ヨコハマ・ヤタロウ~望郷篇~ 公演情報 ヨコハマ・ヤタロウ~望郷篇~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    あ~面白かった。小さなスタジオで観た一作目は「伝説の男」と恐れられたヤタロウが砂塵から現れても、喋っても納得させる台詞と異色な風体の役者が「伝説」性を裏切らず、度肝を抜いた傑作だった(佃典彦脚本)。下北沢での再演もB1と狭い小屋だったが「望郷篇」ではKAAT大スタジオに。観劇体験としてはステージが遠いのはやや淋しいがパワー全開で見劣りなし。殺した相手の「人生を引き受ける」ため奔走し、13人が相手でも拳銃で!負けないヤタロウ(そんなもんいるか)、怪し気な新市長に「キレイな町」にされた近未来の横浜を舞台に幾つかのエピソードが錯綜して最後に合わさる。だがドラマの構成よりも、広い廃墟の銭湯(言わば底辺)から社会を牛耳ってほしいままにする階層を眼差す視線のベクトルに同期し、どす黒い世界イメージが「現代」を穿って現実とクロスする。私にはそれがこの舞台の魅力。アウトロー任侠西部劇カテゴリーのはち切れんばかりのノリにその通奏低音が響いている。(映画ブレードランナーはストーリーもさりながら画面を支配する世界観という通奏低音が快感。)

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    お話の所々で挟み込まれたパロディや横浜ネタが笑いを誘いつつ、全体としてまとまりのある楽しいストーリーでした。
    感染対策も十分に施されており、安心して観劇することができました。

  • 実演鑑賞

    すごかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    いや~これは楽しい。北斗の拳、バイオレンスジャック、コブラ、ドーベルマン刑事など昭和のマンガのオマージュ満載。小学生の頃、ドーベルマン刑事の肛門隠しナイフをスゲーと思ったことを思い出しました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    チラシを見るとマカロニウエスタンか?と思いきや・・・全く違う方向へ・・・全裸に風呂桶・・・♪
    そんな事とは別に深い方向へ進んで行く♪

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    理屈抜きに楽しむ人情+風刺を垣間見せた娯楽痛快活劇。当日 劇場外は台風、物語は「砂嵐と雷鳴が轟く」という破天荒さ。堪能した!

    「掘りだしモノ!」「絶滅危惧種!」と大好評だった痛快作が、横浜に帰ってくる!」の謳い文句通りの面白さ。「ハマの弥太っペ」(2018.1)「ヨコハマ・ヤタロウ」(2019.1)と続いてくるが、はじめの「弥太ッペ」という名から、昭和の名作「関の弥太っぺ」(長谷川伸)が下敷きになっているようだ。またマクベスの3人の魔女の予言を連想させる神秘性で魅せ、さらにウエスタン調の活劇で観せる、単なるリリシズムではない振幅がある。
    風刺としては、奥行きと高さのある舞台の長所を活かし、権力構造を舞台美術だけで演出する。主人公・ヤタロウと敵対するヨコハマ市長の豪華椅子と睥睨する姿が権力そのもの。辛苦の泥水を飲んできたヤタロウと対照的な描き方だ。

    (上演時間1時間50分 休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台美術、場所は銭湯「松の湯」、中央奥に開閉するスクリーン幕と広階段、上手側にはカランと桶など、下手側には暖簾戸と縁台。全体的に寂びれたというか廃墟のような雰囲気が漂う。冒頭、正面スクリーンに物語の背景や概況の説明が映し出され、物語が始まる。時は20XX年。某国から飛んできた旧型ミサイルで、関東平野は荒野と化し無秩序状態。その地に最悪最強の「ウォリアーズ」という集団が跋扈し、ヨコハマが犯罪都市になっている。ヤタロウ(今井勝法サン)は、そのウォリアーズに妻を殺された、元オリンピック金メダリスト(射撃)である。妻の復讐のため殺した相手は50人超。そして殺した相手のやり残したこと(望み)を背負い、約束を果たすために苦闘している。しかし、50人超の1人ひとりの望みを描くわけではなく、「関の弥太っぺ」にも出てくる妹であり、娘という女性をこの物語ではヒロイン・キク(元水颯香サン)として登場。

