江戸系 宵蛍 公演情報 「江戸系 宵蛍」の観てきた!クチコミ一覧

★ 満足度の平均 ★ ★ ★ ★ ★ 4.6
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  • 映像鑑賞

    早稲田小劇場どらま館での、JDTA上映会で鑑賞。
    円盤は持ってるのですが、大きな画面で観ると一味違いました。

    あやめ十八番としては珍しい社会派的作品。
    先日観たトラッシュマスターズの『わたしの町』と偶然だけど被る部分があった。
    変わる故郷、そこに生きる人たちの想い。
    空港側、反対運動側。どちらかに肩入れしすぎてないのが良かった。
    こちららしい、巧みでち密な演劇的想像力で描かれたのは。
    ここでは、こういうことがあって、こういう人たちがいて、こういう想いが色々とあるってことなのかなって。
    蛍の情景が美しかった。
    ※無料カンパ制の映像鑑賞会なので星評価はつけません。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2020/11/15 (日) 19:00

    楽隊の演奏が振動となって身体に伝わる。人々の足取りが床越しに感じられる。観に来てよかった、と客席で思う。
    幻の2020オリンピックと昭和39年のオリンピックをつなぐ怒涛の物語に引き込まれ、巧みなミザンスから目が離せない。現代劇でさえ古典のエレガンスが香る、あやめ十八番らしさ。
    終演のアナウンスをかき消すように拍手が鳴り続け、上手から飛び出してきた主宰が楽隊とキャストを手招きする。立ち位置を確認するように登場した人々がもう一度客席に向き合うと、一際大きな喝采が響いて会場内の温度が微かに上がった。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2020/11/14 (土) 14:00

    座席1階F列

    価格4,500円

    12/14 14:00の公演を観ました。
    いままでのあやめさんの公演と比べると「怪しさ」が少なった感がありました。
    起用したモチーフの性質もあるでしょうが、大きくは「時代」かも知れません。

    休憩を挟み2時間半と長編。
    ただ休憩前までの展開にあまり変化を感じず、後半への種まきが少し退屈でした。

    印象に残ったのは葬式に行かず叱ったシーン。
    誤魔化したり、差別したり、そうではなくてもっと大事なものはあると。
    昨今の社会問題にも照らしたシーン。守って、貫いて、輝く、お話でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    自分の嗜好には少々少々少々薄口のお芝居でした。

    あくまで個人の嗜好の問題なんだけど,、成田空港闘争とオリンピックときたら、もっともっとギラギラドロダク系だと思うんだが。映像で切り取れそうな、輪切り的な各場面を見せる演出も少々少々さっぱりし過ぎの原因だったか。

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    成田問題ではなく成田闘争。
    闘う争う。妥協するつもりはない強い意思。ソーシャル稽古も分からんでもないが大人数がただ椅子や机の入れ替えだけで存在してるってのも何だかって感じで。

    きつく書いちゃうのは昨年観た砦って少人数のアンサンブルも素晴らしかった芝居観たせいもあるかな。自分の芝居観劇の原点が闘争芝居ってのもあるんだけど。

    ちなみに砦。今年も年末あるんだ。主役の村井さん、そろそろ観れなくなるかもしれないから今年も観に行くんだ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2020/11/15 (日)

    15日14時開演回を拝見。
    今の若い人には「史実」とも言えるだろう成田闘争という重厚なテーマが、あやめ十八番のこれまでの作風とはひと味もふた味も異なる感動をもたらしたかなぁと。
    具体的に言うと、個人的には浄瑠璃だと勝手に解釈していた、あやめ十八番の作風に、今回の『江戸系 宵蛍』は浄瑠璃のテイストは残しつつも、シェークスピアの史劇の重厚さが加わったようにも感じられた。
    いずれにしても、とてつもなく凄い演劇体験をさせてもらった。感謝!

