NOT BAD HOLIDAY 公演情報 劇団競泳水着「NOT BAD HOLIDAY」の観てきた!クチコミとコメント

  • 観るたびに異なる色がやってくる
    初日に続いて2度目の観劇。

    物語が持つ色に再び染められて浸ってしまいました。
    本当に深い奥行きを持った作品だと思います。

    ネタバレBOX

    多分、将来語り草になるような作品だと思います。

    登場人物ひとりずつから伝わってくるものがあって、しかも、そのクオリティが本当に高い。

    舞台からやってくる色が次のシーンにつながり物語をより深くしていく、しかも洒脱な構成が、よしんばビターな部分を持ったエピソードであっても観客を逃がさないのです。

    日曜日は役者の方がさらにスムーズに演技をされていました。

    物語の枠をしっかり支える川村さんや大川さんなど、十分よかったと思った初日よりさらに実存感と深さをもったお芝居で瞠目。

    中でも梅舟さんの充実には目を奪われました。この人が醸し出す安定感というか包容力、さらに一段と舞台全体の厚みを広げていたような・・・。

    そうそう、百花さんと堀越さんのシーンでまた泣かされてしまいました。

    台本的には再演にも十分耐え得るとはおもうのですが、細野さんや佐伯さんを見ていて役者の方が変わると、きっと別の世界へと広がるのだろうなとか思ったり・・・。そう考えると、この初演を見た記憶がなにか愛しく思えてしまったり・・・。

    この世界からいろんなバリエーションでの発展も期待できそう。3姉弟のその後や八百屋さんやうどんやさんのバイトのその後。あるいは野球選手のその後、さらには病院の二人の医者と看護婦さんを訪れる人々の人間模様とか・・・。



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    2009/05/25 17:33

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