OM-2×柴田恵美×bug-depayse『椅子に座る』 公演情報 OM-2×柴田恵美×bug-depayse『椅子に座る』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-12件 / 12件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    斬新というか、毎回、想像の枠から外れる演出、刺激的でした!
    宮沢賢治像も含めて、興味深く楽しめました

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    全体的に演出が素晴らしい。
    身体を使ってのパフォーマンスに、スーパーボールの衝撃。
    特にダンスは圧巻!
    また、見たくなります。
    次回も期待しています!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    素晴らしい!
    見事だ。物語はなかった。
    宮沢賢治が同性愛であり、その為の苦悩だけにスポットを当てた表現をしていた。
    誰かが言っていたが、やはりこんな団体が日本にあるってこと自体が、本当に素晴らしいし、奇跡のように思う‼️

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    前々回から3回目です。毎回同じ感想ですが、新しい演劇というか、見せ方としては感心で、面白かったと思います。前回の同じ会場の方が個人的には好きでした。ダンスは圧巻でとても良いので、前回のようにそこを中心で見せていただけた方がよかったです。次回は、ダンスたくさん観たいですね

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    インパクトは大きかったです。ダンスは見事でした。観客参加は不要と思いました。

  • 実演鑑賞

    真壁茂夫のダンス(と言うか、身体パフォーマンス)の基本的な稽古と、それを宮沢賢治の世界に援用したパフォーマンスを観客参加を入れながらつないだ1時間45分ほどの舞台。宮沢賢治の世界は散々上演されているが、今回は宮沢賢治はゲイでその抑圧からさまざまの作品を生んだという解釈のもとに作られた由。しかし、佐々木敦による演技はあまりそこは表現されていないし、野沢健を出演させている意味もよく解らなかった。セリフがあるのに、それをスライド字幕で追うのも舞台を拡散するようで意図が分からない。観客参加も肯けなかった。ひところに比べて、演劇界のダンスへの関心はずいぶん薄れているが、椅子に座るにも身体表現だというのは当然の基本的な主張である。

    ネタバレBOX

    なんだか、真壁塾の発表会みたいだった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    いきなりの観客参加。面食らっちゃいました。最近提唱され始めた宮沢賢治の同姓愛者説は自分にとって納得できるもの。現代版アングラな賢治の世界、大いに楽しめました。

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    タイトル「椅子に座る」であるが、冒頭、観客を立たせての観客参加型はどうなのかなぁ。
    さて、OM-2×柴田恵美×bug-depayseのコラボ公演であるが、共通して描いているのは「人」であり、もっと言えば「生きる」である。「異端」=「自分の存在」を切り口に「椅子」という物を使用して表現しようとしているが、一部字幕があることによって、視覚をそちらに奪われた感じだ。
    (上演時間1時間40分 途中休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台セットは競演によって異なる。

    100㎏を超えるパフォーマンス/佐々木敦さんの宮沢賢治の心象風景。幾つかの小道具ー椅子、旅行鞄、傘がある。教材として「公演にあたって」という20ページもの冊子を配付し、観客にその一部を朗読させる、という実践講座付きである。教材に宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」や構成演出の真壁茂夫氏が書いたもを含め、再構成したと書かれている。またNHK番組「宮沢賢治銀河への旅~慟哭の愛と祈り~」というドキュメンタリーで彼への印象が違ったと、そして彼の生き方にOM-2の在り方と共通する部分があるような気がして、とある。ドキュメンタリー番組を見ておらず、真偽は分からない。あくまで表層的に観た公演から…。

    さて、宮沢賢治が同性愛者という内容であるが、真偽は分からない。佐々木敦さんのパフォーマンスからはその片鱗さえ窺えない。身悶える様な狂おしさ、逆に大地を力強く踏みしめる足音、無声の身体表現の中に宮沢賢治の人生・世界観という内面を表出しようとする。始めは椅子に座り、だんだんと立ち上がってのパフォーマンス。側面の壁には人影が妖しく蠢く。後方 上部に字幕を映し場景説明。味気ない演出にも思えるが、一方スーパーボールや紙吹雪を降らせる情景描写というアンバランスが気になる。音楽は、共振・共鳴など響くもので心を揺さぶる。

    吠える孤独、狂気…異形をもって概念を破壊する障碍者の俳優/野澤健さん。後方 横一列に置かれた椅子に出演者が座り、中央に旅行鞄。野澤さんは宮沢賢治の同性愛者と言われた保阪嘉内を連想させ、虐められているような。しかし同性愛という「異形」に止まらず、弱き者たちといったー当時も今も変わらない市民(宮沢賢治の時代であれば農民か)に思える。野澤さんの椅子は、その足代わりにもなる車いす。そこから降り(離れ)た姿、赤く塗られ(染まっ)た顔が痛ましく慟哭しているよう。「銀河鉄道の夜」のカムパネルラでもある。音楽は郷愁を思わせるもので余韻付け。