    なお、上演時間は、前・後半70分の150分に途中休憩10分を合わせて150分。

    ネタバレBOX

    演者では
    前半は
    新宿公社の舞台で馴染みのある、凛とした声音の以織さん
    後半は
    吉祥寺シアターの申し子・中野亜美さんと、その父親役・酒井和哉さん
    そして作品全体を通しては
    谷戸亮太さん
    がとりわけ印象深かった。

    【配役】
    ~2020年東京五輪篇~
    千年(ちとせ)哲平(空港反対同盟代表)…北沢洋さん
    千年雛子(哲平の妻、ナツの娘)…井上啓子さん
    千年花(娘)…木原実優さん
    千年忍(息子。航空機のパイロット志望)…木原理貴さん
    但馬栄吾(豊郷市・市長)…酒井和哉さん
    粟国奈々子(豊郷市・広報課、前・全国紙記者)…内田靖子さん
    宇部さやか(豊郷市・広報課)…溝畑藍さん
    天草武人(空港運営管理部・室長)…谷戸亮太(やと・りょうた)さん
    石見竜彦(空港運営管理部。外大出)…武市佳久(たけいち・よしひさ)さん
    黎美帆(中国人ジャーナリスト)…以織さん
    湯麻美(中国人カメラマン)…河西美季さん

    ~1964年東京五輪篇~
    千年宗五郎(空港反対同盟「千年派」代表)…村上誠基(むらかみ・まさき)さん
    千年ナツ(宗五郎の妻)…大森茉利子さん
    千年雛子(宗五郎・ナツ夫婦の娘)…井上啓子さん
    但馬守(空港反対同盟「千年派」事務局長)…酒井和哉さん
    但馬カツ子(守の妻)…三科喜代さん
    但馬友子(守の娘。父親の徹底抗戦の姿勢に疑問)…中野亜美さん
    出雲幸太郎(援農学生。五輪ランナー)…吉川純広(よしかわ・すみひろ)さん
    小値賀静子(運輸大臣)…蓮見のりこさん(都知事かと思ったw)
    天草善次(運輸官僚。第二東京国際空港公団・役員)…谷戸亮太さん
    客室乗務員…旦部遥奈(たんべ・はるな)さん
    学生1…田邉将輝さん
    学生2…溝口悟光(みぞぐち・ごこう)さん
    アナウンサー…堀越涼さん

    【追記】
    書こうかどうか迷ったが、自分も含めて絶賛の嵐ばかりなので、敢えて…。
    吉川純広さんの熱演、役柄の性格設定もあって、客席から好感をもって受け入れられた「出雲幸太郎」だが、ネタ元である故・円谷幸吉氏のリアル遺書を、故人の意図とは全く異なる文脈で採用したことには、大いに引っ掛かりを覚えたことを付記しておく。
  • 満足度★★★★★

    表層的には、国家(権力)を悪とした勧善懲悪的な物語のように思えるが、もう少し間口が広く奥深い公演だ。もちろん成田空港建設反対闘争を巡る事件(内容)で、その背景になった1964年東京オリンピック-その光と影、どちらかと言えば”影”にスポットを当てることによって、その事件だけではなく現代にも通じる出来事を連想させる。
    (上演時間2時間30分 途中休憩10分含む)

    ネタバレBOX

    ほぼ素舞台に段差を設け、テーブルと椅子を配置し、それを移動させることによって情景・状況を出現させる。下手側に楽隊(ピアノ、パーカッション、ユーフォニアム)スペース。さらに劇場の特徴を活かし上部の別スペースを用いて別次元、別場所を演出する。
    梗概…1960年代の第二東京国際空港(通称:成田空港)の建設を巡る社会的問題と現在もその空港の滑走路の延長線上にある一軒家(千年<ちとせ>家)の現状を前回(1967年)東京オリンピックを絡めダイナミックに描いた秀作。

    冒頭は東京オリンピックの入場アナウンスと入場行進のシーンから始まる。この入場シーンは、今まで あやめ十八番 では観たことがない様式美、いわゆる全員が隊列を成し整然と歩く分列行進を思わせる。
    物語前半は、2020年_現在の千年家を市広報誌や大手ではないマスコミが取材を意図するところから始まる。この大手マスコミではないところに反権力的視点を思わせるあたりも上手い。物語は破格の買取価格を提示されても立ち退かない。一方、千年家の主人は空港のクリーンスタッフとして雇用されているという一見相容れない不自然な状況、そこに今を生きる術としての苦慮が表れている。

