極めて美しいお世辞 公演情報 極めて美しいお世辞」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-20件 / 34件中
  • 満足度★★★★★

    初箱。
    無理矢理エンターテイメントにしてなくても
    クスクス笑えるところや
    共感出来るエピソードがちらほら。
    役の悩みとか、共感してしまうところもあって
    ちょっと耳がイタい感じがしてリアルだなぁ〜と(笑)

    ただのリアルなだけの会話劇、という訳でもなく
    好みではない作りでしたがとても楽しめました。


    面白い演出だな、とは思うが
    個人的にはテンション下がる前説だった。

    ネタバレBOX

    一番ラストの
    はさみを人形の頭に刺すシーン、そういう絵が欲しいから的な
    ちょっとあざとさを感じて嫌だなぁ〜と思ったら
    ゆっくり暗転していき、薄暗い中
    そのあとの剣玉が成功した時、
    あの奥さんの明るい未来が想像出来(笑)
    人を不幸にしないでよ、の部分が晴れてとても神がかっていて
    感動しました!
  • 満足度★★★★★

    絶品の会話にシビレル!!
    「大人なのにバカ」以来観続けていますが、

    ネタバレBOX

    今までとは、桁違いの会話の面白さに大満足!!
    そんな会話から紡ぎ出されるトンでもない結末にメチャメチャ期待していたのですが、オーソドックスで良く出来た結末には、物足りなさが。
    とは言え、ココ迄面白い作品には、なかなか出逢え無いので、他の作品を観に行く予定を変更して楽日にもう一度観に行きます!!
  • 満足度★★★★★

    奥行き・立体感も増して
    美容院のスタッフルームで美容院スタッフ&関係者(客も含む)が織り成すドラマ、いつもながらの(内部を知らない者からすれば)実際にそんな会話がなされているのでは?と、盗み聞き・覗き見しているような感覚にとらわれるほどのリアリティ(それぞれ話し方に特徴があるのもまたリアル)に加えて、今回は何人かの特異な(笑)あるいはデフォルメされたキャラも配して奥行きと言おうか立体感と言おうか、そういったものも増した感じ。
    また、欠点のない人間はいないと言おうか優れたところもダメなところも併せ持つキャラたち(アバウトに見える「総代表」が美容師たちの長所と短所をキチンと把握していたりとか、腕のいい美容師が客扱いは苦手で自分の価値観を押し付けるタイプだったりとか)によるドラマで、特定の「主人公」という存在がなくストーリーの中心となる人物が複数いるのも共感するところ。
    いや、それだと微妙に違うな。
    秀でた主人公が結局全部解決しちゃったりすると、スカッとするかもしれない一方でどうも置いて行かれたというか、かなわないなぁというか、ウソ臭いというか(←こうなるとヒガミだね(爆))、なところ、そうならないのがまたリアル、みたいな?

  • 満足度★★★★

    3作連続で
    素敵な作品。お勧めです。

  • 満足度★★★★

    安心して観られます
    箱庭さんは、観ててお芝居のリズムが好きですね。
    ダダダと会話の応酬があったかと思えば、次のシーンでは
    二人の静かな会話に戻り‥ 隙があるようで隙がありません。

    ストーリーはちょっと「恋人ができないが、もういい」とちょっと
    似てるかなあ。性善説と性悪説。その上での仕事という現実。
    このあたりは形を変えて同じメッセージを感じました。

    伊藤さんと小野さんの、終盤のやりとりはよかったなあ。
    観てるこっちが説教されているような説得力。観入ってしまい
    息するのも思わず忘れるほど。

    津留崎さんは最近客演で本当によくお見かけしますが、今回も。
    本当に惚れてしまいそうです。

    和知さん、どちらかというと、その端正なルックスを活かされて
    これまでの作品では添え物的な役所が多かった気がしますが
    今回はよかった。こんな役もいいじゃん!

