『Drunk-ドランク-』 公演情報 『Drunk-ドランク-』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ☆☆☆☆★

  • 映像鑑賞

    満足度★★★★

    今回も映像にて。アルコール依存の題材は一度やったと言い、「犯罪」と並び作者の関心領域が分かる気が(そう簡単に分かってはならんが)。
    バーの内部が舞台。なぜここだけに来るのか・・・依存症疑いだったり確定だったりする「問題児」たちが、ご多分に漏れず貧乏ならバーには来ないだろう、とか、正当化の厳しい所は色々とあるのだが、何にせよ人が集まって賑々しくやってるのは(たとえ深刻な問題を抱えていようが言ってしまえば困難は人生につきもの)見て楽しい。泊まり込んだりが許されるのも「集まる」理由かもであるが。違和感と荒唐無稽への訝りを持ちつつ、成行きを見て行く内、最初はアルコール依存に関する啓蒙劇(お説教芝居)に見えていたのが徐々に様相が違って来る。終わり近く、酒量がエスカレートし抜け出せずに孤独を抱えていた者がついに亡くなる(形としては泥酔からの事故)。状態を見かねたマスターが「普通はこんな事は客に言わない」と彼に病院を勧めた直後であった。酒飲みの事情をよく知る実は自分も断酒十年のマスターは、男を助けられなかった事に絶望するのだが・・男はしかし常連客に囲まれていた。酒を断つと決意した男も、何故かバーにやって来て炭酸水を飲む。客観的状態としてはこのバーが、何かの仕掛けでアルコール依存者が集まって来るようになっている、そういう場所と想定するのが最もスッキリするが、その真実味はどちらでもよく、徐々にこれはバーの常連たちの群像劇であり、特殊な人間や場所を描いたのではないと思えて来る。
    酒を飲む以上、そしてこの社会で生きる以上、(重篤か軽微かにかかわらず)病的である事に何の不思議はないと気付き、芝居がこの社会の断面を切り取った風景とさえ感じられて来たわけなのであった。
    最後にぐっと説得力を持つ。試合で言えば逆転劇。

    ただどなたかも触れていたが、飲んだくれ急先鋒が最後、「炭酸水」と言ったのに、マスターは乗っからなかった。疑いつつもそれに乗る、という瞬間は欲しかった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2022/07/01 (金) 14:00

    バーを舞台にアルコール依存症の者たちの生態を描く120分。
    病院の更生施設内の話だった2年前の「ブラックアウト」と較べて「野放し」なだけに危うさもパワーアップしてしんどい(いやそれだけ演者が巧みなんだが)。げに恐ろしきはアルコール依存症。
    あと、同じ装置内ながら様々な見せ方をする照明が見事だし、某出演者さんの歌唱力には感服!

  • 実演鑑賞

    依存症は決して治ることはなく、AAなどで一生抑制していかなければならない。というのを吾妻ひでお先生のマンガなどで知りました。舞台では余り汚くできないというのはあるのかと思います。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても面白かったです。役者の皆さんの演技はとても安定していて、酔っぱらいの演技もいい感じでした。私自身お酒は飲むので身に積まされる感じもありましたが、心理はとらえていたと思います。前田さん応援で観に行ったのですが、また面白い団体さんに会えた感じです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2022/07/03 (日) 18:00

    第1回公演『ブラックアウト』でアルコール依存症を取り上げたユニットが、その前日譚とでも言うべき依存症たちのさまざまを描く。(3分押し)115分。
     大崎(楢原拓)がマスターを勤めるバーに集まる依存症たちとその妻・恋人らのあれこれを描く。当パンによれば、作・演出の藤崎自身が依存症を離脱して20年だそうで、描かれるリアルな物語には笑える面もあるけど笑ってはいられない感じも強く持つ。面白い、という表現が適切とは思えないけれど、興味深い題材を描いて役者陣も巧みに演じる。チャリT企画の主宰・作・演出の楢原がここまでしっかり役者をやるのも面白い。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    私はお酒は飲まないので、今回の作品は衝撃的でした。
    やめられないのは、本人が悪いのでしょうと、簡単に考えていました。
    そんなに簡単ではないのですね。
    問題提起してくれ、知らなかったことがわかり有意義な時間でした。
    猛暑で少し行きたくない中、行きましたが、価値ある作品でした。

    個人的には、もう少し短いほうがいいかな、と思いました。
    役者さんたちの熱気で、作品がどんどん長くなっていったみたいですが、私は、作品ひとつ
    ひとつに時間の適量があるような気がします。
    ご馳走(素晴らしい作品) は食べ過ぎるともったいないような...

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    脚本も手掛けられた主宰者ご自身がアルコール依存症(お酒を断って20年だそう)という事で、なんて勇気あるカミングアウトだと思うし、それだからこそ描ける世界観だと思う。
    「演技という力を借りたドキュメンタリーを観てきた」というのが正直な感想。

    酒さえなければ良い人、それは充分わかるのだけれど、
    彼等の頭の中には餓鬼が住んでいる・・・ホントそう見えた。

    アルコール依存症には終わりがない。
    それが鮮やかに伝わってくるし、家族や愛する人達の苦しみも。
    「だから、そうならないで!」という強いメッセージが添えられた公演。
    最近ちょっとお酒に頼り過ぎかも、そう感じている方にはマジで観に行って欲しい、本当に運命を変える公演になるかもしれないから。

    ネタバレBOX

    「俺はお前らとは違う」すらっとした外資系イケメン。
    でもその飲み方はヤバい気がする

    泥酔したお客相手に至ってスマートな立ち振る舞いのマスター。
    ちょっとお客に寛容過ぎ?
    それも含めてさぞかしお酒というものを知り尽くしているのだろうと思って見ていたのだけれど、まさかの訳あり、そして驚愕の姿

