満足度★★★
トレンディドラマってこんなだっけ?
CMの度にじらされて予告編を見ては身もだえた、トレンディドラマ世代なので、期待して行きました。
が、感想は、トレンディドラマって、こんなだっけ?
というわけで、思わずwikiりました。そこには私の思っていたトレンディドラマが。そう、トレンディドラマは、おしゃれで縁がない恋愛にすっごくどきどきしてでもなぜか身近に思えて、軽すぎる彼らになぜかどっぷり深く感情移入して、やたら盛り上がる主題歌が流れるものなのよ! この作品にはそういう熱さがないじゃないの!
で、よくよく今作品の説明を見てみると……あ、「トレンディードラマ」だ。「ー」がある。「ー」が。
つまるところ、この「ー」の部分が、新境地を目指しているのだろう。
満足度★★★★
スタイリッシュ
ここを観るのは3度目だが、リアリティがあり自然で、細部まで血が通った会話が今回も心地好い。特に「その日」の前夜、このみが亘にかける言葉と志保とえみりの会話などが秀逸。
それに加えて今回は亘の実直さ(ちょっと違うか?)と米倉の偏執ぶり(笑)の表現が印象的。ともにここには初参加であった玉置玲央(亘役)、堀越涼(米倉役)のお二方、さすがです。(その起用も含む)
また、白を基調に黒いライン(帯?)が入っている幾何学的でシンプルな中に3種類のテーブル(と一部の椅子)が配された装置やオープニングタイトルの出し方もスタイリッシュ。
さらに、全体に良い方向に向かっているが最終的にどう着地させるのかと思っていたら、それまで時々出ていたクロスワードパズルのネタを絡ませて締める(と言ってイイのか?)オチも見事で、画竜点睛を打つ感じ。
終演後には本編のテーマである「草食系男子」に関するアフタートークがあり、トークゲストが玉置、堀越ご両人であったことから質疑応答で「上野演出に何か特別なことは?」という質問に対して柿喰う客の中屋敷代表との比較論になり、その回答に大いに納得。(笑)
満足度★★★★★
つづきが気になる!
まさかの最後のどんでん返しにわくわくしてしまいました!
起承転結のも一個前に飛ばされた様!こんなにこんがらがっちゃうなんてw
クロスワードのスパイス、恐るべし・・・!
満足度★★★★★
感動しました!
公演内容さながら、アフタートークにもひかれてかなりの回数を観てきました♪観る度に感じ方が違って、何度観ても楽しむことができました。今年は本公演が1回のみということですが、次回も楽しみにしてます♪
満足度★★★★
とってもトレンディー
見事にトレンディードラマでした。
あま~い感じではなく、心の隙間に焦点をあてたもやもやする感じ。
あまりにもテレビでやってそうな、ありがちな話で、見ごたえがあった!
とか、★6つけちゃう!なんていえるほど感動はできなさそうだけど、
それでもとってもよいお芝居でした。
予約がいっぱいで見損ねたかと思っていたけど、追加公演に救われました。
こういう人気の演目は一週間後に再演するとか、見損なった人や、口コミで興味がわいた人も見ることが出来るようなことをやって欲しいと思う。
短期上演であることが、小劇場の魅力のひとつであることは否定できないが、同時に発展しづらい理由にもなっていると思うからだ。
あたりかどうかわからないのに、人をつれていく勇気はもてない。
細野今日子さん。前々回の真剣恋愛でとてもいい芝居されていたので
よく覚えていました。出演作を見たいと思って探していたんですが、
この劇団に入ってたんですね。
相変わらず、いい雰囲気だったと思います。
満足度★★★
個人的に恋心が不足…
同年代の出演者だけで、家族のつながりを
無理なく描き出していた構成力は素晴らしい。
ただ恋を見たかったので、個人的に物足らなかった。
後、転換なしで、4場を構成する舞台美術が
あまり効果的に機能していなかったのが残念。
ありがと
あっという間の2時間。
働くOLにやさしさを与える芝居なんて見たことなかった。ありがとよ。
終わり方がこれまた清々しい。
肩の力をこそぎ落としたキャラメルボックスかも。
作品も、劇団も、
大ぶりしなくてもちゃんと見ててくれるから自分の勝負をするのだ。
がんばってください。
満足度★★★★★
面白かった♪
初めて競泳水着の舞台を観ました。
すごくテンポがよくて、ストーリーも凝ってて面白かったです。
クロスワードがあそこまでひっぱられるとは!
