満足度★★★★
貴族なのに庶民的
貴族の気位の高さを表す衣装や帽子、靴などがひどく滑稽だったし、
ジュリアンの牧師を表す黒の衣装の下に赤のシャツというのも
ひどく対照的でおかしく、とにかく衣装に目を奪われた。
ときどき象徴的にやってるファッションショーの撮影の様子が
楽しい。
格調高く・・・はなかったけど、ひきつける赤澤演出だったと思う。
満足度★★★★
ポッブでわかりやすい「赤と黒」
木村氏のジュリアン、なんとまあ魅力的なことか。見た目の綺麗さは勿論だけど、野心家のくせに小心で短慮で危なっかしい感じが絶妙。
当時の身分の差を、身なりの差~ファッションショーとしたのだと思いますが、当時と比べたら現代は、かなり身分と服装のしがらみが薄れているはずなので、当時の身分の差を現代のファッションで表現するのは難しいかなと思いました。ポッブでわかりやすく面白かったけれど、逆に「越えがたい身分の壁」という前提が薄まっちゃったんじゃないかと思うです。
満足度★★★★
木村了の魅力に全てが凌駕された舞台
題名しか知らなかった、スタンダールの「赤と黒」、それを小劇場でどんな風に料理するのか、興味と不安とない交ぜの気持ちで観に行ったら、まあ、いろいろ難点はあるにしろ、木村了の圧倒的魅力が、全ての欠点を補って余りあり、後半は、ただもう、彼の美しさにたじろぐ思いさえ感じながら、見入ってしまいました。
フジTVのドラマや、大河ドラマで、楽しみな若手俳優が出現したと楽しみにしていたけれど、新感線と今回の舞台で、舞台俳優としても、逸材であると確信できました。
赤澤ムックさんの作品は初見ですが、フランスの歴史に疎い観客にも、わかりやすく、噛み砕いた脚色の才には感心しました。
ついでに、あまりの理解不能のために、途中で投げ出した「王妃マルゴ」の解説まであって、2冊の内容を勉強させてもらって、感謝したい気分です。
フランスの歴史や、キリスト教の教義に詳しくなくても、充分理解できる構成で、本当にありがたい舞台でした。
満足度★★★
栄光と破滅
ジュリアン・ソレルを演じた木村了がとにかく美しくてキュートです。
男子なのに出演者の誰よりも美しいって、どゆこと?!笑
まるでベルバラ並みのオスカルレベル!
女性客が多いのも頷けちゃう。
以下はネタばれBOXにて。。