キツネの嫁入り 他短編 公演情報 キツネの嫁入り 他短編」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    まさに「ネオ大衆演劇」
    短編2本(約45分)の後、10分の中入り、そして「キツネの嫁入り」(約65分)という構成。
    使用曲が昭和の歌謡ポップスで、冒頭や劇中に歌うシーンがあったりするのも含めてまさに「ネオ大衆演劇」、以下、各編個別に…。
    「怪談!饅頭怖い」
    落語のアレを怪談仕立てにしたのではなく、地獄の亡者である主人公がある理由から饅頭が苦手という設定の新作落語風一人芝居。その語り口から「まんま落語で演ってもイイのでは?」と思っていたら、小道具なども出てきて「あ、そういうことなのね」と納得。また、「ハイテク精霊馬」なんて発想も楽しい。
    「道具屋」
    こちらは古典落語の立体化。桂九雀の「噺劇(しんげき)」(2月)、劇團旅藝人+イエロー・ドロップスの「知新笑新」(6月)に続いて今年3度目の立体落語、やはり落語側からのアプローチ(噺劇)より芝居側からのアプローチ(本作・知新笑新)の方が題材の選択、下げの処理など上手のような気がするが、10月13・14日の噺劇では挽回なるか?
    また、菊池美里の「いかにも与太郎」な表現が秀逸。
    「キツネの嫁入り」
    前半では歌舞伎幕(?)で隠されていた障子戸が装置として登場。それだけの装置なのにもかかわらず、複数の場所を表現できたりするのが芝居の面白いところ。
    前半2編からの雰囲気に加えて、衣装が全て和装(前半2編もそうなんだが)ということもあって、どこか懐かしい昔話的な空気が漂い「日本の芝居」を満喫。

  • 満足度★★★

    なんかアットホームでした
    花火大会に縁日、文化会館。というキーワードが似合いそうな舞台でした。
    落語劇は、もっと磨いていけそうな気がしました。
    元が長く親しまれている話なのだからこそ、
    ゲンダイを肉付けするか、骨だけに削り倒すか。
    考える余地は、多いと思う。
    ちなみに、おひねり出したくなった所が少々ありました(^^)。

    ネタバレBOX

    精霊馬と障子の建てつけは、もっとがんばってみるべきではないかと・・・。
    キツネの嫁入りで、主人公踊らされているところは。
    自分的に一番受けました。
    なんか前座で、紙芝居{一座のできるまで}とか、
    やったら楽しそうじゃありませんか?
    最後にケイタイなどのCut話で終わらせて、本編開始するとか。
    なんてことを考えてしまうほど、削りが荒くとも魅力的に感じたのでしょうな。
    てなところです。
  • 200909061800
    200909061800@atelier SENTIO

  • 満足度★★★★

    面白い試み♪
    最初は舞台も小さいうえにほぼ素舞台、いったいどんな芝居なんだろうかと不安だったけど、ふたを開けてみるとなかなか面白い舞台だった。1話目「まんじゅう怖い」は一人舞台。精霊馬の設定が面白い(ヘタの部分が受話器になってるとこなんか特に)♪2話目「道具屋」は主人公と相手との掛け合いが面白かった。3話目「キツネの嫁入り」はストーリー重視な展開。ストーリーもよく出来てるしそれなりに面白いんだけど、ちょっと長いかなぁ。全体的にいろいろ遊びもあって面白い試みだと思う。でも大衆演劇テイストではあるけど、ちょっと派手さには欠けるかなぁ。

  • 満足度★★★

    これは感想が難しい‥
    開演待ち、蚊に2カ所噛まれてずっとイライラしながら幕開け。

    観終わった感想は「面白かった」なのですが、これはほとんど
    「キツネの嫁入り」の感想。小櫃川一座は今回初観でしたので
    大衆芸能を目指しているのか、今回はこんな感じなのか判らず
    第一部はほとんど珍しいものを見て「おもしろい」という感覚。

    なすびに乗っていく話は、すみません、ちょっと途中で記憶が
    飛んでしまいました。道具屋の話は、これは本当に落語ですね。

    「キツネの嫁入り」これはよかった。
    菅野さん、本当に舞台に上がるとカッコいいなあ。
    堀さんも表情と仕草だけで気持ちが伝わってくる。

    ほっこりした気持ちで、おせんべい食べながら家路につきました。

  • 満足度★★★★

    確信犯的ローテク
    5月のD.C.POPから実に4ヶ月も観劇してなかった!!!!!

