実演鑑賞
満足度★★★★
劇団あはひ「どさくさ」土曜日のマチネ。
重層的な能のような舞台。
半端ない!
アフターの軽いトークもとても好ましい。
作劇の仕方いろいろという話しで、彼らのこの公演では「場当たり」が13時間!
会場からの質問は「隅田川」への膠着についてで、たまたま題材にした古典が隅田川に関わりのあるものだったらしい。
イマーシブな演劇なども試みて欲しい。
https://gekidanawai.com/
満足度★★★★
若手の才能を初吟味、とは言いじょう本拠地早稲田どらま館からいきなりの本多劇場、ここで賞味するのはどうかと懸念したが、ちょっと残念。懸念は半ば当った。
無論、彼らの才能の在り処は目の当たりにし、よくやったとは思うのだが、それを十全に味わえる環境とは言えなかった。ただし美術、照明の申し分ないスタッフワークとはこの劇場だからこそ協働できた由であるから何ともだが、作品そのものは恐らくどらま館が相応しく、我々は初演、ないし(確か賞を獲った)昨年の公演を観た上で、その彼らがどう健闘したかを見に行く、が正しい順序だった、多分。声量とか、舞台の雰囲気も小劇場、狭小空間向き。
しかし演出は切れ者、俳優は若々しく身体性高し。それが、もう一つ何かがと思わせるのは、小さめの空間が相応しいと思わせる事と繋がるのか判らないが、能や落語に対する造詣や、演劇的意味を読み解く能力が、何に使われるのか、どこに向けられて行くのか、「何かありそうだぞ」と強く思わせるに今回は至らず、私には。という事のようだ。
ポストトークでは本多劇場公演が決まる経緯からスタッフオファー(ゆうめいの制作請負も含め)にも話が及び、明け透けに喋る若い演出者にも興味を覚えたが、タイプは違えど中屋敷法仁の早熟さに通じるような。中屋敷舞台に私が何処となく感じる「手法を使える職人だが創造者としては思想がない」演出家像、が浮かぶ。新機軸を打ち出し認知されたい野心を持って悪い訳はなく、職人技を磨いて演劇界で仕事をしたい、も有りだ。ある種の「成功」を日本の演劇界で為そうという野心が行き場を失うだろう事や、革新的であることを包摂しない日本社会で演劇というものが芸術本来の役割をどう遂行できるのか、未来ある若者の今後を思うと考え込んでしまうが、余計な心配ではあり、単純に楽しみである。能や落語とツールとしてでなく愛着の対象として付き合える素地には、好感。
満足度★★★
薄暗い照明、淡々とした口調で、独特の世界観がありました。ぼんやりした世界を、三味線の音が引き締めている印象でした。好みが分かれる舞台かなという感じ・・正直、私には分かり難かったです。
実演鑑賞
満足度★★★★★
演劇どうとか以前に、人生で成功していくタイプの若者達が作ったお芝居でした。
自分は死んでたのか生きてるのか、お互いが役を入れ替えたりして、どうとかこうとか。作者や役者には面白くても、第三者の観客にはつまらない、このての物語。
意外とそうでもなく観れたのは、当日パンフ読んで、このお芝居から落語は想像出来なかったけど、能を観る感覚で作られてるからに納得しました。
観客の視点を作り手側に移動させて、一緒になって作ってる感覚で舞台を観せる。確かに、活発に動き回られてたら、動きを目で追うだけに集中しちゃって、意識を作り手側に持っていく見方はしずらくなる。蚊帳の外の鑑賞になって退屈しちゃう。ゆったりした動きの効果。へえ~なるほどでした。
能を観てる感覚にしてくれてたのは、三味線演奏者の稲葉千秋さんのジッと微動だしない、瞬きの回数も抑えてますみたいな姿を見せられてた効果も大きかったと思う。三味線以外の、ポロンポロンのギターだかピアノだかの効果音出してた演奏者もどっかでジッとしてたんだろうか。