    「アルコール依存症」の実体が次々と描かれていく衝撃。
    所作の細かい所まで生々しく役者さん達すごい!
    観終わった後、頭が痺れた感じになるはずだ、これは。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    せっかく「タンサン」と言えたんだからタンサンにしてやれよ!と思ったのは私だけではないと思うのだが・・・。
    お酒の揃った(多分、バーとか行かないのでよくわかりませんが)雰囲気も良さげなお店なのに、こんなに酔っ払いがたむろしてたらまともなお客さんが来なくなってしまうのでは?と心配になりました。

    ネタバレBOX

    アルコール依存の人は共依存だったり逆に近親憎悪があったりするのかと思いました。最初マスターがアルコール依存から脱して10年がんばったとは分からなかったので、こいつはお金になればいいとしか思ってないからこんなに冷ややかなのかと思っていましたがどうも違うようだ。そのうちマスターの事情が分かり、自分ががんばっているのは偉いと思いましたが、親しい客がこんな状態なのになんで何もしない。近所で出禁になっている客を受け入れるだけでいいのか?そしてとうとう事件が・・・
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    警鐘・喚起劇のような印象。
    アルコール依存症の問題を過不足なく、しかもリアルに描いた物語。けっして後味の良い作品とは言えず、どちらかといえば嫌悪感すら抱きかねない。それだけ現実に向き合っているということ。アルコール依存症の症状、そうなった原因、そして周りにいる人々、特に家族との関係が痛ましい。
    夜ごと集うDrunker、彼らをBarのマスターが傍観者的に観察することで、アルコール依存症者の異常さを際立たせる上手さ。同時にラストの衝撃さが…。
    なお、過不足なくと書いたが、未来(明日)は観客への投げかけであり、そこまで描くか否かは評価の分かれるところ。
    (上演時間1時間50分 途中休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台セットは、劇場が公演の期間中だけ「Perfect Day Bar」を開店していると思わせるほど作り込んでいる。ほぼ中央奥にボトル棚・カウンター・腰高スツール、上手にトイレや深紅のソファ、下手に店の入り口や丸テーブル等が置かれており、酒場の雰囲気は十分だ。

    この店に来る客はアルコール依存症で、自分でも認識している人々だ。この界隈の店は出入り禁止にしており、集える場所はこの店しかない。そんな人々に酒類を提供するマスター・大崎(楢原拓サン)は、酔客を冷静に見つめ観察しているようだ。時に観客に向かって観察したことを説明するような口調になる。一見 不可思議な態度であるが、これはマスターの必死の虚勢、カモフラージュした姿である。ラストには驚愕の事実と姿を見ることになる。

    登場人物の苗字は、山手線の駅名と同じ。当日パンフに主宰・藤崎麻里さんが「これには大きな意味があり、終点がない、つまり終わりがないというメッセージを込めています」とある。そして二十年前には「私自身がアルコール依存症です」と告白している。劇中でも、同様の台詞をマスターが呟いているが、途中下車すること(人)もあると…。

    アルコール依存症になった原因などを一人ひとり独白するが、多くは仕事のストレスによるもの。飲みたくて飲んでいる訳ではない、という常套句のような言い訳が虚しい。本人の苦痛も然ることながら、周りにいる人々をも苦悩に陥れる怖さ。物語では、恋人(同棲している彼)が酒浸りで家に帰ってこない、夫がちょっとした切っ掛け(奈良漬けを食べた)でアルコール依存を再発した、といったリアルな事例を紹介する。

    物語では、医療機関から抜け出した者・上野(浅倉洋介サン)、家庭ある者・大塚邦夫(山城秀之サン)、恋人・渋谷美紀(山下智代サン)がいる者・田端(吉田雅人サン)、そして断酒を決意した者・馬場(井内勇希サン)・自分は違うと言い張る男・目黒(岡田篤弥サン)が登場するが、全て男性。アルコール依存症は性差に関係なく、女性の依存症者(の問題⇨妊娠・出産、キッチンドリンカー等)はどうなのか、といった観点も欲しかった。

    本人の精神的なイライラ、不安、焦燥感、身体的な震えや幻覚といった特徴、他方 家族全体が病んだ影響については、大塚の妻・麻衣(前田綾香サン)の苛立った言動や態度で示す。本人に強く断酒を迫る、半ば脅しの離婚を仄めかす強硬手段など、いかにも ありそうな現実を突き付ける。妻が実家に帰った数日で「日常がものぐさになってゴミの中で飲んでいた」「言行不一致、約束を守らない」といった行為は見捨ておけない。妻は「酒さえやめてくれれば」「酒を隠したり捨てたりする」という家庭内地獄が見える。

    解決策として、「医療機関」での治療や「断酒会」といった場での交流・相談を通して1人では難しい断酒への取り組みへ導こうとする。しかし、事はそう簡単ではないようだ。物語では1人のアルコール依存症の男・神田(坂井宏充サン)の末路を描きつつ、残った依存症者達は立ち直れるのか、といった明日を描こうとするが…。

    全体的に役者陣の演技力は確かでバランスも良かった。初日 冒頭の酩酊シーンは 少しぎこちなく違和感があったが、それ以外は安定していた。
    また劇中歌うシーン、カラオケを別にすれば2場面ある。依存症者皆で「アル中の行進」を歌う場面は、それでも断酒できない諦め または勇み、そしてマスターのソロには哀惜が…。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    『ブラックアウト』よりストーリーにやや矛盾した印象があるが、演技含め見応えはある。歌は、あんなにはいらんだろ、と。

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