あの狭いステージを上手く使った展開もよかったし、出演者の方たちの個性があふれていてよかったです。
また次回作も見に行きたいなぁ♪
満足度★★★★
さらっとしながら奥深く
軽い気持ちでほんとにドラマや映画を楽しむようにお菓子ぼりぼりしながら観て、予想外にじんわり来ちゃってお菓子を取る手も止まり、ティッシュ片手に鼻水拭いてた、ような感覚。登場人物は意外に多くバラエティーに富んでいるけれども全く混乱することなくわかりやすく、けどその感情は観客の想像力に委ねながら。ぐるぐる移動しながら最後には円がつながって終わる爽快感。そして未来につながるわくわく感も。
不思議なのはなんとなく観た人の感想が似通っていること。うまく誘導されちゃってるのかな、と。余韻を楽しむというよりは、巨大迷路をぐるぐる迷って最終的には同じ出口にたどりつけたっていう安心感が強い。それがこの劇団のカラーってことになるんでしょうか。
満足度★★★★
玉置さんがいい!
競泳さんは、前回「プリンで乾杯」が初観。
その、超あまあまな感じも嫌いではなかったのですが
『「楽しい時間を過ごした」けどそこ止まり』って感じでした。
今回はテレビドラマ的な展開はそのまま、次元も形も違う
「愛情」が見事に交差して、奥行きが増した感じがします。
玉置さん、これまでは型破りな動きや台詞が前面に出てて
技工以外の力量をよく見定められていなかったのですが
本作のナチュラルな演技は本当に良かった。
今回の作品を見て、役者としての幅の広さを感じました。
満足度★★★★★
今日は雨でしたけど
まるで映像を見ているような舞台。場面転換も見ている私には違和感も無く
すっと引き込まれました。上野さん凄いですね。
大川さんがどう絡むのかなと気になって観ていましたが、クロスワードパズルか、ある意味主役ですね。
満足度★★★★★
(≧∇≦)♪
良かったです。前作2作が切ない恋愛のトレンディードラマだとすると、今回は家族愛、姉弟愛などの要素も加わり、幅も奥行きも深まった感じがしました。観る前は、前2公演の小屋に比べてステージの狭さが若干気になっていましたが、そんな制約も感じさせない見事な場面の切り替え、演出でした。役者陣の力量もいわずもがなです。
満足度★★★
ほんの少し必要なものが、彼らにとってこの先どう進んでくのか
劇団化について嬉しいのは分かるのですが、すごく押すので、正直やや引き気味での観劇でした。「真剣恋愛」から連続で三回観てるのですが今回が一番良かった。キャッチコピーとはうらはらに、良い意味での抜き加減があったと感じられます。今作品以降からが本当の出発になるのではないかと。そのアプローチに今後も期待します。チャップリンも言ってたしね。星ならば3・5~8ぐらいです。
良いところは継承
トレンディシリーズの良いところは継承され、
更にビターさも加わった物語は、好感。
役者陣は、客演陣の良さが目立つ。
女優陣の魅力は、正直下がった。
満足度★★★★★
思いがしみとおる。
競泳水着を初めて観たのは、前作の「プリンで乾杯」だった。そのときにも、構成の緻密さや展開の巧みさ、登場人物へのあたたかい目線などにたいへん好感を持った記憶がある。
しかし、この「NOT BAD HOLIDAY」は、それ以上に好きな作品となった。
若者たちの恋や夢、仕事や挫折、そういうものを描きながら、中心にひとつの家族を置いたことで、彼らのこれまで過ごしてきた時間や出会ってきた人々までも感じさせるような、そういう奥行きが感じられる気がした。
時間や場所を巧みに行き来して積み上げられていく場面が、しだいに気持ちよくひとつの流れになる。
トレンディドラマというより、生きた人間のささやかな悩みや思いがけないトラブル、誰かを思う気持ちなどが、水がしみこむように自然に心に入り込んでくる、そういう芝居だった。