自分が理解すればいいんであって、第三者に分かってもらおうと思ってないから、これ以上は詳しくは書かない。面倒くさいし。
人生で成功していくタイプのどうとかこうとか。
面倒くさいから後で書こっと。
さーーーて、新聞も出てる時間だ。競馬だ競馬!!競馬の予想しなくっちゃーー。
ーーーーーーーーーーーー
ショックが大きい。一生懸命、馬具とか動きチェックしたのに。
馬の気持ちになり切れない自分の気持ちが足りないのか。そうゆう事じゃないのか・・んんん分からん分からん。面倒くさがらず精進あるのみ。
満足度★★★★
じべ。さんのアドバイスに従いウィキペディアのあらすじを読み、さらにYouTubeで小さんと志ん生を聴いてから出かけた。予備知識のお蔭で話が逸れて行くところが自然に分かった。途中は作者の瞑想(迷走)に付き合うことになるが若者の不思議な世界を楽しむことができた。最近の私のお気に入りのミルクボーイも出て来たし。最後の哲学的SF的疑問をどう表現するのかと思っていたら、少し騙されたようではあるが良い感じの結末に仕上がっていた。とはいえ、きっちりと論理的に解説せよと言われると逃げ出すしかないのだが。
コナンさんのときは1時間15分だったということだが今回はちょうど1時間であった。尺稼ぎのタイムリープもどきを省けば45分くらいで終わりそう。
満足度★★★
本日のアフタートークの方(どなたか存じませんが)のお話を聞く限りでは、お能の素養のある方が見たら面白く感心するのかもしれませんが、何も知らずに見ても面白いものを見たいと思いました。
満足度★★★★
初演は未見。粗忽者でなくても、死んだことを素直に飲み込める奴なんていないんじゃないかしら。で、そんなもう一人の俺に抱きしめらる俺は、心強いんだか、頼りないんだか。居心地はいいんだろうけど。
満足度★★★★
なるほど、落語が下地となった作風。と感じると共に、スマホや現代ファッション&若者特有の透明感ある作品。
青春ミステリーならぬ青春怪談といった趣があり、だんだん生と死の境目が曖昧になってきて不思議に物哀しい。
日本の古典様式の香り、全体的にゆったりな台詞回しはとても咀嚼しやすいものの、睡眠不足の状態で観に行かれる方は要注意。
その日のアフタートークで「半分夢見心地で観ても面白いのでは」的なお話しがあり、うん確かに!と思ったものの加減が難しそう(笑)
1時間15分。ちょっと食い足りない気がしたけれど、時折の静寂を破る三味線の生演奏がマッチした独特の世界。
どこか浮世離れした空間に身を置き、集中して楽しめました。
満足度★★★★★
鑑賞日2020/02/12 (水) 19:00
座席F列19番
価格3,500円
古典落語「粗忽長屋」を新たな視点から仕立て直した「The other side of 粗忽長屋」あるいは「裏返しの粗忽長屋」……いや「もう一つの粗忽長屋」といったところか。
よって元ネタが大好きな身として「そっち側を描いたのか♪」「それ、返歌だよね」など読み取ることができてその発想に舌を巻く。なので粗忽長屋ファンは存分に楽しめる筈。
逆に元ネタを知らないとワカりにくいかも?現に終演後にσ(^-^)のすぐ後ろから「よくワカらなかった」というお嬢さんの声が聞こえてきたし。
ということで事前に古典落語「粗忽長屋」を(たとえばWikipediaのあらすじなどで)予習しておくことを推奨。
また、冒頭の「洋装落語」や序盤の落語的可笑しさのある会話から変容してゆく先は静かな会話劇で、微かに「死の匂い」がすることや澄んで張り詰めた空気感から Oi-SCALE に通じるモノも感じ取った。(あるいは「銀河鉄道の夜」とか?)
