公演情報
「鈍色(ニビイロ)のヘルメット -20歳の闘争-」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
激動の時代の中で生きた若者たち、そして いつの時代にも出会う恋愛。全体としては「全共闘運動」、しかしその意匠を借りた恋愛劇のようでもあった。物語は東大全共闘の誕生、安田講堂での(機動隊との)攻防戦で最高潮というダイナミックな展開。熱く激した時代があったことを、一少女の軌跡を通して描いており、時代と人間がしっかり立ち上がってきた力作。
物語は、恋愛を「エーデルワイス」、闘争を「インターナショナル」、そして地続きの現在、そして未来へ向けての「友よ」という曲が端的に表している。
(上演時間1時間50分)2021.12.20追記
実演鑑賞
満足度★★★★
熱い、見応えのある良い舞台でした。全共闘と言えば、自分にとっては山本義隆先生。40年近く前の予備校生の頃、先生の物理の授業を受けていたのだ。独特のオーラのある方で、後に東大全共闘議長と知って驚いた。山本先生をモデルにした澤田カツトシとはかなりキャラが違うような・・・。
実演鑑賞
満足度★★★
主演の富川陽花(はるか)さんが顔は岡田奈々(AKBじゃない方)、空手は大会優勝経験もある腕前。大谷翔平といい最近の天は気前よく二物も三物も与えまくっているようだ。「ゲバルト・ローザ」こと柏崎千枝子がモデル。
高校時代、『サウンド・オブ・ミュージック』を観た帰りにデモ隊と機動隊の衝突に巻き込まれ、投石で怪我。彼女を介抱してくれた東大生(小坂広夢氏)に恋をする。彼は後に東大全共闘の議長を務める存在に。モデルはカリスマ山本義隆。
フリーのカメラマン役の松本みなみさんが時代背景の語り手となり、東大全共闘に参加した少女から見た安田講堂陥落までを綴る。議長の演説の説得力。「戦争に勝った国は学問に秀でた国である。国の根幹とも言える学問の発展を阻害するものと闘う事は学生達にとって自明の理である」。
日大全共闘との抗争や共闘、田中美津をモデルにしたような女性解放運動家の登場。革命歌『インターナショナル』が轟くが政治思想は希薄で、一つの「青春グラフィティ」として仕上げてある。片桐健人氏と久原大知氏がコメディリリーフとして機能。小守航平氏のルックスがまさに当時の学生運動家顔で、山本直樹の描くキャラのような目付きに好感。
東大の少女が正義の為にせっせと機動隊に投げる火炎瓶を作る現実。これが本当に日本の風景だった。その頃の空気感を味わいたかったら、是非観劇を。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2021/12/17 (金) 14:00
安田講堂ものの中でも、一番カワイイ部類の作品でした。といっても、あの頃の熱、過激さが失われていたわけではありません。フェミニズム視点から見たというのが新機軸です。最後の、全共闘の敗色が濃くなり、めちゃくちゃになった部屋に主人公がたたずむシーンは、昔の映画で薬師丸ひろ子が機関銃をぶっぱなした後の「カ・イ・カ・ン」と重なって見えました。冬休みに、自宅からは行きにくい会場まではるばる足を運んだ甲斐がありました。ブラボー。
実演鑑賞
満足度★★★★★
学生運動が激しかった時代を描いた観応えのある舞台でした。
学生たちの思いや、その当時の様子がよく描かれていて、今の時代には考えられないという感じ・・とても興味深かったです。
役者さん達は、それぞれのキャラクターを好演していて素晴らしかったです。
主人公を演じた富川陽花さん、すごく可愛らしかったです(可愛いだけではなく演技も良いです)
良い舞台を観る事が出来て満足でした!
実演鑑賞
満足度★★★★★
本日、初日。新型コロナウイルス感染症の世界的流行で、有観客での芝居やイベントがずっとできていなかったココ東京で、気合いをいれて観てまいりました。
実は仕事上お付き合いのある方々が学生運動最高潮のまっ最中に東大生だった方で、よく、あの頃はああだった、こうだった、というお話になるのだけれど、皆一様に東大安田講堂事件の当日の話はしたがらない。
今日、臨場感あふれる舞台を観て、皆が口を開きたがらない理由がわかった気がしました。
およそ100分の公演のなかで一本ど真ん中に通っている柱は主人公の初恋なのだけれど、学生運動だとか全共闘だとかいろんなことがあって、今や、それらはとても攻撃的な団体が起こした大事件と思われがちのことなのだけれど、あの頃も今も、20歳の青春や熱い思い、正義感、若い人たちにしかできないことというのは確かにあって、皆が自分の信念に忠実に行動していたということ。誰かや何かに、また、熱に浮かされていた、ということだけじゃ説明つかなくて、自分の頭と心と体でしっかりと考えて、自分の意思で行動したということは真実なんだと思った。
毎回舞台を見ると学びがあって、新しい自分になるプラスαがある。今回も学びがあった。
チャラっとした気楽に観られるストーリーではなくて、心にしっかり、ずっしりと来る内容でした。
初日に拝見出来て良かったです。ありがとうございました。