    物語は3年前に遡る。「マクベス」を彷彿させる3人姉妹(1人は鬘女装の弟)の予言により、死ぬことが定められたヤタロウ。刺客に狙われた場所が銭湯内、全裸のヤタロウ絶体絶命のピンチだが…。想像をはるかに超えるところから武器が、笑える。敵となるヨコハマ市長(寺十吾サン)は、ヤタロウのオリンピック出場をかけたライバル。この男の娘が病床にあり、どうしても金メダルを獲りたかったが。そしてお坊ちゃま(葉山昴サン)はヨコハマ市長によって或る手術をされ記憶がない。執事(中野マサアキサン)という傍観的な人物と彷徨しているが、実は妹がいる。キクが市長の娘であり、お坊ちゃまの妹に繋がってくる。ヨコハマ=横浜らしい「赤い靴」まで持ち出す。

    ヨコハマ市に吹き荒れる砂嵐を守るため、市長にとってメリットのある富裕層が住んでいる地域だけを砂塵防護壁を築く。不要不急の外出は控えるように…どこかで聞いたような文句。自分の言葉で説明しない市長、肝心な内容は秘書が喋り、「その通りでございます」と追認。いろんな場面で現在の日本を揶揄しているようで笑える。因みにヤタロウがヨコハマ(望郷)に行くのは妻の墓参りだが、市長によって壁下に潰されていた。

    ヤタロウは、相手を殺す前に約束事を請け負う。1つは市長の娘、お坊ちゃまの妹との邂逅。実際に会えたかどうかは判らないが、少なくとも心に姿、思い出が刻まれたことだろう。もう1つ、同僚刑事だったモリスケ(中山朋文サン)が松の湯で全裸のヤタロウに仕向けた刺客(若者2人組)。ヤタロウは撃退するが、その際、2人の要望は漫才の上達と披露。「壁に向かって稽古しろ」は孤独との戦い。ラストシーン…ヤタロウとモリスケが漫才ネタを行いつつ、そのままヤタロウは約束を果たし永年の別れに旅立つ。

    舞台技術も素晴らしく、薄汚れた場所を更に際立たせる薄暮の照明、そして印象的なのは目つぶし効果。音響ー効果音はもちろん轟く銃撃音、音楽はマカロニ・ウエスタン調で物語に上手く合わせる。軽快なテンポがアクションを活き活きとさせている。世紀末人情活劇「ヨコハマ・ヤタロウ」は、もっと やったろう というダジャレも許してくれるだろう。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    レトロで面白かった(^ー^)
    ・・・そっかーサイコガンネタは半世紀前なんだな・・・
    ケロリンとガンベルトと旧式ガンのオンパレードは
    なかなかよございました~♪

    なんかねー効果音の人が遊んでくれるのも
    新鮮で楽しかった作品でありました=約2時間弱

    ネタバレBOX

    ネタが古くて知らない世代に説明しながら笑いを取りつつ
    物語を進行させる手法はユニ~クで楽しめました
    (伏線?にもなってる感じがまた(^ー^;)

    話はバイオレンスジャック風に
    関東=横浜限定風に荒野となって
    西部劇が進行する感じです
    レトロで乗るなら=無頼ザ・キッド=みたいな
    (さぁググってみましょう↑)
    スッパダカ・ヤタロウの名に恥じぬ
    作中ほとんど裸であり=これは観る人を選ぶかもー
    でヤタロウは殺した相手のやり残したコトを継いでやるという
    ポリシーがあり=例:1日1000回スクワットをするとか
    EX:漫才大会に出る=漫才をやるとか
    様様な人々との出会いでヨコハマを牛耳る市長との対決
    運命を占う3姉妹(3姉妹・・・姉妹・・・ではないんだが)
    マクベスの占い話にひっかけたトコとか
    色々混ぜてて楽しめました~♪

