満足度★★★
いまさらの投稿でごめんなさい!
観ました!かなり前ですが(><)
完成度が高いなぁお思いました。あんまりドロドロとした人間関係の話は、私個人の趣味としてあまり好きではないのですが、開幕から終焉まで無駄なく張り詰めたお芝居で、好みに関係なく、粋を呑んで観劇させていただきました。あのとき、「あぁ、これから登っていく劇団なのだろうなぁ」と思っていたら、本当に、そうなっているようですね。
あっぱれ!です。
満足度★
好きな人の言い訳しか聞きたくない
駄目な僕を許してください、っていうこと? 全体的に言い訳がましく強姦した男に都合が良い。ねぇ、衝撃的だと思わない? っていう、書き手の心理が列挙されているような気がして、とてもじゃないが好きになれない。
満足度★★★★
濃密な空気感
派谷恵美に魅かれて観た第1回公演とそのイキオイで観た第2回公演以来、観るのは3年ぶりになるが、濃密な空気感は変わらず。
しかし決して「重い」や「暗い」ではなく、心地好い緊張感が持続している、という感じ。(その感覚はウォーキングスタッフの作品に通ずるか?)
そんなピリリとした空気の中、静かなシーンが多く、マナーモードであっても携帯が鳴ったら目立つだろうな、な状態なので咳をするのもはばかられるようなのに、誰一人として余計な音をたてないという観客もナイスプレー。
また、古めの日本家屋の一室を、しっくい風の壁はもちろん、天井まで(!)キッチリ作り込んで再現した装置がドラマをよりリアルに見せており…
終盤、かつて自分をレイプした相手を同じ目に遭わせようとして途中で止めてしまう妹に「生やさしいのでは?」と思いつつ、その気持ちも理解できたのだが、その後にポツリと「絶対許さないんだから」と呟くのは予想外でコワい。
怪談で言えば「見ぃたぁなぁ~」あるいは「それはこんな顔だったかい?」に匹敵する一言、みたいな?(笑)
その次の(=最終の)場における姉の残酷さもコワい。あんなことが言えちゃうんですねぇ。(幼馴染みに対する無意識的な甘えという解釈もできないことはないんだが…)
で、そのシーンに不意に「因果応報」とか「弱肉強食」とかの四文字熟語が浮かび、そう言えばここの芝居って「四文字熟語的雰囲気」があるなぁなどとも思う。
さらに、ここでの姉の表情の変化が何とも見事。このサイズの劇場ならではだが、刻々と変わる心理が抑えようとしているのに顔に表れてしまう、的な。
「成れの果て」
※★をつけないことにしてます
「成れの果て」を、見させていただいた。
自分的にはNGな、際どい内容かと思いきや
人物の複雑な感情と欲望が、細かく細かく描かれていて
かなり完成度の高いお芝居なのではないかと 思った。
自分的に嫌な気持ちにならなかったのは、
主役の二人や 他の人物が、
平等に悪意をさらけ出したからだと思う。
役者さんたちもとっても上手で
あの「さらっ」とした演技が、リアルを引き出した。
興味深い話だった。
色々な解釈の仕方?
登場人物それぞれが裏を握り握られ、
恨みを持ち持たれ、
みんな表の顔と裏の顔があるのだと感じました。
そしてその見方・解釈の仕方というのは
人それぞれになるのかと。
なぜなら自分の中だけでも、
色々なパターンの考えが出てきます。
満足度★★★★★
露悪な空気を求めて。
前回が公演中止ということで注目を集めていた今公演。
10ヶ月前に果たせるはずだった初見を、今回ようやく実現。
空気の引き締め方が巧さに舌を巻いた。
最初の引き締めで、この芝居の出来が変わってくるのだろうが、
この上なくバシッと説得力を持った形で決めてくれた。
それ以降も、緩めと締めの具合が絶妙。
露悪的な部分も、好みのタイプだけに好印象。
関係性が非常に劇的でありながら、空気感でリアルになっていく。
実に理想的な作り方をしていると感心。
当然のことながら、俳優陣の巧さもそれに寄与している。
若干の気に掛かった部分もあったが、それを圧倒する説得力。
今のところ、今年三本に入る文句なしの秀作。
満足度★★★★
狂気を際立たせる自然体の時間
終盤、砂糖菓子のように崩れていく心に息を呑み
露出する狂気の眩しさに呼吸をわすれてしまい・・・・。
魅入られるように物語に引き込まれてしまいました。
満足度★★★★★
自分にとっては極限なくらいリアルな舞台
当日キャンセル待ちでの入場で見切れ席だったのですが、まるで不満はなく。
もっとも、最前列観劇の知人の話を聞くと、さらに良かったような雰囲気は漂ってましたが。
ちっ(笑)。
とにかく、丁寧な作りで、
男女問わず、すべての登場人物が違和感なくそこに存在している、
というのはけっこう凄いことで。
ほんとに珍しく、脚本をこうしたらいいのに、ということがまるで思い浮かばない舞台でした。
正直いえば、あまりに生々しすぎて、ちょっと苦手な系統の作品でもあるのですが、
なんだろう、視ている世界が一緒な感じで、これはかなり癖になりそうです。
つねに半歩踏み込んだ会話がいいんですよね☆
いやあ、好きな台詞やシーン、多すぎ!
満足度★★★★
意気込みというか
気合が。おとしまえをつけるというか、けりをつけるというか。
そういった色々をどうしたって意識せずにはいられない公演。
けりをつけたのかなぁ、と思いました。
わかんないけど。
ついてないのかもだけど。
見え方は人によるかも
被害者にも加害者にもなれない人間の羨望を書いたように見えたけど
登場人物のエピソードが方向性を分散させていて
真意はわかりません。。
ただ人を傷つけたことも人に傷つけられたことも
センチメンタリズムとしておいしくいただける闇って
少なからずだれしも抱えていることを
見て見ぬ振りができなくさせるいやーな作品(いい意味で)
ひたすら踏みつけられる
ずーっと首や胸やお腹を踏みつけられてるような、圧迫を感じるお芝居でした。
見終わったあとからじわりじわりと更に怖さが被さってくる。
こわかったあ(iдi)。
面白かったあ(*ToT)。
一線を越えない狂い
※お手伝いで観させていただいたので★つけてません
狂気の爆発としてみせる事が、(演劇の中では)多い
(気がする)テーマやシチュエーションなのに、
ジリジリした感じのまま、
一線を越えないように作られていたので、
興ざめることなく、最後まで見られた。良かった。
役者さんがそれぞれの役割をきちんと
理解していたからこその、完成度。
満足度★★★★★
これは!
みんな幸せになりたいと、あまりに必死で もがいているうちに
少しずつ目的や本心がずれてきて、暗闇に落ちていきながらも
それでも落ちまいと もがき続けてる、そんな印象を受けました。
elePHANTMoon、初見でしたが、ぼく的にどストライクでした!
これはすごい!津留崎さんはいい!