天の敵 公演情報 天の敵」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-10件 / 10件中
  • 映像鑑賞

    満足度★★★★★

    配信での観劇。
    100年以上生る引血者の語りの物語。
    ヒンヤリとしたオカルトの世界観に引き込まれました。
    見方を変えると共食いの話なのかも。
    小道具一つ一つの凝ったセットが素晴らしかったです。

    配信映像が綺麗でした。
    13日までの配信。
    お薦め。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    イキウメさん初見です。静寂と静かすぎる違和感にどっぷり浸りました。他の公演も見に行きたいです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2022/10/01 (土) 18:00

    物語の面白さや奇妙さを成立させる登場人物たちの説得力。2時間を超える長尺ながら観る側の集中力も切れることなく、終わってしまうのが惜しい気持ちにさえなった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2022/10/02 (日) 13:00

    *

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    欠落した健康というイキウメならではのテーマを上手にとても上手に仕上げて、最高のエンターテイメントになったとおもいます。
    ファンタジーの中に急にリアルが現れる不気味さや笑いどころのバランス感覚は素晴らしく、見知った俳優達の熱演によるテンポ間と人物の段違いなリアリティー。さすがイキウメだなと思いました、素敵な芝居をありがとうございます。興奮が覚めません

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    イキウメらしい作品で、この再演ではかなり、エンタティメント化も進んでいる。長くもなって、2時間20分ほど。
    イキウメは設定の奇想天外度で大きく面白さが左右される。初期作品は日常の一部を隠してしまうような設定が成功していた。「天の敵」では「生命」。一人だけ死なない、となると、どうなるか。
    この不死を発見した満州戦線の飢餓の経緯から始まり、不死の条件は、人の生き血を食料にしなければならないとか、日光のもとに出られない、とか非日常の条件もあるけど、それよりも、周囲の人間と共に老いていけない、という日常的な苦しい条件もある。この辺のぎくしゃくも巧みに設定されていて、ドラマは面白く展開する。
    幕開きのシーンがテレビの料理番組で、そこでは自然食品とか、長寿のための食生活とか、現代の食・健康ブームが描かれていて、これも、イキウメの特色だが、思わぬ切り口からの現代世相批評になっている。ここが今回はずばり、当たった。
    舞台も、かなり余裕を持っていて、一杯飾りの舞台作りにも随所にあるお遊び的なシーンも外してはいない。全体は若干長いかな。プロローグの実際に料理するところとか、最後の部分は少しもたれる。お馴染の俳優たちもすっかりガラと持ち役が決まっていて楽しませてくれる。小劇場としてはこういう独自の作品で、ここまで来たのはお見事で、観客も随分楽しませてもらった。
    本多劇場で十九公演。見た回もほとんど満席だった。



  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    2017年の初演から、自分には少々早い再演観劇であったが、超常・異常の世界に浸る娯楽作品に「現在」的視点を鋭く据える作者であるので、パンデミック前後での変化を見たく(配役の違いにも期待)観劇に赴いた。
    初演の記憶はわりと鮮明。劇場が芸劇イーストから本多に移っても風景、そして物語にも大きな変化はない。が「見え方」が違う。どこまでもクリアな立体舞台を観た。

