ココロとカラダで考える差別といじめ-7日で作る「河童」 -
当日パンフにワークショップ参加中学生のいじめと差別についてのスピーチが載せてありました。読んで心が痛くなりました。いじめられた人、いじめた人、いじめを見てきた人それぞれの経験がそのまま書かれていました。芝居が始まってすぐ涙が流れました。とても素晴らしかった。きれいだった!笑いもあり、涙もあり・・・。
終演後の参加中学生は楽しそうで、いい雰囲気でした。
ワークショップは参加費は無料。入場料無料。全てボランティアで成り立っているそうです。関係者の方たちには申し訳ないのですが、できたら来年も是非開催してほしいと思いました。この様な企画がいろんなところで催されることを切に願います。このワークショップではいろんな地域からの中学生参加者がたった4日の稽古と3日の発表で素晴らしい作品を作る事ができていました。それは作・演出の畑澤聖悟さんが教育者であり、演劇人であることが必須条件なのかもしれません。
さて今日は衆議院選挙日ですね。日本が素晴らしい国に変わるために演劇関係者のみならず、地域の教育委員会、文部科学省、行政に携わる人たちが演劇教育に力を入れる事を心から望みます。
満足度★★★★★
【ポリマー中学生】
昨年の『修学旅行』のあのコがこう育ったのね…と嬉しく思った。学年が一つ上がる度に上手くなってゆくのだろう。
出演者は実生活でイジメを体験したり、見聞きしているコが多い。自分の思いをこの芝居にぶつけていたと思う。
実を言うと、なべげん版よりこちらの方に興味があった。未知数の面白さがある。すごい中学生たちだ。正味4日間で素晴らしい芝居を造り上げた。三日間通しで観たかった。来年も更に期待している。
満足度★★★★★
恐るべし中学生
3回の公演を経験しながらどんどん成長してゆくWS参加者たち・・・
すばらしい公演でした。
彼ら、彼女らが素直に育ってくれれば、きっと「河童」が「河童」でなくなる日が来るかもしれませんね!
満足度★★★★★
中学生の「河童」
中学生が演じる舞台‥と簡単に思っていたが、なんのなんの、素晴らしい舞台であった。若鮎のような溌剌とした表現にただただ圧倒された。
演者の一人一人が目に焼きついたが、カイ、ミナミ、トモコの役者の演技にはズンズンと打たれてしまった。とにかく、短期間でこの遠大なテーマのドラマをリードした畑澤誠悟の演出力には今回も脱帽である。
観劇後も、「感動」の涙で頬を濡らしながら夕方の浜辺を歩き、演劇の力に感謝した。