    なんとか都合つけて久しぶりに小劇場へ。
    幾多のメンバーチェンジを繰り返し、
    活動の場を様々に変えながらも
    進化し続ける小櫃川桃郎太一座の新作を観る。

    小櫃川桃郎太一座は6年前からほとんどの作品を
    観ており、座長の人格と身体表現のスキル、
    マイノリティーの視点を忘れずに浮世を斬る姿勢を
    ソンケーしている。



    今回の公演は3作品のオムニバス。
    まず前菜としての短編2作。
    『まんじゅう怖い』と『道具屋』を上演。
    出演者を紹介し、一座の空気をオーディエンスに馴染ませる。
    休憩を入れて3作目『狐の嫁入り』へ。
    3作目を魅せるための2作だったように感じた。
    なので、レビューは3作目で書く。



    【脚本・演出】

    劇中で時間堂 菅野貴夫が叫ぶ
    「どっちにも嘘をつきたくないんだ!」
    が印象に残った。
    「芝居」で「嘘をつきたくないんだ!」と叫ぶってのは
    考えてみると不思議なシチュエーションである。
    さらに不思議なことに、観ている俺にはそれが
    「嘘」には思えなかったのである。
    まさに狐につままれたような作品であった。


    時代劇ともなれば、使われる言葉や衣装も
    現代とは違ってくるし、ある意味芝居らしく(嘘っぽく)
    なるように思うけども。
    この一座の芝居はどこまでも俳優の人間性を
    一番旨い出汁として滲ませており、ホントっぽい。

    座組の面々の人間的魅力を、脚本演出が無理なく
    活写しており、上記のようなマジックに至ったのだと思う。
    それは「メソッド」ではなく、「愛」でもなく、
    座長 小櫃川桃郎太と俳優陣との「感覚の一致」や「関係」が呼び起こす
    芝居本来の機能なのだと思う。


    機能がついていても、機能させるのは難しい。
    昨年、小櫃川桃郎太の演出を受けた俺は
    彼の審美眼や人間性が、実にナチュラルに
    嘘を本当にすることを知っている。

    「本当」さえ客席にもたらすことができれば、
    劇場が辺鄙であろうと、
    トイレに手を洗う蛇口がなかろうと、
    装置が安っぽくとも
    灯体が30個もなくとも、
    若い出演者 綾小路ルキアにキャリアがなくとも、
    そんなのカンケーないのだ。
    劇場に足を運ぶ意味が生まれるのだ。

    それをわかって演っているから、
    俺はこのカンパニーが好きだ。



    【役者】

    台詞を極端に廃したD.C.POP 堀奈津美の最後の微かな笑み、
    菊池美里の飄々とした立ち振る舞い、
    鉄砲水の回想シーンでの巌鉄 危村武志の勇壮な口上など、
    本人達にしてみればたいしたことのないプレーであっても
    2000円を支払う価値のある技量を感じる瞬間がいくつかあった。

    一方で、『道具屋』で唐突に登場した三沼千晶扮する
    「道具屋の女神」の珍妙な味わいに代表される、
    演技スキルを超越した面白味も健在。

    菅野貴夫の翳を匂わせたナチュラルなプレイと、
    ジンギスカンの音楽に乗って踊り狂う滑稽さとが
    並立していたのが今作を象徴する出来事だった。

    やはり、新しい出演者が加わったことで
    一座の表現の幅がより広がったように思える。
    ディズニー映画『ロジャーラビット』では実写とアニメが同居し
    俳優とアニメキャラクターが会話するが、
    極端に言えばそれと同じくらい幅があった。


    初期の小櫃川桃郎太一座を支えた中心俳優、
    渡瀬雪絵や吉田ミサイルは、人間離れした狂気性や
    孤独感を漂わせるプレイで『四谷怪談』・『竹取物語』・『雪女』など
    幻想の世界の構築に一役買った。
    しかし、クリエイターレーベルex.43より独立し
    座長のソロプロジェクトとなってからの一座が目指すのは
    あくまで庶民の暮らしに根ざした人間ドラマである。
    (座長曰く、宮部みゆきの時代小説)

    今回の座組のポップ感は、庶民のドラマにぴったりであったということも
    芝居を引き立てた一因だろう。
    集団での創作は、「一人一つずつ必殺技を持った庶民」
    で行うのがベストなのかもしれない。



    【おしまい】

    みんなおつかれーい!!!!
    また、どこかでねー!!!!

  • 満足度★★★

    あした天気になあれ!
    まさに夢芝居。短編どれも好くて楽しみました。オープニングの歌は別として(うそうそ、掴みはOK!)