  • 満足度★★★★

    改めて
    振り返ると。
    役者が充実しているなぁ。

  • 満足度★★★★

    本当です。
    今回も観ていてとっても苦しいお芝居でした。
    でも相変わらず苦しさが終わると、なんだか前向きになれた気がします。
    今回は苦しさが少し尾を引く感じではありますが。


    松本さん、本当に怖かったです。
    お世辞ではなく最高の褒め言葉です。

  • 満足度★★★★

    素敵な作品
    異様に張り詰めた緊張感があり、最後まで飽きることなく観ることができた。
    終盤の小野哲史と伊藤新のやりとりには魅せられた。

    剣玉・・・(笑)

  • 満足度★★★★

    実直で見応えがある
    美容業界の内側を知っているわけではないのですが
    その業界の
    「美」を作るというアーティストとしての側面と
    ビジネスとしての泥臭さの両方が
    丁寧に描かれていて
    非常に興味深く観ることができました。

    ネタバレBOX

    個々の人物描写がすごくしっかりしていて
    キャラクターの性格だけではなく
    仕事のスタンスまでが次第にあからさまになっていきます。

    それがすごく説得力をもっていて・・・。

    仕事の仕組みを作る人とその中で動く人、
    マネージメントとライン双方の思いが交差する
    終盤に常ならぬほどの説得力を感じました。
    プロダクトアウトということが
    現実にはどういうことかを肌で感じることができて
    感心してしまったり・・・。
    (会社の若手社員研修にもつかえそうなほどの説得力)

    一方で仕事の部分がきちんと見えるからこその
    人間としての質感も
    より実感をもって伝わってきます。
    ひとりよがりからやってくる
    嫉妬やあせり、いらだちを綺麗に整った笑顔とお世辞で隠す
    「いとすさまじ」な感じが
    なにげに常態化しているあたりが
    観る側を釘付けにして・・・。

    役者達がそれぞれのキャラクターを
    ガッツリと背負って・・・。
    そこから溢れる個性がすごくおもしろい。
    笑えるというより興味をさそう面白さをかもし出していて。

    古川氏脚本の切り口のするどさと、
    役者の力みのなく深い表現がうまくかみ合って
    実直で見応えのある作品に仕上がっていたと思います。

    そうそう、私が観た回は、終幕前の津留崎さんが
    見事に剣玉を成功させていらっしゃいました。
    そこから、
    さらに作品のニュアンスが広がったようにも思えて・・・。
    すごっ!っと思うと同時に、
    なにかとてもラッキーな気分になりました。

  • 満足度★★★★

    力強い会話
    ようやく見る事ができました。
    初箱庭演舞曲。

    前半はキャラ設定や状況設定を紹介するのに費やす時間が長いかなあと思いましたが、中盤あたりから会話の濃厚さに目が離せませんでした。

    130分と長いけど全く気にならずあっという間に過ぎた充実の観劇でした。

    ネタバレBOX

    中盤の失踪した店長が戻ってきてからのあたりから会話の濃厚さが際立ってました。

    それぞれ自分の信じる価値観に基づいて行動するヘアカットの職人たち。

    キャラが立っていて見やすいし、情熱を持って語るから感情移入してしまうし、台本もそれを具現化している役者さんたちも素晴らしかったです。
    正直なところ台本はもう少しスマートにする事はできたと思うけど。

    傾いている店の経営を立て直すため、店長は自分で調査したデータから「クーポン配り」と「スパ導入」に取組みます。
    代表はあくまで技術とセンスにこだわり、安売りが店のブランドを落とすと反発します。

    代表は技術もないのに会話と甘いマスクだけで客の氏名を取る若手から客を全て奪ってレベルの高いカットを行うけど、客は若い男性との会話を楽しみにしていたため微妙な表情を見せる事に落胆して「美しくない」と言います。

    とても自然な会話が進む中で「美しくない」とつぶやくのがすごく不自然なのだけど、価値観の違いや技術だけが全てではないというこの作品のテーマを一言で表している、うまい言葉だと思いました。

    最後の総代表と代表の、経営か技術かでの熱いやりとりは素晴らしかったです。
    ラスト、総代表の奥さんがそれまで失敗していたけん玉を最後の最後、照明が落ちる間際に成功!
    あれこそ「美しい」一瞬だったと思います。
  • 満足度★★★★

    見応えあった2時間 良作!
    というのが全体の感想。
    もう少し起伏に富んでいたら、もっと面白さが増したと思うが、この物語はそういう面を期待してはいけないのかも。
    出演陣は、みな素晴らしかった。
    (書き込みが遅くなって済みません)

  • 満足度★★★★

    津留崎さん
    を見られる幸せ

  • 満足度★★★★

    演劇にとって美とは何かを考えさせられた。

     ストーリーは現実に美容師の現場で起こっているような出来事を、若干デフォルメしながらもストレートに表現している。感情移入しやすく、また演劇の現場でも常にある葛藤だと思った。