    ドーベルマン刑事の全裸エピソードで出したナイフ
    服に刺さったナイフ=大腸菌まみれで触れないというのが
    作風にあっていそうでしたが言いませんでしたねー
    何とか取ろうとしても触りたくないナイフ・・笑い取れそうな気が(^ー^)

    ちなみに44マグナム弾ですけど
    ダーティハリーも言ってた気がするけどー
    反動が強いホットロードという作薬量と
    反動の軽いライトロードというのもあるので
    リコイルは様々なんですけどねー
    ちなみにカスタムな回転式拳銃とかだと
    先のマグナム弾どころか大型のライフル弾をリボルバーに入れる
    ハンドガンなんかもあります
    =反動がほんと漫画ドーベルマン刑事さんになるらしい・・
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    主な舞台が横浜の荒野にある銭湯松の湯、ヤタロウはたいてい裸でピストルとケロヨンの桶をもって戦うのです。コブラとかドーベルマン刑事のネタとか想像していた通り昭和臭満載の物語でした。そしていろんなキャラが相互に繋がっていてちゃんと収束していきましたよ。猥雑感あふれる物語を一気にみせてもらいました。けっこうきれいな幕切れでした。ただ大スタジオだとちょっと舞台が広すぎたような。初演の雑居ビルでのステージを見てみたかった。

    ネタバレBOX

    一番面白かったネタが、ラストシーンの葬儀屋と死体、交互に葬儀屋とそこに歩いてくる死体をやり、突っ込みまくり、最後にぱたんとほんとに死体。。。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ケロリン桶で大事なところを隠しているヤタローさん、インパクトがあって、いつまでも残りました。
    人懐っこくて、好きです。
    笑いがちりばめられていて、とてもおもしろくて最高でした。
    本当に観て満足でした。
    横浜で遠かったけれど、行った価値ありました。
    次もゼーッタイ観たいです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    横浜を舞台に、まさかこんなにも退廃的でギラギラした世界が広がっていようとは、全くの予想越え。

    殺した相手の人生(のやり残し)を逐一背負っていく主人公のヤタロウ。
    復讐を誓いながら何という厄介な生き様。
    前作から引き継がれていると思われる部分など嗅ぎ取りながら観進めるも、最初は「予想越え」な世界観に押されっぱなし。
    このまま押されっぱなしではヤバいと思い始めた頃、衝撃?のアキラ100%状態が出現(つまり全裸)
    あんれまぁ何ともお下品。と言いつつ、しっかり取り込まれていくのでした(笑)

    上級なパワフル演技でハードボイルド。
    禍々しく退廃的。
    滑稽にて残酷。
    色んな要素が幾重にもコーディネートされ、これはもう実際に観てみなければ何とも表現し難い世界観。
    このヤタロウワールドが横浜の古びた雑居ビルで生まれたとなれば「なんかとんでもねぇのが出てきた!」と話題になったのは至極当然だと思うし、下北沢から今回のKAAT大スタジオへの加速の勢いも大きく頷けます。

    ネタバレBOX

    さあ、全裸でどう反撃する・・・
    漫画「ドーベルマン刑事」のシーン、思い出しましたよ、彼が行動に移すと同時に。
    一体何人分かったのだろう。な限定ヒントと共に笑ってしまいます。
    漫画では普通にシリアスなシーンだった・・・いやいや実際再現するとぶっ飛んだ話です(笑)

    “怖い”にも色んな種類があり、本作にも幾つもの“怖い”が。
    その中でも子供の頃、初期の仮面ライダーを見て“怖い”と思った感覚が蘇り
    ・・・幾度となくレトロチックな部分を刺激してくる舞台でもありました