これは元ネタからの連想もありそうだけれども。
いずれにせよ好きなヤツだった、ありがたや♪
満足度★★★
古典芸能で現代の生死の表裏一体を見事に現代口語演劇に、しかも若い大学生がこれだけの物を創るとは凄いとしか。逆にご高齢の客の受けが悪いような気がしたのも面白い。柿喰う客にしてもそうだが「古典」を解らない難しい物として捉えてる団塊世代に対して若い世代が古典をリスペクトし形を変えて新しい物を産み出す動きはとても良い。
しかしとっつきにくい客を選ぶ作品ではある。
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劇団あはひ「どさくさ」終演しました。 観に来てくださった方々、ありがとうございました。 写真は右が2年前、左が一昨日ですが、僕だけ時間が止まっていると言われました。 https://t.co/CZv213X8Ov
5年弱前
劇団あはひ「どさくさ」を観劇したので感想を書きたいと思います。若干21歳の大学三年生?による劇団ですが、今回はなんと本田劇場での公演(来年はシアターイースト!)というスーパー早売れ劇団さんです。オリラジとかキングコングみたいだなと思いました。古典落語の粗忽長屋を下敷きにした作品で
5年弱前
劇団あはひ『どさくさ』を拝見。 敢えてその中に能を見るなら、 二曲三体はないけれど、 流れるような所作、直線的な発声と 掛け合いが舞歌のように面白く、 引用も、座興的ながら掛詞のように語りを連続させています。 夢幻能を下地にし… https://t.co/2hwBEHncUt
5年弱前
劇団あはひ『どさくさ』まだ学生劇団だというのに本多劇場の客席をちゃんと埋めているのに感心した。新進気鋭の注目の劇団だと聞いて観に行ったら、週末に数十席程度のキャパも埋まってなくて「注目って誰が注目しとるんじゃ?」と思わされることもあるので…。
5年弱前
劇団あはひ『どさくさ』を観劇。生者と死者、自己と他者、現在と過去の境目が静かに解けてメビウスの輪のよう。演劇的な自由な飛躍を使い、現代口語演劇ともモノローグ芝居とも違う独特の柔らかな劇世界を紡いでいた。能のような舞台と三味線も、表面的な日本らしさに留まらず劇空間を作り上げていた。
5年弱前
下北沢本多劇場に劇団あはひ「どさくさ」を見に行ったが、とても良かった。特に演劇に関わっているわけでも古典を大層愛しているわけでもなく、年齢以外自分との共通項を見つけられないのだが、大好きだ。(そしてよいものを見ると凹む)
5年弱前
劇団あはひ『どさくさ』。三味線を下座に、落語「粗忽長屋」をベースにし、能の様式も借りた野心的な「現代」劇。死者達の言葉を生きながら、無駄のない劇空間を持続させたのは見事。まだ学生達だそうで大きな可能性を感じる。私はどうだ?土田は生… https://t.co/XChJKyM41E
5年弱前
劇団あはひ 「どさくさ」を拝見しました。 熊本ひまわりからの友人の髙本さえちゃん御出演🌷❣️🙏 作・演出から何まで、ほとんど同い年の大学3年生の方々がやっていて、 その演劇に対する真摯な姿勢や作品のクオリティに心から感動しました… https://t.co/xyjyHJsCbR
5年弱前
本田劇場で劇団あはひ「どさくさ」を見た。舞台も演出もシンプルで幽玄なんだけど、落語を下敷きにしたことによる明るい悲しみみたいなものに満ちていたなと思う。生きてる人たちぜんぶ死んでるみたいで、死んでる人が生きてるみたいなのも良かった(これは恣意的な感想だけど)。
5年弱前
劇団あはひ『どさくさ』 どえれぇ面白い。
5年弱前
劇団あはひ『どさくさ』本多劇場に観に行きました。面白いだろうなと期待して行ったら、想像のさらに上を行く本格的な面白さ。演劇って、こんなこともできるんだなと、新しい可能性を知る。アフタートークを聴いて、さらに好感。ステキな演劇体験をありがとう!
5年弱前
劇団あはひ『どさくさ』@本多劇場、観劇 劇場に入って驚くのは杉山至さんの舞台美術。その存在感と空間。そして物語が進むほど活きてくるほうきや燃えた棒や軒下まで。あの舞台美術を活かせた演出力と、下敷きになる「能」の力を感じた。「能」が… https://t.co/zxiTfFqPA0
5年弱前
「非常にはっきりとわからない」 スケーパー仲間の 鈴木望生ちゃん出演舞台 劇団あはひ「どさくさ」観劇 古典落語の粗忽長屋を題材に まさかのお笑い要素もあり 大学生を中心にした座組みの チャレンジングな舞台でした 明日16(日)… https://t.co/Yr7q619wdS
5年弱前
劇団あはひ「どさくさ」@本多劇場。「怪談」の一つの金字塔。あり得ないシチュエーションなのに不思議に思えない現実味ある「世界」を物語の力で創り上げた戯曲が大突出。なんせ劇場の体感温度が変化する。
5年弱前