     会話が面白く、また人間と人間の気持ちのぶつかり合いが見事に表現され、常に独特の緊張感があるドラマだ。途中でだれることなく、最後まで集中して楽しめた。

    ネタバレBOX

     ちょっと変わった演出家の前説から一瞬の暗転で舞台が始まるところがかっこよかった。その後も各シーンの最後の音楽の入り方がセンスよく、シーンのつながり方が生き生きとしていた。

     美容院を舞台に、美を徹底的に追究する人間と、要領で生きていく人間とを対比し、美意識だけでは生きていけない現実を赤裸々に描いている。

     美容室の新米店員蓮見哉子を演じた清水穂奈美の個性的な明るさが面白かった。オーナーの奥さんでありながら、ちょっと卓越した存在の徳江美尋を演じた津留崎夏子も魅力的だった。一見悟りを開いたような雰囲気を醸しながら、ラストシーンでマネキンの頭に剣玉を刺すところは衝撃的だった。

     ただ、この美尋、長時間、剣玉を使って遊んでいるが一度も成功しない。演出的には、ラストシーンだけは見事に入って終わりにしたかったと思ったが。(笑)
  • 満足度★★★★

    なかなかリアル
    ある美容室のスタッフルームでのやり取りを題材にした舞台になってました。
    この世界(美容師)のことはわかりませんが、セリフがリアルに感じてしまう。
    脚本がいいのもあるのですが、それをキチンとモノにしてセリフとして喋っている役者陣も素晴らしいです。
    また、各役者陣のセリフのやり取りのタイミングもなかなか抜群で、世界観を崩してないです。
    終わりまで舞台の世界に世界観に引き込まれました。凄く面白かったです。

    後、毎度おなじみのタイトルギミックですが、今回は流石に気付いたな。
    (まあ、それを探すオイラもオイラですがww)

  • 満足度★★★

    完成度!
    高いです。キチンとこの劇団の持つ一定のカタチに作りこまれている感じでとても好感でした。
    セリフもしっかりと考えられているんだなぁと。
    空間をとても素敵に使っておられました。

    観終わった後、なんだかちょっと物足りない感じ。
    テレビを観たような、というか。

  • 満足度★★★

    本当に!そうなんです。
    プロローグから物語に引き込まれました。リアルなセリフ、ストーリー、俳優、舞台スタッフ等、素晴らしいですね。美容室を見かける度に思い出しそう。

    ネタバレBOX

    松本寛子さん、かなり印象に残りました。
    津留崎夏子さんのけん玉がラストに上手く出来るんじゃないかと想いながら観ていたら、ウィッグに刺したのは衝撃だった。しかも無表情だけに怖い。
    「成れの果て」の時もそうだけどラストシーンが際立つ女優さんですね。
  • 満足度★★★

    大枠は楽しめる
    が、細部の脚本の詰めが甘い感じを受けた。
    役者も魅力的だが、自分の物になっていない台詞が聞こえてきて残念。

  • 満足度★★★

    お腹いっぱい
    見たよ。

    ネタバレBOX

    美しいとはなんぞや?を人間模様、人間力、それぞれの価値観をぶつけ合ってストーリーがどストレートに展開する会話劇。

    なんですが…おなかいっぱいになります。

    セリフ回しの「技」あと道具の天丼で、いいたいこと。考えさせたいことが一つだけなんだけど盛り沢山なんだろうと…

    音楽をガンガンにかけてノルとこが好き。

    「なんとなく」「中身」「幸せ」のワードの投げかけが好き。

    自分の常識、他人の非常識てな。
  • 満足度★★★

    結局は自慰
    それぞれキャラクターが立ってました。美しいなんてのは結局は・・・。

  • 満足度★★

    クオリティ高いとは思うけど・・・
    ホンも役者も8割止まり感が。かなり良くできてるし、みんな頑張っているのはわかるんだけど。あと、こういう芝居がはやっているのも知ってるんだけど。

    役者はその先があるよね。ホンに書かれていることは確かに表現してたんだけどさ。ただ、価値観がちょっと前っぽくないか。5年ぐらい前。経済がぐだぐだになる前。マーケティングでなんとかなってた時代。もう、おやじの説教なんか通用しねえべ。

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