スペキュレイティブ・フィクション! 公演情報 スペキュレイティブ・フィクション!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-15件 / 15件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    (ネタバレboxへ)

    ネタバレBOX

    劇中とラストの2回出てくる「今までのことがこれからを決めるのではなく、これからが今までのこと(の価値)を決める(大意)」という台詞がポジティブと言うか前向きと言うか先への希望を持たせて何ともステキ♪
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    コロナ下で順延があったり大変だったようですね。
    久しぶりに、ナイスストーカーへ観に来たんですが、作風そのものが何だか成熟してきてた気がしました。
    そして、女子力が高いっ!
    単純に、若き日のコンプレックスを云々というだけに留まらず、いい感じに仕上がってたと思いました。
    来年へ飛躍してもらいたいですね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    マニアックな設定はさておいて、とても丁寧な作りの学園ラブコメですね。グッときました。用語解説は大変勉強になりました。どんな分野でも新規ファンの参入障壁はウザい古参ファンだと納得。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです!うーん、理屈ではわかる気はするのだけど、それで大丈夫なの??と思ったりもして(笑)。舞台下手のスクリーンには親切な解説が投影されるのですが、読んでいる暇はない。いや、読まなくても良かったのかなあ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    予想外の青春学園ものだったが、オカルトなどの要素が入りかなりひねっていた
    途中投影される様々なオタク的用語の解説が面白かった

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    2021年冬…高校部活(SF研)を通して心の成長を描いた青春騒動記(喜)劇。恋愛の噓と本当、その虚実の駆け引きに怪異を絡め、SFの雰囲気らしく纏めた佳作。
    「本当にあんたは、面白いね」は、ヒロインが主人公に向かって言った言葉。この公演も台詞同様に面白かった!
    (上演時間2時間5分 途中休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台美術は、斜めに設えた板上にドアや窓を思わせる枠組みを吊るしたシンプルな造作(SF研 部室の設定)。上演前や薄暗い照明時には、枠にある電飾(点灯)が美しくもあり、少し妖しげ。下手奥にスクリーンがあり、劇中でSFに係る専門用語が発せられると、スクリーンに解説が映し出される。その解説文も難しいが、何となく言いたいことは解る。

    物語は、SF研に所属している高校1年生の善雄善雄さんが先輩(2年生)の太田ナツキさんに恋心を抱き、何とか付き合ってもらおうと奮闘するが…。部活がSF研ということから専門用語が多く飛び出すが、(恋愛)心理や行為に絡めた用い方で、説明にあった「『科学』では定義することができない『不可怪』を再定義する思弁、熱弁、詭弁の数々。」は、告白時に用いた手法や行動そのもの。心は科学で説明しきれず、青春期の熱に浮かされた恋愛物語、それを怪異という視覚に捉えられない事で表現しようとしている。

    主人公の善雄善雄さんの テライ と ケレン に満ちた表現の可笑しさ、ヒロインである太田ナツキさんの嘘か本当か曖昧で、思わせぶりな姿に翻弄される。2人の心情を中心に同級生や先輩、さらにはSF研顧問や保健室の教師を登場させ過去・現在・未来という時の流れを形成する。あくまでSF領域を逸脱させない巧みさ。登場人物一人ひとりを丁寧に描き、それぞれが抱えた どうしようもない 思いを救い上げる。しかし深刻に描くのではなく、あくまで軽妙さは失わない。

    「これからが、今までを決める。」という決め台詞。善雄善雄さんが書いていた日記が未来ではベストセラー、記載内容が現実になるのであれば、噓の記載は正さなければならない。漫画の「未来日記」(サバイバルは別にして)のイメージを持たせる場面ーそれが居る筈のない妹・藤本海咲さんの不思議な存在と行動。青春期にある傷つきや悲しみ、もしくは喜びといった物語は容易に作れるかもしれないが、そこには既視感が付きまとう。それを出発点(前提)にし、すでに描き尽くされた物語にせず、その先の(現在のSFが将来、科学的に解明するような)新たな作品作りを目指しているようだ。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2021/12/03 (金) 19:00