    後半は千年家の祖母-元空港建設反対同盟代表の妻-の回想というスタイルで紡がれる。1960年代、成田空港建設を巡り、国家等から買収が始まり、その地で生活している農民の暮らしを圧迫し始める。緊急国家事業として強制的な立ち退き、そのためには反対同盟へ介入し分断する、国家権力の発動として強制収用法を適用する暴挙。実行行為として機動隊まで使い死傷者、逮捕者を多く出した。農民側の抵抗運動に新左翼が加わり暴力性が過激化し…。そんな中に1964年東京オリンピックのマラソン銅メダリスト_出雲幸太郎が最初は友人の誘いで加わっていたが、次第に身を寄せている家族(千年家)やこの地の人々との交流を通して抵抗運動にのめり込んで行く。もちろんこの人物は実在したマラソンランナーを意識しており場所こそ違うが自殺している。上部の別スペースで「○○様○○様 美味しゅうございました」は有名な遺書の一節、それを台詞としていることから誰であるか容易に分かる。また彼自身の栄光と不遇という、ある種の「光」と「影」を物語に重ね合わせたかのように思う。

    2020年(延期?)と1964年の両東京オリンピックの繁栄(光)とその影響で辛苦(影)を強いられる、2つの時代の社会状況を背景にその地で生きる人々の立場や心情を活写するように描く。2つの時代を前半・後半として描き分け(あえて往還させないから休憩時間が活きる)、全体を巧みに構成し休憩を含め2時間30分という長さを感じさせない、観応え十分な作品。ほぼ素舞台だけに、役者は状況風景を作り出し、登場人物のキャラクターや立場、その心情を実にうまく演じており、演技力・体現力も見事だ。

    最後に、現在の東日本大震災における復旧の遅れ、豪雨による地域社会のダメージを思った時、この公演は単に成田空港建設反対闘争に止まることなく、現代に通底する思いのように感じた。国家都合の緊急事業は強権発動してでも迅速に行うが、先に挙げたような”市民のため”の復興・救済事業は遅々として進まない、そんな理不尽さへの批判が透けて見える公演。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    生演奏、飛行機のジェット音そして童謡。どれも迫力がありあっという間に引き込まれた。
    休憩込みの2時間30分だったが長く思えないくらい見入ってしまった。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2020/11/14 (土) 14:00

    様々な演出が工夫されていて面白かった。
    いつも通り、生演奏での芝居も良かった。
    中野亜美さんは、どの舞台でも気になる雰囲気を持っていて、また観に行きたいと思わせてもらえる。

    何より、どこもコロナ感染防止の対策をおこなっている中、特に徹底して対策されていて安心して観劇出来ました。

  • 満足度★★★★★

     スタンディングオベーション❕ タイゼツベシミル。
    華5つ☆ 追記11月15日01時8分

    ネタバレBOX

     下敷きになっているのは、成田闘争である。北総の豊かな大地に佐藤栄作内閣は開拓農民の血と汗を踏みにじって東京第二国際空港を強制的に建設した。その人々の魂と苦労、苦悩を踏みつけて壊し遂には計画を変更せざるを得ず詫び迄入れて反対派の目指したもの・ことを一部受け入れざるを得なかった闘争の顛末。
    この国の為政者というものは愚かな姿勢を全く改めようともせず、法を権力を正当化する為にのみ積極的に用い誰の為の法であるのか、何の為の法であるのかといった根本的なことを常に棚上げにし民衆を裏切り続ける方途としてのみ機能させてきた。(この点は、議員立法という法制度の欠陥である。立法とは、民衆の意見。意志の反映であるから、他人に任せることなど原理的に不可能であるにも関わらず、それを他者に任せる欺瞞其の物の制度だからである。結果、この制度によって民意は永遠に反映されることが無い。一端、議員になるや否や、下種である政治屋共は、例外なく己の利権・権力確保に走る。これを防ぐ平和的解決法は直接民主制以外に在り得まい。基本的に政治屋なる種族は下種と相場が決まっていたし、現在に於いてもその本質は一切変わらない。それどころかその愚民政策はまんまと無自覚な大衆作りに成功し、その成功後にはフェイクと詭弁、嘘を垂れ流すことにより益々増長の度合いを強めている。而も大衆は益々従順な奴隷と化し、最早真実を述べる者達に対し、寄ってたかって雑言を吐くのみならず、彼らの報じた事実を破壊しようと躍起になる始末。何をか況むや。
     成田空港建設に際しても当然、政治屋共は国民をなめ切っており、金を地元議員に掴ませ上から操作すればどうにでもなると高を括っていた訳だが、保守的な農民が新左翼と組むことによって政治屋共の企みは破綻をきたした。無論、多くの農民が分断され、傷つき、闘争の過程で離れ、倒れ、傷つき脱落してもいった。支援者らも生涯不具となった者、自殺した者、人間関係を壊された者を始め、多くの犠牲を出した。
     今作は、複雑な状況を見事に登場人物達に割り振り、歴史的事実とフィクションを極めて本質的な撚糸として構成してみせるのみならず、現地の自然の豊かさ美しさを痛いほど鮮烈に表現して見せた。必見の舞台である。中心になるキャラクターの描き方、各々の個性表現も素晴らしい。
  • 満足度★★★★★

