満足度★★★
初見であった『人間園』同様…
…複数の場所が同居する装置が見事で、かつブラックなのに可笑しさも同居しているのがナンとも不思議な感覚。
今回は2つの家族のリビングダイニングを共有させておりドアだけが違うのが特に面白く、両家とも朝食にテンプラが出るシーンなぞテンプラが盛られた大皿まで共通という…(@_@)
他に三男が告発しようとリバース機構に出頭した時に兄たちの声が空間を飛び越えて聞こえる部分もこの装置ならではだし。
それにしても復讐の機会を窺ってずっとストーカーまがいの行為をして「彼」を助けてからさらに10年以上も待っていた油沢家の母の執念深さには舌を巻く。女性作家が書いているだけにより説得力を感じたりもして(笑)。
満足度★★
本公演、初見。
かなり親切なプログラムのお蔭で人物相関図に混乱をきたす事無く観られました。好きな柴田薫さんを見ていると胸と胃が妙に重くなった(笑) 私は良く最前列で観ることが多いのですが、セットを見て今回は最後列で見ました。首が疲れそうだったので。
満足度★★★
役者と演出家の一体感を感じる
多数同時シナリオを中心とした、難しい展開の作品だったように感じる。
角角初観劇の身としては多少の混乱は避けられなかった。
それでも最小限の混乱で作品を観れるのは、役者と演出家がテーマをはっきりと共有していたからだと思う。
満足度★★★★
同時進行の妙
未成年が犯した罪は、犯罪から15年間はその保護者が責任を取る、というNB法が成立した世界を描くSFストーリー。
舞台セットのおもしろさと、最大6箇所で同時進行する物語の構造に驚かされた。
さらに、それぞれの登場人物に背景があり、それを描き分けようとする作家の力量に脱帽。
また、難しい舞台にもかかわらず、作家の意図を汲み取り演じた各役者にも拍手を送りたい。
ストーリー自体は荒削りで、主題・メッセージ性を磨くなど、改善の余地はあるものの、それを上回る舞台構造の見事さがあった。
次回は是非、鋭いメッセージ性のある作品を見たい。
満足度★★★
期待
初めて観させて頂きました。
良い意味で第10回公演くらいに観るととても面白いんじゃないかなぁ。
志を感じるよい舞台でした。
将来もう少し大きいハコでみるとかなり良いと思う。
内容に関しては、全体的にもう少し整理したほうがいいかなぁ、
スピード感も含めよい意味でのわかりにくさが売りだとは思いますが、
モチーフも含めて詰め込み過ぎかなぁ。
でもきっと次も楽しみに観に行きます。
一度、原作ものとかやるといいのにね
満足度★★★
ふむふむ
初観劇でした
小劇場としてはセットの豪華さ
構成の仕方
かなりクオリティは高いのでは、と思いましたが
うーむ
いや私はこの手の話大好きなんですけど
寺井さんとかw
役者さんも
イケメンやらきれいな人やら
内心ドキドキしてたんですけど
もっと深くいけると思うのに
と思った役者さんが
何人か見受けられて
そこは残念
でもどんどん次に期待していける
いい劇団、というかユニット・・・ではないけど
だな!と思いました。
満足度★★★★
やっぱり角角ワールド
第1回公演からみさせていただいてると、その移り変わりとかスタイルの変化とかまで含めて楽しめて、こういった楽しみ方も演劇ならではかな。
今回の角角はエログロを廃して「少年犯罪」をテーマに持ってきた作品ということで作風の変化に注目してみてました。
演出手法や戯曲の構成とかは基本変わってないし、やはりスピーディーに同時多発かつ同時進行で進むフォーマットはそのままだし、劇場に大掛かりな具象美術を作るあたりもそのままに。
でも、音楽の選び方とか使い方、映像の使い方、細かい照明の使い方等、確実に進歩を感じる作品でした。
達者な役者さんたちの魅力を最大限に引き出してるところも素敵です!
満足度★★★
はじめは話に入り込めなかったのですが・・・
水原家、油沢家の中からそれぞれ自家の家族と異質の行動をとる家族がでてくる辺りから、面白くなってきました。
ちょっとクセ球の芝居を観たい人にはおすすめ。
満足度★★★★
荒っぽくリアル
あまり見やすくとかよく伝わるようにとかいう配慮は感じられないのですが、伝わってくる物の生々しさはすごい。
清濁まとめてどんどん流れこんできて・・・。
作り手から溢れてくる感覚に押し流されてしまいました。
装置がすごい★
場所、セットの使い方、人の動かし方がうまいなって感じましたっ☆
最初は空間の見方というか、人物把握というか頭が追い付かず・・・・・・
でも、逆にそれが見てやろって気にさせたというか☆