    ネタバレBOX

    まずはTVの料理番組(収録)場面から始まるが、まな板でごぼうを細切りし、フライパンに放り込み、バルサミコ酢を入れる。エアかと思いきや、やがてシャーと音が聞こえ、きんぴらの匂いが客席にも届く。招かれた料理人はこの物語の表の主人公H(名は複数ある)だが、手を動かすのは助手の女性、番組進行をするお喋りMCの質問にはHが答え、コミカルなやり取りの中にHの独自の哲学がちりばめられる。その言葉は簡潔だがMCの、引いては観客が共有する一般認識を覆していく。飽食への警鐘から肉食への疑念、更に「荒唐無稽」な領域へと話は進展するが、領域の境界がいつしか踏み越えられ、不可思議の物語に誘われる。
    主人公の役をやる浜田信也が年齢的にも役に適し、荒唐無稽な「仮説」に演劇的リアリティを与える。だが彼と対峙する記者(安井順平)こそ観客が投影する人物で、重い問いを投げかける存在となる。二人の関係という基本構図に彩りを添える周囲の人物らのディテイルが美味しく、人間味ある人間らを鮮やかに象るが、時間を超越した視線を通す事により、人間の類型的な描写を可能にする(「あゆみ」の眼差しに似た、愛すべき人間の形象)。
    余白が効いている。冒頭のTV番組での料理の時間、台詞が止まるが料理が進む。限界の長さ沈黙を試みているが、それによってリアルさが刻印される。際物な物語が、どういう身体から語られるのかは重要であった、と見終えてから思う。
    台詞の無い若い二人が不思議な存在感を持つ。「現在」の料理教室でアシスタントをしていたりするが、料理番組収録に入る前、真の冒頭でテーブルメイキング等に無言で勤しむ所作が、鮮明な印象を残すのだが、それだけである。ただ、掘り起こされる「話」、世間には出せない事実を、二人は知っているのかいないのか、演出的には特に示唆をしないが、観客はどちらなのか、と「?」を無意識に抱え込む。この存在を置いた事は他の諸々と考え合わせ、演出力を実感させるもの。

    総じて、猟奇さが強調された初演に比べれば、奥行きある人間描写により完成度の高い人間ドラマとして見る事のできた再演版であった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    シリアスな展開ばかりではなく、クスッと笑えるような場面も散りばめられていたので非常にみやすかった。
    あんなにも無音が最強のBGMになる雰囲気の舞台を見れて非常に満足。
    個人的に主人公は喜怒哀楽が激しい方が好みなので4。
    ただ、今後しばらくは記憶に残るいい舞台。満足。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    今年はイキウメの舞台を2本見れて良かった。

    比較的わかりやすい内容だったせいか
    眠くなることはなく、むしろ笑いが起きる舞台で
    楽しかった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    兎に角、話が目茶苦茶面白い。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』をマーティン・スコセッシが自身の開拓したドキュメンタリー手法を用いて映画化したような作品。こりゃ面白い、誰が観ても納得の作品。観客は2時間強、酔い痴れた。

    澤田育子さんがベッキーや土屋アンナみたいで凄かった。多才な人だ。
    豊田エリーさんはこういう世界を描くときに絶対必要不可欠な存在なんだろうな。
    冒頭、舞台に食材を配膳する牧凌平氏と高橋佳子さんの佇まいが素晴らしい。観る側も緊張を強いられ、襟を正す。

    ネタバレBOX

    飲血によって不老不死の肉体を手に入れた主人公(浜田信也氏)。1895年に生まれ、今現在(2017年)も名前を変えてTVで活躍する健康料理研究家。ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患っているジャーナリスト(安井順平氏)の取材を快く引き受ける。ジャーナリストは戦後まもなく現れすぐに消息を絶った伝説の健康食研究家との関係性を訊く。「彼の孫ではないのか?」と。主人公は「その男は自分自身だ」と答える。年齢が合わない為、何かの比喩だと捉えるジャーナリスト。主人公は最初から話を語り出す。第一次世界大戦時、シベリアに出征、山で遭難し飢餓で死を目前とする。そこに現れた謎の日本人、時貞(森下創氏)。完全食となる食材を見付け、日本の飢餓問題を永久に解決せんと理想に燃えている。帰国し医師となった主人公のもとを度々訪れる時貞。何度も死線を彷徨いながら自らの肉体を実験材料として完全食を探し求めていた。戦後、最愛の妻が癌に倒れ、主人公はある思い付きを試してみる。時貞が試さなかった唯一の食材、“血液”。

    この時貞の存在が魅力的で、荒唐無稽な物語に一抹のリアリティーを齎す。

    天の造りし“食物連鎖”の摂理。その生態系から逸脱した“天の敵“。罰として太陽の下を歩けないようにされるも、菜食主義者の血液だけを飲むことによってその戒めも突破。(物凄いアイディアだと思う)。

    『フォレスト・ガンプ』のように、日本現代史を綴っても面白かった。

    ちなみに『ヴァンパイア・クロニクルズ』(『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のシリーズ)では、ヴァンパイア・レスタトはカリスマ・ロック・スターになっている。

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