    ネタバレBOX

    「まんじゅう怖い」 落語とは関係ないけど小櫃川さんのセリフが落語口調
               なので、アクション落語みたい。 死んだ訳が切ないなあ。

    「道具屋」  菊池美里さん上手い。「鶯谷ノ女神」も好かったし。

    「キツネの嫁入り  最後に相応しい内容。菅野さん好演。ラスト、ハッピーエ
                ンドですよね、お恵さん微笑んでましたから。

    小櫃川さん、入籍おめでとう。 相手はまさかキツネ?  
  • 満足度★★★

    大衆演劇
    ということなので杉さまのように歌がどうしても入ってしまう。

    ネタバレBOX

    ごめんなさい、私には合わなかったー。

    DCPOPの堀さん、時間堂の菅野さん、菊池美里さんといったがっつり芝居する役者が観客を惹きつけている場合、空気を無理やり歌で変化させられてしまった感じでびっくりしたのであります。歌舞伎のような動きに合わせての音出し、提灯が暴れるところなど楽しめた。

    目当ての堀さんと菅野さんの視線が結ばれるところは、精神の通い合いが線で見えたようでまるで近親相姦の恋心、ぐっときます。堀さんの呆けてしまう表情なんか良かった。

    菊池さん、今までで一番可愛く見える役でもっと観ていたかった。猫娘みたいで可愛い、可愛い、と小声で何度も言ってしまう。声も存在感あり。

    小櫃川さんはさすがに着こなしが上手い。男性陣のほうが細かく衣装が選ばれていたように感じます。るきあさんの帯の位置、身長がおありなので胸の補正をしてもう少し下にしたらバランスが良いと思いました。

    私には合わなかったけど、大衆演劇ということは間に歌謡曲が入るわけで、いつも来ているお客さんが喜んでらっしゃればそれで良いのだと思う。一話目のまんじゅうの話がわからなかったのは、自分と何かテンポが違うのだろうか。
    あ、菅野さんの踊りは貴重でした、忘れません。もうあんな菅野さんは見られないだろうな(笑)
  • 満足度★★★★★

    なんだこれ!
    すんごく面白いぞ!っと!(^0^)

    アホらしいのに大真面目!バカバカしいのに面白い!

    以下はネタばれBOXにて。。



    ネタバレBOX

    「会談!まんじゅう怖い」

    小櫃川桃太郎の一人芝居。
    地獄の罪人・与一という男のところに青鬼が訪ねて来た事から始まる物語。
    あの世からこの世に精霊馬(茄子の馬)に乗って与一はやってきた。小夜という娘は不倫相手の男に騙されて妊娠してしまう。小夜はこの男を殺したいと思うが、与一の過去に犯した罪と娘のしようとしている罪が同じことから与一は娘の想いを改めさせる。
    大きな茄子の馬に乗った与一の仕草や表情は大真面目に演技してるだけにバカバカしく楽しい。


    「道具屋」

    ぶらぶらして仕事を持たない与太郎はひょんなことから露店の道具売りをする事に。
    与太郎役の菊池美里のキャラが凄い!(^0^)
    登場しただけで客席の空気をユルクさせる秀逸のノーテンキな雰囲気がありヤラレル!言葉で笑わせる芝居。


    「キツネの嫁入り」

    新吉は狂人のお恵の面倒を見ながら長屋で暮らしていたが、そこにお狐さんの菊花が現れ、「嫁に貰って欲しい。」と素直に告白する。
    あんな巨乳の嫁ならば、ワタクシなどは二つ返事で頷くが(。。)(・・)(。。)(・・)うんうん、そこは新吉のこと・・、密かにお恵に恋心を抱いてるから、認められない。
    実はお恵も新吉を好きだったが、新吉はお恵のそんな心持を知りながら、避けてきたのだった。新吉はお恵の父親に拾われて一人前の職人になった矢先、新吉の造った橋が洪水によって流されてしまったのだった。その橋にはお恵と親方(お恵の父親)ら、お恵の許婚が渡っている最中だった。
    彼らはいっぺんに流され、助かったのはお恵と新吉だけとなる。
    その後お恵は気がふれてしまったが、そんなお恵の傍に居て面倒をみながら新吉はまともにお恵と向き合っていなかったことに気づく。
    新吉の気づきを気づかせてくれたのは、他でもない新吉を一途に思う素直な菊花だった。好きな人を好きだと素直に言える菊花に見習って新吉はお恵との暮らしを本気で考えることにする。
    菊花の両親役の小櫃川桃太郎と菊池美里の絶妙な会話が面白い!


    とにかく全部が楽しい芝居でした。
    合間に入る導入音楽も古くて素敵!(^0^)





  • 満足度★★★★★

    今回2回目
    一度観たことのある一座公演ですが、勝手がわかってると楽しみ方も増して
    オススメの公演です。三部構成のバランスも良く、大衆演劇としての客席との絡み方も大好きです。こういうジャンルの芝居も世の中にどんどん普及していって欲しいです。

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