先日本多劇団にて 劇団あはひ『どさくさ』。素晴らしかった。まるで本当は皆んな死んでるのでは?とすら思う。夢と現実?をスル〜と行き交うかの様な、夢の話を聞かされている様な、インセプションのような…もう学生さん演劇とは呼ばせない!素晴… https://t.co/Q5FQjoafA7
5年弱前
劇団あはひ どさくさ 本多劇場史上最年少上映。 行ってよかった。 生と死の境界を日本家屋の縁側とタバコとセリフと役者によって曖昧にする。 70分間極上の臨死体験。 粗忽者(うっかりした人)を通して、自分たちは自分自身で死… https://t.co/YNdNrpNOFQ
5年弱前
劇団あはひ『どさくさ』、初演の台本が売っていたので買って読んだけど、こっちの方が展開としては好みだな。観てみたかった。
5年弱前
たまには裏側を。というわけで本多劇場にてお初の劇団あはひ『どさくさ』(作・演出:大塚健太郎)。今月4本目の杉山至さん舞台美術作品。一体杉山さんは何人いるんだ。笑 https://t.co/hvPRTzYpUN #theatre2020
5年弱前
劇団あはひ『どさくさ』観劇 ここまで変わった再演の作品を 観たのは初めて。笑 心に響く作品を普段は観る事が多いけど、この作品は自分の頭の中で再生されている世界を観ているような不思議な感覚だった。相変わらず難しい部分もあるけど自… https://t.co/6mWIkotoX7
5年弱前
下北沢で、劇団あはひ「どさくさ」。初演は未見。粗忽者でなくても、死んだことを素直に飲み込める奴なんていないんじゃないかしら。で、そんなもう一人の俺に抱きしめらる俺は、心強いんだか、頼りないんだか。居心地はいいんだろうけど。
5年弱前
劇団あはひ『どさくさ』とても良かった。粗忽長屋とか能舞台とか小津とかキーモチーフは沢山あるんだけど、若い俳優たちが誰一人突出せずフラットに舞台に居て、口語の台詞がとても心地良く聞こえてくる。淡々と無表情で禁欲的が故に感情が滲み出るような。三味線の倍音がリバーブに消え残りが美しい。
5年弱前
劇団あはひ「どさくさ」@本多劇場。早稲田の若手注目株ということで観劇。古典落語「粗忽長屋」を仕立て直した作品。生と死。淡水と海水が交差する汽水域のような感覚。よかった。 https://t.co/60A2eh3OrY #劇団あはひ #どさくさ
5年弱前
昨夜は昨年いっちょ噛みした 劇団あはひ『どさくさ』初日を観劇 粗忽長屋を下じきに生と死のあはひの物語 千秋姐さんの三味線の生音がシビれる 下北沢本多劇場にて16(日)まで https://t.co/JOTtDt0VTs
5年弱前
劇団あはひ「どさくさ」、装置として上方が焦げた柱が複数立っていることに劇26.25団「嘘を描け」、楽器の生演奏で時としてS.E.も兼ねることに流山児★事務所「コタン虐殺」をそれぞれ想起。 #劇団あはひ #どさくさ #小劇場シンクロニシティ
5年弱前
劇団あはひ「どさくさ」、なので粗忽長屋ファンは存分に楽しめる筈。逆に元ネタを知らないとワカりにくいかも?現にσ(^-^)のすぐ後ろから「よくワカらなかった」というお嬢さんの声が聞こえてきたし。 https://t.co/Y8hyMPQcpD #劇団あはひ #どさくさ
5年弱前
劇団あはひ「どさくさ」、古典落語「粗忽長屋」を仕立て直した「The other side of 粗忽長屋」「裏返しの粗忽長屋」いや「もう一つの粗忽長屋」か。よって元ネタが大好きな身として「そっち側を描いたのか♪」「それ、返歌だよね… https://t.co/SP2nfSFFVL
5年弱前
劇団あはひ「どさくさ」@本多劇場観劇。早稲田大学の現役学生による劇団だが、すごい才能が現れた。劇団名(あはひ=間)に相応しく、劇場に示現した生と死のあわひの世界。能であり、落語でもあり、チェルフィッチュも連想させる。杉山至の舞台美… https://t.co/GslV7OAfZN
5年弱前
劇団あはひ『どさくさ』を観てきた。相変わらず渋い…(今回はどうにか概ね目を開けてた)
5年弱前
【実測上演時間情報】劇団あはひ「どさくさ」:(5分ほどの開演押しを含まず)本編65分+休憩5分+アフタートーク25分=95分(2月12日ソワレ=初日) https://t.co/i7X4B5xPnU #実測上演時間情報 #劇団あはひ #どさくさ
5年弱前
本多劇場なう。劇団あはひ「どさくさ」初日すーん♪ F列19番、上手ブロック前方、通路際の席である。
5年弱前
【情報共有】本多劇場の劇団あはひ「どさくさ」、受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前。(全席指定) https://t.co/K9UOrzOd7o #受付開始タイミング #劇団あわひ #どさくさ
5年弱前