キツネの嫁入り 他短編 公演情報 小櫃川桃郎太一座「キツネの嫁入り 他短編」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    なんだこれ!
    すんごく面白いぞ!っと!(^0^)

    アホらしいのに大真面目!バカバカしいのに面白い!

    以下はネタばれBOXにて。。



    ネタバレBOX

    「会談!まんじゅう怖い」

    小櫃川桃太郎の一人芝居。
    地獄の罪人・与一という男のところに青鬼が訪ねて来た事から始まる物語。
    あの世からこの世に精霊馬(茄子の馬)に乗って与一はやってきた。小夜という娘は不倫相手の男に騙されて妊娠してしまう。小夜はこの男を殺したいと思うが、与一の過去に犯した罪と娘のしようとしている罪が同じことから与一は娘の想いを改めさせる。
    大きな茄子の馬に乗った与一の仕草や表情は大真面目に演技してるだけにバカバカしく楽しい。


    「道具屋」

    ぶらぶらして仕事を持たない与太郎はひょんなことから露店の道具売りをする事に。
    与太郎役の菊池美里のキャラが凄い!(^0^)
    登場しただけで客席の空気をユルクさせる秀逸のノーテンキな雰囲気がありヤラレル!言葉で笑わせる芝居。


    「キツネの嫁入り」

    新吉は狂人のお恵の面倒を見ながら長屋で暮らしていたが、そこにお狐さんの菊花が現れ、「嫁に貰って欲しい。」と素直に告白する。
    あんな巨乳の嫁ならば、ワタクシなどは二つ返事で頷くが(。。)(・・)(。。)(・・)うんうん、そこは新吉のこと・・、密かにお恵に恋心を抱いてるから、認められない。
    実はお恵も新吉を好きだったが、新吉はお恵のそんな心持を知りながら、避けてきたのだった。新吉はお恵の父親に拾われて一人前の職人になった矢先、新吉の造った橋が洪水によって流されてしまったのだった。その橋にはお恵と親方(お恵の父親)ら、お恵の許婚が渡っている最中だった。
    彼らはいっぺんに流され、助かったのはお恵と新吉だけとなる。
    その後お恵は気がふれてしまったが、そんなお恵の傍に居て面倒をみながら新吉はまともにお恵と向き合っていなかったことに気づく。
    新吉の気づきを気づかせてくれたのは、他でもない新吉を一途に思う素直な菊花だった。好きな人を好きだと素直に言える菊花に見習って新吉はお恵との暮らしを本気で考えることにする。
    菊花の両親役の小櫃川桃太郎と菊池美里の絶妙な会話が面白い!


    とにかく全部が楽しい芝居でした。
    合間に入る導入音楽も古くて素敵!(^0^)





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    2009/09/06 17:00

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