    柴田恵美さん率いる舞踏集団。ダンスという観(魅)せる演出の中に、「生命」を表したパフォーマンス。横一列に9椅子を配し、ダンサーが椅子に座り、転び落ち、床を転げる。その繰り返しをしつつ少しずつ変形していく。横並びは人間というか命の平等性を感じる。同時に一人ひとりのダンス・タイミングは異なり個性を強調。プリエの表現ーー後ろを向いたまま椅子に手を付き、床をストンプする力強い足音は、(コロナ禍)生きていく を表現しているようだ。また後・横(転がる)・前を向いた姿は、過去・現在(苦悩等)・未来を観る。和太鼓の音楽もマッチしており印象的だ。

    宮沢賢治の小学生時代の成績は相当優秀だったらしい。本公演も当日パンフ(冊子)に成績表があり公演採点するようだが…。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     宮澤賢治の作品の幾つか「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」「永訣の朝」≪雨ニモマケズ≫「春と修羅」書簡、真壁氏自身の文章等を分解・再構成して書かれた構成文をダンス・パフォーマンスが上演される際に上部に映写して見せるという形で上演された。(追記後送)

    ネタバレBOX

     このような形を採ったのは賢治の作品群の殆どが発表を前提として書かれたものではないと真壁氏が判断した為である。発表を前提にしていなかったと解釈・判断した点に今作の原点があり、その結論は衝撃的でさえある。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    当日パンフが小冊子の教材となっており、OM―2(旧名・黄色舞伎團2〈おうしょくまいぎだんツー〉)、真壁茂夫氏による宮沢賢治論が展開される。NHKのドキュメンタリー『宮沢賢治 銀河への旅 ~慟哭の愛と祈り~』で提示された宮沢賢治同性愛者説。盛岡高等農林学校(現・岩手大学農学部)で1学年下の保阪嘉内(かない)と出逢い、叶わぬ恋に終生身を焦がした、とする。今作はこの観点から宮沢賢治(佐々木敦氏)と保阪嘉内(野澤健氏)の内宇宙を、『銀河鉄道の夜』や『風の又三郎』をまぶしながら舞踏朗読映像演劇で表現。無限の想像力とアイディアが駆使され、気の狂わんばかりの湧き上がる激情がステージ上から客席へとどくどく溢れ落ちていく。宮沢賢治論として一見の価値有り。

    物凄く健康的な前衛アングラ、柴田恵美さん率いるコンテンポラリー・ダンスは若き女性達による正統派暗黒舞踏。何度も倒れ起き上がる動作を繰り返し、肘や膝を痛めないのか心配になる程。クンダリーニ・ヨーガの修行や五体投地を彷彿とさせる。オープニングの鉄道列車の走行音にストンプを合わせていくダンスに高揚。オノマトペをヒューマンビートボックス風に組み合わせた曲も面白い。一切、宮沢賢治と関係ないのだが一番印象に残った。一度、曲なし舞踏オンリーで観てみたい。
    なかなか得難い体験が出来るので是非観に行って頂きたい。

    ネタバレBOX

    佐々木敦氏は全身を使って生命から宮沢賢治の詩を絞り出していく。(表情が永田裕志に似ているような)。舞台上部に字幕が投影され、頭上からは無数の小さなスーパーボールや紙吹雪が降り注ぐ。床に置いたトランクからは侏儒の野澤健氏がひょっこり顔を出す。寺山修司や唐十郎の世界。

    自分は宮沢賢治が同性愛者だとは思わないが、そう仮定して解釈すると非常に面白くなることは事実。

    寺山修司の『観客席』は観客と役者の垣根を何とか破壊しようとする試みだった。安全な位置から虚構(見世物)を眺めていた筈の者達に自分と云う役を演じているのだと自覚させる為に。今作のラストは場内が明るくなる中、演者達は灯りの消されたステージ上で椅子に座り、帰っていく観客達を観賞しているもの。伝説のハリウッドのギミック映画王、ウィリアム・キャッスルのようにあの手この手で垣根を崩壊させて欲しい。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    宮沢賢治の遺した言葉を軸に彼の人生をパフォ-マンスで辿る休憩無し約1時間45分、宮沢が同性愛に悩んでいたことを初めて知りました。ダンスパートと演劇?パートが明確に分かれていた印象、あとスーパーボールが鮮烈!

    ネタバレBOX

    序盤で朗読のお手伝いを拝命し、声が震えてしまいました(笑)。

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