森蔭アパートメント 公演情報 森蔭アパートメント」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★

    セットと音楽と猫ちゃん◎
    雰囲気のよいまとまりのあるブタイセットと
    音楽がとてもよく意識されていることと
    猫ちゃんが
    とてもよかったです。

    優しいものをますます作れそうな劇団さん♪

    ネコちゃん、またどこかでお会いしたい。

    ネタバレBOX

    席案内の方法・席割り当てになっとくいかない方の投稿も
    あったようですが、わたしは関係者でもなかったのに
    たまたまとてもみやすい席へ親切に案内していただけました。
  • 満足度★★★★★

    遅ればせながら・・・
    なにしろ年末でバタバタしてまして・・・
    感想文数行書くのにも一苦労でございます。

    正直最近の忙しさにはほとほとへとへとでございます。
    まこと、はぁ、やれやれ・・・の胸中でございます。

    さて、それにしてもこちらの劇団大樹さん、舞台に対するこだわりには毎度のことながら『へへぇ~』を頭を下げたくなるばかりでございます。

    ネタバレBOX

    生楽器を使っての舞台は前回の琴の時もそうでしたが、なんとも心を激しく打ってくるものでございます。

    今回は打楽器だったからでしょうか、より心を打たれた気分でございます。

    舞台の作りがまた極上でありまして、中央にどっしりと構えた大樹はぼんやりと観ているだけでも飽きの来ないものでありました。

    アパートの扉や、トタン板など、これまた非常によくできていまして、ああ、なんだかいいなぁ・・・と思いながら、ふと、目を下にやれば土が敷き詰められていて、役者さんたちが激しく動く度に土煙があがるものですから、ともすれば自分は今、屋外にいて、彼らの物語をどこか隣の家の窓からでも覗いているのではないか?と錯覚してしまうほどのものでありました。

    お芝居の方はといえば、なんとものどかな時間が過ぎていく内容でして、私の前で観劇しているおばさまや後ろのおばさまなどなど、どうも若かりし日を思い出しながらウットリとしているようでございましたが、携帯電話が話の中に出てきていましたので、時代設定としては現在だったようです。

    年配の方がその歳に近い役を演じていただけると物語りはよりリアルになるものですね。

    なにしろどっぷりと物語の中に浸りこんでしまいました。

    つまりは非常に良作でおもしろかったということでございます。
  • 満足度

    不愉快
    観劇以前の問題
    90席程度の自由席つくりなのに、関係者席となっている所が20席以上~
    しかも一番観やすい席ばかり、そしてその席に案内された人にへつらうスタッフ!関係者以外は客ではないの?一般客はお呼びでないの?今年はこれまで80以上の団体・劇団を見てきたけれど、中年、初老、俳優での構成劇団にありがちなこと、此処は特にむかついた!
    若い出演者を観るために、楽しみにしてたのに~、無理して早めに行って席をとろうとしていたのに全部関係者席のはりがみ!!!
    とにかく不愉快きわまりない!最後まで気持ちを変える事はできなかった!
    「不愉快」以外の感想が思いつかない

  • 満足度★★★★

    秋の夜の夢?
    劇団名に即した、大きな樹が舞台中央に配置された舞台にて。
    時の流れが緩やかな、マリンバの生演奏がふさわしい。
    蝋燭の明かりが似合いそうな、お話でした。
    まぁ、荒筋通りなんですが。
    イメージを、一言で表すと。
    ジブリアニメの舞台化って感じでしょうか。

    ネタバレBOX

    来訪者、あさのひかりが見た。ベンチでの一夜の夢だと解釈できる話でした。
    ラストシーンで、ひかりと話が出来たのが大家さんだけで。
    他の住人は、ひかりの存在に気づかないように日常を送っていましたので。

    生活に疲れた、ひかりに開かれたトワイライトゾーンみたいな話で。
    ほのぼのとした優しさと、マリンバの音色が心に沁みる芝居でしたね。

    アンティークの糸巻き渡せたので、かなめさんの死にオチかー。
    と思って身構えましたが、カバンの見せた世界の中と考えると、
    アパートの皆が幽霊みたいな方々だし、おかしくはないですね。

    おじいちゃん、台詞かむのも芝居なんだよと、アドリブで誤魔化すんだ!

    時々しゃべるムッシューは、チェシャ猫みたいで。いい味出してました。

    やはり役者さんの年齢幅があると、
    芝居に幅が広がって、重厚さが増しますね。

    猫と幽霊のケータイコントは楽しめました。

    かなめさん存在感ありましたよー。着物もあってましたし(^^)。

    ダルさんもユリストさんも、衣装とキャラがぴったりでした。

    こまちゃんの再登校、ひかりの旅立ち。
    落としどころで、きちっとまとめた良作でした。
    ぼんやりと朗読会だけで終わらせるのか、ドキドキしてましたが。
    きりっと口紐を締めた感じが、とても心地のよい観劇感を与えてくれました。
    楽しい時間と素敵な音楽(クッキーも)をありがとうございます。
  • 満足度★★★

    夢か現(うつつ)か、
    ちょっと不思議の国のアリス的な。

    ネタバレBOX

    今後の進むべき道に迷った女優あさのひかり…、森陰アパートメントで癒され、もう一度やっぱり好きな女優の道を目指す。

    そして、その先にはおばあさん役を演じた上月左知子さんがいらっしゃる。そう、好きな道を歩んで、今も現役79歳!!

    リフレッシュして、がんばれ!あさのひかり!
  • 満足度★★★★

    緩やかな時空を彷徨う
    こんなタイトルが似合う空間の舞台。セットが実に素敵だ。舞台の片隅に古びた蔦の絡まる「森蔭アパートメント」の入り口があって、元ちっさな医院だったのが窺われる。舞台のど真ん中にアートのように主張する大樹。秋の気配を演出した美しいセットだ。この拘りにまず、感激する。
    そうして、この大樹が劇団大樹のシンボルであることを匂わせる。この庭の大樹の傍には椅子とテーブルが設置され、アパートの住人が集まる場所であり暮らしの中心だ。そして劇団大樹の主宰も自分の作る舞台そのものが観客やキャストらにこのような癒しの場所となるように願っているのだと感じた。
    物語はマリンバとブロッケンを奏でながら演じられるというどこまでも緩やかに優しい上品な舞台だった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    とある小劇団の女優が自分の境遇に疲れてはててちっさな旅に出る。その途中にあったベンチには古びた不思議な鞄が置かれてあった。女優はその鞄をに誘われるように鞄を開けてみると・・。
    そこは「森蔭アパートメント」の庭だったのだ。女優はここで、ここに暮らす、不思議な住人たちと、ネコと幽霊たちと暮らすうちに、大切な事を学ぶ。

    ここで暮らす住人たちは、忙しく雑多な日常から解き放たれたような時を刻む住人たちだったのだ。それはお茶を楽しみながら、緩やかに流れる時間を楽しむような暮らしだ。アナログ時代のその流れは本来の人の心を優しく包むかのような情景だ。「気合を入れて楽しいことをするんだよ。」なんて言いながら、カフェオレの香りをゆっくり楽しむような生き方だ。

    女優はそんな彼らと暮らすうちに自分自身の生き方を見つめなおすようになる。そうして、「自分に合った劇団を探すわ。気合を入れて楽しいことをするの。」と言って前を向いて歩き出すのだ。

    この舞台は、傷ついていた女優が鞄の中に迷い込んだら、そこには違った世界で息づく人たちの暮らしがあって、その人たちに癒され、再び前向きに生きようとする。という物語だった。

    人生に疲れて癒された~~い。という人に特にお勧め!

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