    130分。休憩なし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    『本当のSF』なる公演が具体的にはどんな内容となるのか、未知数だらけの観劇でしたが蓋を開ければ予想外にも「学園ラブコメ」!?
    これで一気に敷居が低くなるも、当然普通のラブコメであるはずもなくSF研の部員が織りなすSFこじらせ系とでも言えばいいのか。
    マメSF論が随所に織り込められて、こんな切り口のラブコメは今まで観たこと無い!
    二人を取り巻く登場人物達もパンチが効いて、各々の立ち位置と台詞回しの妙味で着実に笑いをさらっていくのだからもうたまりません。

    このまま難儀な恋のスクランブルを見守って、と思いきや何やらオカルトチックな雲行き・・・ちゃっかりSF作品にも仕上がっていたのには驚きました。
    ラブコメ&SFのゴールデンコンビ。
    SFマニアともなれば、改めてひとつひとつのプロットを検証したくなりそうですが、かなり綿密に練り上げられた構造になっていた事はマニアではない私にもしっかり感じ取れたのでした、お見事!

  • 映像鑑賞

    満足度★★★★

    今回二度目と思っていた劇団だが、こりっちで過去作を見ると近作2つを観ていた。一作目を思い出させる二作目でなかった(作風が違った)故だと思うが、三度目の今回も同様ながら、辛うじて見えた「らしさ」とは、タイムリープやメタシアターを多用した基本荒唐無稽で変キャラ、ジョーク混じりの台詞、アップテンポな作劇の部類であるが、骨格はしっかりした印象、かつ哲学的問いを掘り下げている点である。
    最初のはロリコンという性癖を通じて愛の成立について、二つ目はよくは覚えていないが利他主義の成立について、劇を通して思考していた印象。今回はテーマをSFに据え、高校の部活であるSF研究会のSF通の台詞を、非・SF通向けに親切な字幕の注釈を入れながら、これらオカルトや科学的真理といった概念と近接する「知」が、高校の青春ドラマの帰趨に絶妙に絡ませていた。
    穿った台詞も一つ二つでなく、荒唐無稽のままで終わらない舞台。

    ネタバレBOX

    観客がそれを通して見る目である主人公の高校男子が、劇の冒頭恋した相手(部活の先輩女子)は「謎」を抱えている。この謎は最終段階で解かれ、この時主人公が苦悶の中から捻り出した答えを相手に捧げるのだが、隣人についてのテーマがそこには流れている。主人公及び我々はその問いを絶えず問われていた事に、最後に気づく。作者の根っこにあるテーマなのかも知れぬ。
    何にせよ楽しく観た。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    “スペキュレイティブ・フィクション”なぞという、聞いたこともない言葉がタイトル。SF・理系・そして小難しい言葉が苦手な私は、ついていけるのか?不安であった。SF好きの旦那様のお勧めを読んで頭が絡まってしまうくらい、その手は苦手だったのだが、演技馬鹿は“舞台なら”と思い切って拝見!眠くなることもなく、楽しませて頂いた。うーーんこれならアニメ感覚で面白い(失礼!)個性豊か過ぎる最低限のキャラクターで、無駄なくまとまったストーリー、ひとつひとつの説明が理にかなって聞こえてくる(?)。SFでありながら、青春のほろ苦さや暑苦しさ、十分滲み出ておりました!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    観はじめは「青春ラブストーリー」のようで、ちょっと思ってたのと違う、と感じましたが、すすむにつれて数十年前にもやもやしていた心の中を見るようで引き込まれました。
    小池志織ちゃんの心からの叫び、泣けました。
    性欲オバケの男っぷりに惚れました。
    女子高生の娘にぜひ見せたい作品でした。
    青春時代に人間関係に悩む子たちがみればなにか響くんじゃないかなぁ・・・。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    長いと、寝ます。それが2時間ともなると5割越えの確率で寝ます。
    従って、ずっと起きて観ていたというのは、少なくとも私にとって
    確実に面白かったことを意味しているのです。