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

     華三つ☆。役者陣、殊にヤタロウ役、市長役に拍手。彼らの活躍で華を付けた。

    ネタバレBOX

     近未来の戦争で荒み荒れ果てた横浜、力で他人を支配するそんな連中が蔓延っていた。中でもウォリアーズと名乗るグループは勢力範囲も広くハマを我が物顔でのし歩いていた。今作のヒーロー・ヤタロウは、そのウォリアーズに妻を殺された、元オリンピックゴールドメダリストである。射撃の腕に掛けては無双を誇り、妻の復讐の為に立ち上がった。殺した相手は疾うの昔に50人を軽く超えているが彼は殺す前に相手に対してある問いを発する。そして殺された者がやりたかったことを身に引き受けて実現する為に奮闘してもいる。彼に馬鹿という言葉を投げつけてはいけない。度を失ってその言葉を吐いた者を殺してしまうからだ。
     以上のようなキャラ設定の中で物語は進展してゆくのだが、普通復讐するとなったら、そんな情けは絶対掛けないし、相手が出来るだけ苦しんで死ぬような殺し方をするだろう。復讐である以上、それは当然のことである。この辺りの感覚が作家と共通であるか否かで評価は分かれると考える。
     ところで、ウォリアーズという名前やマクベスに登場する3人の魔女よろしく登場する3人組{姉妹と弟(弟は鬘をかぶって女装している)}で多少LGBTqを意識して居るかも知れないがその深い内実は描かれていない。そんなトリオは占い師として登場し、マクベスの魔女同様様々な予言をし、その予言は的中するが、それだけでは単に表層を移築しただけのことに終わってしまう。何となれば占いが信じられるような社会的背景が色濃く出ていないとリアリティーに欠けるし、或はそのような社会的背景を強烈に批評する目で透徹した論理を向こう側に見せていないとパロディーにもならない。単に大衆を小手先で笑わせるだけの小ネタで終わってしまうのだ。その手の小ネタは随所にあった。然し本質に届いていない。主役・ヤタロウを演じた今井勝法さんは心理的なものをやらせてもいい演技のできる役者だと思う。脚本をもっと練って欲しい。でなければ役者陣が気の毒である。他に面白いキャラとしては市長を演じた寺十吾さん。市長の市政方針演説実況中継で、秘書が肝心なことを総て言い、市長は「その通りでございます」のみを延々と繰り返すシーンは日本政治の愚劣そのものをパロっていて面白い。脚本全体をこのレベルにもってゆければ相当の傑作になろう。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    エネルギッシュで迫力があって、面白かったです。

    ネタバレBOX

    荒唐無稽なストーリーです。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2021/09/30 (木) 19:00

    115分。休憩なし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    これは観ておいた方が後々語り草。主演のヨコハマ・ヤタロウ役今井勝法氏は『魁!!男塾』の松尾鯛雄に似ている。宮下あきらの漫画のキャラのような強烈なインパクト。全裸でウエスタンと云うと『エル・トポ』を想像するが、もっと永井豪テイストで、関東地獄地震後の荒廃した日本を描いた『バイオレンスジャック』の方が近い。
    『マクベス』の三人の魔女の予言により、死ぬことが定められた無敵のガンマン、全裸のヤタロウ。殺した相手の思い残したことを果たす“約束”を自らに化し、背負った“約束”にがんじがらめにされていく。
    最大の敵となる横浜市長役、寺十吾(じつなしさとる)氏は突き抜けた好き放題。凄い私的な空間に劇場を塗り替えてみせた。ちょっと驚く程のテクニックで鈴木清順の映画のキャラのよう。(映画『凪待ち』のヤクザも最高だった。)ハンドマイクで「その通りでございます。」ネタは秀逸。相方である市長秘書役佐藤みつよさんが元宝塚っぽくて綺麗だった。
    天野天街か?とツッコミたくなるようなリピート・ギャグ満載。手術シーンのドタバタは必見の名シーン。笑いのセンスはかなり高い。
    『真夜中のカーボーイ』と『マクベス』を足した味わい。かなり面白い。

    ネタバレBOX

    『殺しの烙印』調にもっとスタイリッシュに話を進めても面白かった。カメラを引いて俯瞰にした方が観客の感覚に任されて良い場合もある。藤竜也作詞の「横浜ホンキー・トンク・ブルース」原田芳雄バージョンが決まる。

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