、お母さん、怖い人、その他って感じ(汗)
満足度★★★★
あまりにも切ない
自分の場合、この作品を観ると決めたきっかけは松本紀保が出演するからで、こういう小劇場でどんな役を演じるのかとても興味があったからです。
観終わっての感想はひとことで言えば本当に素晴らしい作品でした。あまりにも切なすぎます。人物描写が丁寧で、きれいごとでなく説得力がある。
私はこの作品を観て、改めて2月のモダンスイマーズの公演「凡骨タウン」の冒頭の独白を思い出した。「自分ならこんなことはしないだろう」と言うのは簡単だが、実際、その人間とまったく同じ人間に生まれていたなら、
同じ行動しかとれないのだ、という意味のあの台詞。「凡骨タウン」もかなり悲惨な話だけれど、これもかなり辛い物語です。しかいこういう社会の吹き溜まりに生きる弱者にスポットを当てて、書いていくって凄いなあと自分などは単純に感動してしまいました。
彼らのしていることは犯罪だし、決して褒められた生き方ではないのだけれど、強く心を揺り動かされた。
中島新さんの今回のお芝居は山本周五郎の世界に通じるものがある。
満足度★★★
判っていながらの終末劇は悲しいです
西原りえ蔵の漫画のような話でしたね。
なんとか日々を過ごしていく人々の
群像劇という点で、強く印象に深く残りました。
ただ過去と現在の区別が、いまひとつしっかり分けられなかった演出が、
ちと残念でした。
満足度★★★★★
重なり合う
事前に、チラシ等で紹介されていた以上に暗くて緊張感のある
ストーリー構成でしたね。 観ながら、え?まだ不幸が続いちゃうの?と
落とされ、食い入るようにさせられることが多かった。
この作品の登場人物達は、それぞれが違うように見えて、実は
皆同じような境遇におかれていて、唯一つ、あのバラック小屋みたいな
家で一つに結びついて、または呪縛されている、と感じました。
満足度★★★★★
これだから、観劇は止められない。
当りだぁ(笑)。
もう一回、観たいなぁ。
ちょっとSEやら照明やらのタイミングがずれる事があるくらいで、本も演出もお芝居も素敵でした。
私も含め、後半は客席も結構泣いてました。
大きく奇を衒った構成ではなく、でも時間経過を操って、単調にならないようにお話に引き込んでくれましたしね。
まぁ、4人姉妹の素性は割りと手前から匂って居ましたけど。
この歳だと、親子モノは涙腺にきます。
久しぶりに泣きました。
迷っているなら、お薦めします。
満足度★★★★★
泣いちゃったよ!
家族とは何も血の繫がりばかりを言うのではない。ここでの桐島家のお母さん役の松本紀保がひじょうにいい。家族の中で常に太陽のような存在なのだ。そして、グワイニャオンの尾形雅宏の演技も相変わらず素晴らしい。言い知れぬ無言の圧力を醸し出し、立ってるだけで絵になる。勿論、他のキャストの演技力もあってのこと。
導入音楽も独特の郷愁を誘い、照明は魅せた。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★★
家族
あらすじだけ観るとどうしようと迷う
暗いのかなとか
とても気になって幸いチケプレでいただき観劇
うまあく笑いがはいり、さまざまな伏線がある芝居世界にひきこまれた
松本紀保さんは初見
声が心地よい
全員が達者で作品にのめり込む
心地よい観劇
これはオススメです
満足度★★
この作家の作風は苦手かも
次第に追い詰められて行く家族の姿をまだ幸せだった頃とフラッシュバックさせながら描く意図はよくわかり切なさ(というよりむしろ重圧的なもの)が伝わって来るも、ラストが釈然とせず疑問が残る。
が、椿組の『黄金の山』の作家の作品と知って何となく納得。この人の作風は苦手かもなぁ。