森蔭アパートメント 公演情報 劇団大樹「森蔭アパートメント」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    緩やかな時空を彷徨う
    こんなタイトルが似合う空間の舞台。セットが実に素敵だ。舞台の片隅に古びた蔦の絡まる「森蔭アパートメント」の入り口があって、元ちっさな医院だったのが窺われる。舞台のど真ん中にアートのように主張する大樹。秋の気配を演出した美しいセットだ。この拘りにまず、感激する。
    そうして、この大樹が劇団大樹のシンボルであることを匂わせる。この庭の大樹の傍には椅子とテーブルが設置され、アパートの住人が集まる場所であり暮らしの中心だ。そして劇団大樹の主宰も自分の作る舞台そのものが観客やキャストらにこのような癒しの場所となるように願っているのだと感じた。
    物語はマリンバとブロッケンを奏でながら演じられるというどこまでも緩やかに優しい上品な舞台だった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    とある小劇団の女優が自分の境遇に疲れてはててちっさな旅に出る。その途中にあったベンチには古びた不思議な鞄が置かれてあった。女優はその鞄をに誘われるように鞄を開けてみると・・。
    そこは「森蔭アパートメント」の庭だったのだ。女優はここで、ここに暮らす、不思議な住人たちと、ネコと幽霊たちと暮らすうちに、大切な事を学ぶ。

    ここで暮らす住人たちは、忙しく雑多な日常から解き放たれたような時を刻む住人たちだったのだ。それはお茶を楽しみながら、緩やかに流れる時間を楽しむような暮らしだ。アナログ時代のその流れは本来の人の心を優しく包むかのような情景だ。「気合を入れて楽しいことをするんだよ。」なんて言いながら、カフェオレの香りをゆっくり楽しむような生き方だ。

    女優はそんな彼らと暮らすうちに自分自身の生き方を見つめなおすようになる。そうして、「自分に合った劇団を探すわ。気合を入れて楽しいことをするの。」と言って前を向いて歩き出すのだ。

    この舞台は、傷ついていた女優が鞄の中に迷い込んだら、そこには違った世界で息づく人たちの暮らしがあって、その人たちに癒され、再び前向きに生きようとする。という物語だった。

    人生に疲れて癒された~~い。という人に特にお勧め!

    6

    2009/12/10 17:13

    0

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  • きゃる>
    いえ、気にしないで。なんか笑えた!(^0^)

    2009/12/12 17:04


    みささま

    スミマセン。宛名がTVみささまになっていました(笑)。挿入ミスが残ってしまってた。
    大変失礼申し上げました。

    2009/12/12 11:44

    きゃる>
    >宝塚のお嬢さんも芝居の巧い子で、上月さんはお嬢さんには相当アドバイスして一生懸命だったようですが。

    やっぱ、素質なんでしょうか?本人の努力もあるのでしょうけれど。
    政治家も運動選手も親からの受け継ぎが多いですよね。

    いあ、その方ね、案外若いのよ。その若者が木琴って言ったから思わず笑ってしまった。
    楽器は苦手らしく、殆ど知らないみたい。愉快でした。


    >あ、「曲がれ~」のレスは自分のところにしてあります。「観たい」の段階なのでみささんのところではまずいかなと、思い(笑)。

    御配慮、有難うございます。ワタクシの日程はつまり20日しか空いてないのですよ。で、当日券を狙うか、他のサイトで落とします。笑

    2009/12/12 01:49

    TVみささま

    >性格俳優ってことは、演技派と解釈して宜しいのでしょうか?

    そうですね。ものすごく工夫するかたでした。晩年はTV時代劇の悪役が多く、
    うちの父は大ファンで「きょうは南原なんだよ。どんな感じに演じるかな」っ
    て楽しみにしてました。でも、映画のニューフェース時代は爽やかな好青年
    役が多かったようで、夫を誘って名画座で珍しい旧作をみせたら驚いてた。
    宝塚のお嬢さんも芝居の巧い子で、上月さんはお嬢さんには相当アドバイスして
    一生懸命だったようですが。

    木琴ねぇ(笑)。マリンバも木琴でしょ?確かに私なんかもマリンバって言うより
    木琴のほうがピンとくるかなー。婆だからね。

    あ、「曲がれ~」のレスは自分のところにしてあります。「観たい」の段階なので
    みささんのところではまずいかなと、思い(笑)。
















    2009/12/11 18:38

    きゃる>
    実は沢山のお芝居の中でも音楽劇は大好きです。両方、楽しめますからものすっごく得した気分になれる。優雅で素敵な時を過ごしました。
    この日は貴婦人のお姿が多かったですよ。上月左知子さんのお知り合いの方が多かったです。
    その後、マクドへ行ったらこの公演の観客だらけ!笑
    流石にお詳しいですね。性格俳優ってことは、演技派と解釈して宜しいのでしょうか?

    この日のワタクシの隣に座った方がめっさ、楽しかったですよ。
    「あの楽器はマリンバよね?」なんて聞いたら「木琴かと思った!」って、ずけりと言うの。
    木琴ってww。。確かに音楽室にあったけれど、なんだか言葉の響きが懐かしいやら可笑しいやらで、すんごくお茶目な方でした。好きだなー、ああいう感じ!笑

    2009/12/11 11:03

    みささま

    >物語はマリンバとブロッケンを奏でながら演じられるというどこまでも緩やかに優しい上品な舞台だった。
    音楽がすばらしそう!
    みささんはお芝居選ぶのが巧みでいらっしゃる。
    配役を見て驚いたのは上月左知子さんが現役でがんばっていらっしゃること。
    宝塚から新劇に行かれ、舞台、TV、映画で活躍されたかた。
    ご主人の性格俳優・故南原宏治さんは東大哲学科から映画界入りし、性格俳優
    として鳴らしたかた。ご夫婦で劇団作ってたのですが。お嬢さんがやはり宝塚に
    行ってその後舞台女優になったけど、宝塚退団後観てないんですよね。
    いま、どうしてるのかな。
    ストーリー読むと、全国の小劇団女優に観てほしい作品ですね。
    みんな疲れてそうだから(笑)。

    2009/12/11 07:20

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