朧な処で、徐に。 公演情報 朧な処で、徐に。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    TOKYOハンバーグさんは一度みたかったのでみれてよかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    喩えは変かもだが...快適な小旅行、演劇という名のショートトラベルを堪能した。さすがに「劇作家」を軸に置いただけあって水を得た魚の如くだ。我が身に引き付けた話はどの書き手も(架空のクリエーターや実在の芸術家を描く等を通して)一度は描くものだろうと思うが、本作の滑らかな筆、飛躍の小気味良さは強く印象づけられる。
    題材はディープだが、主人公の女性劇作が悶々と才能の「枯渇」に喘ぐ軌跡を本筋として、それに絡む形で、コロナ禍の中で置き去りにされたその領域へ意識的に踏み込んで行く彼女を観客は見つめる。暗い状況なのに舞台には明るさがある。絶望的光景の中でも決して落ちない。死者あるいは「いなくなった者」を思う時間が、衒いなく芝居の中に存在する。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    チラシもタイトルもあらすじ(?)も暗いので迷ったのでしたが、なんだか見に行かなくてはという思いに駆られて行った結果、良かったです!!(追記予定)

  • 実演鑑賞

    鑑賞日2021/09/15 (水) 14:00

    120分。休憩なし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い。今作を観ようと思った自分を褒めてあげたい。タイトルがタイトルなので、『群像』とかの中身のないだらだらした純文学を連想しがちだが、非常に秀逸なメタフィクション。筒井康隆の「朝のガスパール」やウディ・アレンの「地球は女で回ってる」が大好物な方にお勧め。
    スランプ気味の劇作家が、締切を迫られてああでもないこうでもないと創作に苦しむ。作中の登場人物達がコロコロ変わる作者の態度に怒り心頭、「私の作品をきちんと書け!」と次元を越えてクレームをつける。同時進行で主人公は女優時代の恩師だった厳しい俳優が数ヶ月前に孤独死していたことを知る。今、日本で日常的に多発する孤独死、それを我が事として真摯に向き合おうとする人々の群像劇でもある。

    主演の劇作家役、宮越麻里杏さんが素晴らしい。眼鏡を外した途端に若返り、ギラギラした女優時代の顔に様変わり。小道具なし、一瞬のその凄みは圧倒的。
    孤独死したかつての先輩俳優役、堂下勝気(どのしたかつき)氏は即座に場を締めてみせる。ピリピリした空気感で劇場を張り詰めさせ、「まったく役者なんかになるもんじゃねえな」と観客に染み染み思わせてくれる。
    喫茶店のマスターの娘役、中村ひよりさんも目を惹く。人物像がリアルで遣り取りも台詞も嘘臭くない。何かそれっぽいキャラの人情物語に辟易しているので好感。
    劇中劇の登場人物の四人も最高だった。橘麦さん、槌谷絵図芽さんの、大手スーパーが配送を始めたせいで潰れそうになる姉妹二人だけの地方の運送会社の話。
    北澤小枝子さん、岡田篤弥氏の、飛び降り自殺に来たら偶然出くわしてしまった見知らぬ二人の話。
    本当に驚く程面白いので、予定が空いている方は是非観てみて欲しい。

    ネタバレBOX

    昔、沢木耕太郎のルポルタージュ集『人の砂漠』の「おばあさんが死んだ」を読んで衝撃を憶えた筈だが、今そんなニュースを耳にしても何とも思わなくなった。矢張り、他人の不幸なんかはどうでもいいのだ。
    だが、宇鉄菊三氏演ずる喫茶店のマスターはそうではなかった。孤独な人々の交流の場を立ち上げようと画策。孤独死の本質的な問題と何とかして向き合おうと一人奮闘する。答のない問い掛けは、敢えて答を求めないことで、運動体であるそのこと自体に意味が生まれる。ひたすらに考え続ける事、その行為が答えになり得るのだ。

    劇作家は本当に書きたいことを書く為に、孤独死について実地取材に入る。孤独死した先輩俳優に生前会えたとして、自分は一体何が言えただろうか?
    本当はラスト、時空を越えて二人が対峙するシーンが観たかった。ゴミ部屋で死にゆく老人の枕元に正座し、何も語るべき言葉が見つからない絵が欲しかった。
    特殊清掃員のシーンはもっとリアルに目を背ける位にやってもよかったのでは?
  • 実演鑑賞

    #朧な処で、徐に。
    #TOKYOハンバーグ
    #宮越麻里杏 さんが素晴らしい。あのリビングでの #矢内文章 さんとのフランス王とコーデリアのやりとりが何ともユーモラスで切なくて美しい。そこから崩れ落ちての大の字。大人の駄々をこねる姿に、多くの人が見舞われたであろう努力が報われなかったやるせなさが映った。
    covid-19の感染に怯える世界で、演劇が直面する困難と、産みの苦しみと、公演中止の絶望……演劇人の苦悩の叫びを作品にしたかったのだろう。作家自身の叫びと、断腸の思いで苦渋の選択をしなければならなかった演劇人の叫び、そしてエールに違いない。
    いま、自分に纏わり付く困難をいかにして回避しようか考えるとき、自分の感情を無視しないとやり過ごせないと感じることが増え、「わたしに対するネグレクト」にドキッとした。自分にも他人にも無関心になってしまいそうで、「都会に田舎を作りたい」精神を見習わなければいけないと襟を正す。
    書けない劇作家の話と、特殊清掃の話の二つの軸を絡めた作品。どちらも時折見かける題材であり、それぞれで1作品にできそうなネタで、それを絡めた意味をしばらく考えてみようと思う。多くの出演者がいるということも……影響したかなぁ。ただ、#橘麦 さんや #北澤小枝子 さんなどは、もう少しシリアスな演技を拝見したかった。#和田真季乃さんと #中村ひより さんがマスクのシーンが多かったのも残念だった。中村さんは短髪になっていたこともあって、最初気づかなかったほど。
    一番端の席で観たのだけれど、サイドの照明機材が視界を遮っていて残念。

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