    一言でまとめてしまうと、ライトノベルの良い部分を抽出した作品と
    いう印象を受けました。ラノべはムリ!な人でなければ、楽しめるかと
    思います。

    それぞれ俳優のキャラクターが生きています。
    旧来のリアリズムという観点では肯定しがたいものかもしれませんが、
    そんなのいいじゃん、キャラ立ってるし、面白いし。
    特に、妹のぶっ飛んだ芝居が好きです。あ。でもそれは、私がロリで
    あることを意味するものではありません。

     SFに魂を売ってしまった方へ、アドバイスがあります。
    セリフ中のSFおよび周辺の用語が、ある方法で補足説明されますが
    SFに身も心も侵食されてしまったあなたには、必要ないものです。
    役者の演技に集中しましょう。それは、SFに馴染みのない方のための
    サービスです。
     あと、SFそのものと化してしまった方だけへのサービスもあります。
    これは、観てのお楽しみ。

    エラそうなことを言わせていただくと、若干の粗さはあります。
    でもそれは「未完成の魅力」。次を観たいと思わせてくれました。

    余談ですが、満席と見える中、わたしの前の席には人間が座って
    いませんでした。体高が背もたれとほぼ同じ、黒く平たいモノが
    ありました…いや、いましたと言うべきなのかもしれません。
    あれは、一体何だったのでしょうか。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    詰め込んでた
    詰め込んでた=楽しかった
    矛盾無くSF出来てて青春も懐古も
    いろいろとバラティビュッフェ並みに詰め込んでて
    美味しかった約2時間強の作品 全席指定

    よくあるSF系の
    取っ付き難さは感じられなかったっす

    ネタバレBOX

    中国SF紹介は嬉しかった
    アメンオサぐらいしか出てこないし
    せいぜいが封神演義がSFになるかなーぐらいしか知識無かったから~♪

    時間いじりはDNA2とかが近かったかなぁ

    なんでもかんでも妖怪の仕業にするのは
    某ウオッチみたいで笑えたー
    でも怪異という設定は物語シリーズ踏襲だったかねぇ

    コメディ要素入れつつも
    真面目な青春SFに時勢も合わせて入れてくるのが
    うまくマッチしてたかなぁ

    いろいろと有名台詞出て
    SF研究会のメンバーが
    「でたー」と喜ぶのが なんとも(^-^)

    でも妹系とかも
    もう10年は経つんだなぁ・・・
    時代は流れてくねぇ
    でも妹さんが よく動いてコミカルで楽しかった
    FAXとコピーなんか
    ガンツですし これも古いよなぁ
    ギガントは時間SFでまとめたしねぇ
    時間ものはアベンジャーズでも用いてるし
    定番の使い勝手かしら

    世界線は出てきたけど
    ニキシー管は出てこなくて残念

    話は男子高校生が
    恋に悩んでSFと部活仲間と
    妹とか絡んでくる青春SFものです
    (ブタ野郎ほど軽くはなく世界的なSFにしてます(^-^;)

    バラを呼ぶシーンは
    カブトゼクターを未来から呼ぶ話思い出したっす
    九百九十九本のばら(2012)よりも
    カブトの方が6年も前ですねーうんうん

    嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦での
    ひろしの台詞でいうトコ
    SF何段でしょね 今作は(笑)
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    青春劇ともいえる、SF愛あふれる楽しい作品。藤本紗也香推しとしても満足。今日の最後のアレは…目を瞑ることにしとこ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2021/12/01 (水) 19:00

    「理系に強い」同ユニットらしい、SF愛に溢れた面白い作品だった。観るべし!120分。
     とある高校のSF部の1年男子が同部の2年女子を好きになって、毎日SF話をするのだが、妹や友人や先輩や先生を巻き込んで…、な展開。SFはサイエンス・フィクション、の時代のチョイSFファンとしては、時折混ざるSF話に反応してしまうし、全体がSF調で展開されるのも面白い。役者陣が高校生を演じてフツーなのはよくあるのだが、妹の中学生役を演じた藤本海咲の佇まいが何とも言えず良い。とにかく、いい気分で120分を過ごして、いい気分で帰れる舞台だった。

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