写楽コンプレックス 公演情報 劇団銀石「写楽コンプレックス」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    検索結果の集合
    絵画好きのワタクシとしてはひじょうに興味のあった作品。

    写楽、北斎、ダヴィンチ、ミケランジェロ、セザンヌ、ルノワール・・・そりゃあ、当時の豪画家が登場する訳よ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    しかしながら、登場する画家たちは、たぶん、きっとネットで検索した結果の登場の仕方。

    だから、それなりに調べてある。浮世絵を題材にした、あの世界観はとっても面白いし、北斎は自分の名前を30位変えてる、とか正確に調べ上げてる。

    当時の絵師は弟子になった時点で師匠の苗字を継ぐから、師匠が変わるたびに名前も変わるんだよねー。
    で、北斎と言う名は丁度半分くらい変わった時の名前だから、15番目くらいかなぁ?
    最終的には違う名前だったけれど、あの有名すぎる赤富士を書き上げたのが北斎の時・・・
    その後、北斎は師匠にも同僚にも恵まれず結構孤独だったから幸せではなかっただろうね。。 写楽も同様。

    浮世絵自体も、そもそも芸術作品ではなく、人気アイドルのブロマイドのような大量生産品だから、現在の貨幣価値に直すと、一枚せいぜい数百円から数千円で売られていたのではないかな^^?)

    そんな事を考えながら観劇。だから結構、楽しめた。

    だけれど、芝居の内容はミルクを温めた時に出来る上膜みたいな内容。
    アフタートークでも言ってたけれど、書いた本人は絵画があまり好きではないという。選んだ題材が悪いよね。

    自分の得意なもの。興味のあるものを題材にしないと、内容が活きない。

    何かと柿と比較されてるようだけれど、本人は中屋敷を目標に芝居を作ってるのだろうか・・?
    やめたほうがいいのに・・中屋敷を目標にするのは。どうしたって、作風が似てしまう。

    作・演出家の佐野木はひじょうに真面目で冗談が言えない、言った事がないタイプらしい。だから、今回の笑いの部分は役者たちが独自で考えたらしいけれど・・・いあいあ、浅利ねこ、素晴らしいじゃあないっすかっ!
    ファンキーな仕草はずば抜けてる。
    一人、パラダイスな島で洗濯してました!(^0^)

    次回は今回とは違ったソースの作品を観てみたい。

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    2009/02/01 17:20

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  • おーじ>
    浮世絵もそうですが、美術は好きな分野ですから、詳しくなるのです・・。
    興味があるとその分野の研究者にお会いして根掘り葉掘り聞いてきますから。
    案外、研究者たちは質問される事がお好きのようで、自分の知ってる教養は話したがる傾向にあります。有難いですね。

    確かに本を書く方は本当に勉強して調べて書いていますが、書く本人が興味のない分野ですと、観劇してても「あれ?」と、思うことが多いです。

    ワタクシ、思うのだけれど・・・海外の小劇団って、同じ公演を各地を回って何回も何十回も何百回も上演するんです。だから練りに練って内容が成熟してるけれど、日本の演劇界って、半年ずつの新規公演でしかも、上演はたったの5~10回程度で終了でしょう?
    物凄くもったいない、と思います。

    海外の脚本家はある意味、優雅に脚本作りをするけれど、日本の脚本家は身を削って書いてるような気がしてならない・・。

    東京ノーヴィ・レパートリーシアターは同じ題材で何回も公演するけれど、海外の劇団はみんなあんな感じなのよ。だから、映画をみるような感覚で気軽に観る。そういう文化なの。ま、チケット代も映画並みに安いのだけれど・・・(^^;)

    銀石の脚本家には頑張って欲しいです。学生演劇の割にはレベルは高い。
    早稲田演劇くらいのレベル。

    2009/02/04 15:08

    浮世絵に関しては以前日記でも読ませて頂きましたが、さすがに美術の分野はお詳しいですね・・、ま、他も詳しいですけど・・。

    そこまで造詣が深いと、生半可な内容ですと、色々見えてしまうこともあるでしょね・・。

    う~ん、本を書く方はほんとに大変ですね・・。

    題材は必ずしも自分の好きな分野ばかりという訳にもいかないでしょし・・。

    2009/02/04 12:50

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