言葉遊び+運動量+テンション。
2008年春のグリーン学生祭で存在を知った、桜美林発の劇団。
こまごめさんと同じく、どらかと言えば野田っぽかった印象。言葉遊び+運動量+テンション。緩急がなくずっとMAX値を持続するせいで早々に飽きが来てしまったのが勿体無い。役者の負担と客への伝導率が見合ってなかったかな。非効率ではある。しかしやる気は買います。こういう状態の中だったら声に不調のある役者にも目を潰れるのです。
別に中弛み防止とかじゃないんだろうけど、中盤以降に登場する役者に達者な人が多かった気がしました。若い事もあって今後何処かでまた観られる機会がありそうなので楽しみにしていようと思います。
満足度★★★
佐野木臭?
とっても楽しみにしていたからなのか
銀石はもっとおもしろい!って事を知ってるからなのか
ちょっぴり悔しかったです。
佐野木臭が足りない、っていうのは
とってもわかる感じがしました。
もっともっと生きたからだと言葉が躍るのを見たい。
満足度★★★
反口語演劇は80年代の夢を見るか?
躁状態での台詞回しに始まり、キャラクタ芝居の徹し方など、
まるで中屋敷学校の模範的生徒のような作品だ。
役者も元気元気を前面に押し出し面食らうくらい。
後ろの席で見ても伝わるのだから、大したものである。
だから、面白い!……とはいかないのである。
前回公演、古典を題材に現代人を切り取ったのは痛快であった。
そして何よりも、暗さが魅力であったと僕は思っている。
今回はその暗さが躁状態の舞台に掻き消されてしまった。
(衣装が明るかったのも要因としては小さくなさそうだ)
佐野木雄太はどこに向かっているのだろう。
もう少し注目してみたい。
満足度★★★
面白かったですよ。
面白かったです。
でも、どうしても柿喰う客の姿がチラついてしまって・・・。
いわゆる柿フォローワーといった位置づけになってしまうと、劇団としてもあまりメリットにはならないと思うけど。
でも、その元気、勢い、迫力は伝わりました。
役者さんは人数が多いから人によって結構レベルに差が出てしまうけど、でもこの演出方法って意外と個人の差を縮める効果もあるので、それは良い効果かもしれませんね。
でも、目標の中屋敷さんはもっと先へ先へと行ってしまっているので、スタイルだけ持ってきただけじゃ物足りないです。
「銀石メソッド」って、柿がやってることを定義しただけに思えてしまうのが勿体ないです。。。
バナナ学園純情乙女組の方が、オリジナルティがあるように感じました。
満足度★★★
検索結果の集合
絵画好きのワタクシとしてはひじょうに興味のあった作品。
写楽、北斎、ダヴィンチ、ミケランジェロ、セザンヌ、ルノワール・・・そりゃあ、当時の豪画家が登場する訳よ。
以下はネタばれBOXにて。。
感想メモ
柿と比べられることが多いようだが確かに似ているスタイル。内実は柿・中屋敷のニヒリズムとは正反対のロマンチシズム。若いが鍛えられた役者が多く納得。特に樋口雅法、斉藤マッチュ、埜本幸良、浅利ねこ、寺田千晶さんなどが好印象。
脚本的には野心に満ち自分の文体を貫いている点は◎だが、描こうとしている情緒に対してプロットがとっちらかった印象があるのが残念。しかし視野の広さと几帳面な真面目さが感じられ、次に期待と思わされる。
満足度★★★
世界中のありとあらゆる
芸術家・学者が集まりてんやわんや(*^_^*)史実に忠実なところあり、フィクションあり。何よりも役者さんが楽しそうなのが観ていて何とも清々しかった。雨で寒い中のタイニイでしたが、「ああ、来てよかったな」と思える作品でした。皆様お疲れ様でした♪
満足度★★★
うん、楽しい人を写し出してる。
なにしろパワーがすごい。これは学外へ出てきて劇団化初の本公演への気負いとかじゃなく、本当に楽しんでいる。楽しませようとしてくれてる。そのエネルギッシュな一定のテンションが、逆に緩急がないように感じさせちゃったのがもったいないけど。
この勢いなら短編をぜひ観てみたいなって思いました。