    久し振りの劇場での観劇です。もう劇場に入り,舞台装置を見た段階からワクワク感が堪りませんでした。配信やDVDも楽しいですが,やはり観劇は劇場に足を運びたいですね。
    さて,あやめ十八番,注目の劇団です。今回もとても面白かったです。思想的なものは置いといて,物語,芝居,そして生演奏(生演奏が良いですね。舞台を作っている感が増してきます。),芝居って良いよねという思いを再認識できました。コロナ禍で観劇も控えている中,無理してでも観に行きたい一作でした。

  • 満足度★★★★

    コロナでずっと観劇をお休みしてて、観劇再開したはいいけどいい作品に出会えず、このまま観劇を辞めてしまおうかとも思っていた。

    久しぶりに劇場に向かうワクワクと、劇場の椅子に座って待つ時間のドキドキと、舞台に引き込まれていくゾクゾク感を感じました。

    やっぱりあやめ十八番はいい!

    今回出演された方の何人かは以前もあやめ十八番に出演された方が何人いらっしゃいました。

    以前観た舞台ではそんなに目に止まらなかったけど、今回の舞台で木原実優さんに目が止まりました。

    あと初出演だと思われる谷戸亮太さんが、震えがくるくらい良かったです。

    その他の感想はネタバレにて

    ネタバレBOX

    子供の頃にダムに行ったことがあります。
    ダムの底には家がそのまま沈んでました。
    昔は誰かが住んでいた町が、ダムの底に消えたんです。

    今回のお話もそんな感じの話のように思いました。

    成田空港が出来る前にそんな事があったことも、それが現在も続いているということも初めて知りました。

    舞台を観ながらこれは本当にあったことなのか?それとも全くの作り話なのか分からず、ドキドキしながら観てました。

    前編は2020年の東京オリンピック前の話。
    10分の休憩を挟んで後編は1964年の東京オリンピックの頃の話。

    何かを隠している前編から、その何かが分かる後編へと物語が進んでいくうちに、どんどん話に引き込まれていきました。

    千年家と但馬家、天草家の過去と現在。
    そしてこれからはどうなるのか。

    蓮見さん演じる大臣が、よくテレビで見かける知事に見えてきました。

    あやめ十八番がオリンピックを題材にした舞台を作ると聞いて、疑問でしかなかったですが、フタを開けてみたら、あ~本当に堀越さんの書く話は面白いなぁ。
    頭の中開けて見てみたいと思いました。

    コロナで2回観に行くことは叶わないので、配信の方で2回目を自宅で楽しみたいと思います。

    それにしても堀越さんはいい役者さんを見つけてくるな~と毎回関心しまくりです。

    今回天草役を演じた谷戸亮太さんは本当に恐ろしく良くてびっくりしたので、またあやめの舞台で観れることを願ってます。









  • 満足度★★★★★

    観てきました☆ とても良かったです☆ 
    セットもシンプルでいいし、照明もキレイ!途中に歌われる童謡がまた良い☆

    ネタバレBOX

    谷戸亮太さんの存在感がすごい!
    演技もいいけど、なにより顔がいい!
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2020/11/13 (金) 14:00

    150分。休憩10分を含む。

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