満足度★★★★★
トニー・カーティスの夢
ボストン絞殺魔という映画をご存じですか?
とある、男(トニー・カーティス扮)が次々と女性を絞殺していくのですが、
この男、絞殺しているときは
自分が何者であるのか、自分が何をしているのか、
意識がないんです。
何か夢を見ているような状態なんですね。
つまりは一種の二重人格なのですが、
最後には
その二重の人格が、ひとつになって、
その男に戦慄の瞬間が訪れる、という物語なんですけど、
あたしがいいたいのは、
何もこの芝居がそういう物語なのだということではなく、
見ているあたし自身が
その男になったような気がしたということ。
ただし、訪れた瞬間に見えたのは、
天明留理子さんの美しさ。
桜の舞い散る日の、
真昼の夢のメリークリスマスでしたね。
満足度★★★
惜しい!
最初は、何?もう始まってるの?っていうよく分からない感じのすべりだしだったけど、劇場の空間と作品の雰囲気が調和していて、たちまち引き込まれてしまった。とっても上質なサスペンスだなぁと思いながら見てたら後半は‥????
急激な展開の変化に、最後まで全くついて行けなかった。前半部分はとても良かっただけに‥
でも全体的に、雰囲気はとても良かった。
満足度★★★★
テーマと着想は面白い
ただ、演出が・・・
意図しているのかもしれないけど、眠くなるような単調な展開だったのが難点です。
ただしトータルでは面白かったという印象が残る、不思議な舞台でした。
満足度★★
謎。
セットや登場人物のしゃべり方が、わざとらしくない範囲で欧米っぽさを出していて、雰囲気が良かったです。
さらさら~とスムーズに場面が流れていくのは 役者さんの技術もそうですが、脚本の言葉選びが優れているからだと思いました。どの台詞も語感が良く、聞きやすかったです。
☆3つかな~ と思ったのですが、ツレが眠そうだった&途中から意味が解らなくなっていたのと、 肝心な開始とラストが私も 「???」 だったので、☆2つにします。
他の方の評価が良いので、おそらく私の観た公演だけ 少し違ったのかもしれません。 詳しくはネタばれにて。
満足度★★★★
心地よい迷宮めぐりでした
このお芝居は、創作者に導かれて迷宮めぐりをする気持ちで
観ました。
想定外の不思議な仕掛けが次々に現れてきて、
ほどよい眩暈が心地よく、最後まで堪能できました。
その中で、ちょっと気になったのは、ストーリーテラーの
ようなキャラクタ自体がちょっと退屈だったこと、かな。
満足度★★★
うーん?他の方の評価はいいのだけれど・・
ワタクシにはピンときませんでした。
祖母の心理、母の心理、子供の思い、それらを表現した舞台の割には、ちょっと弱いかな?と。
以下はネタばれBOXにて。。
もやもや
チケットプレゼントで拝見しました。ありがとうございました。
はっきりと感じたのは、娘役の方の、存在の確かさ。
演じ分けという点で見るなら、(失礼かつ乱暴かもしれませんが)、「春琴」の深津さんにも引けをとっていないと思います。
一方で、46歳の祖母というのは(知り合いにはいないのですが)、もっとこう、端々に年輪が見え隠れするものではないかなと。
誰かを待ちわびて暮らしているなら、なおさら老け込む気もするのです。
若さというより幼さに近く、母娘の会話は姉妹かルームメイトのようでした。
そのあたりが少し違和感。
投稿タイトルに関してはネタばれで。
満足度★★★★
じんわり暖かい
うさぎ庵は初めて見ました。
青年団演出部で渡辺源四郎商店にもドラマターグとして参加している工藤千夏さんの企画公演。
アトリエ春風舎は何度も訪れていますが、大掛かりなセット構成ではないのに凄く雰囲気が出たよいセットが迎えてくれます。
小さな孫にジンを飲ませたという実話を元にして、想像を膨らませて書き上げたという戯曲。
見る前はどのようなものになるのか全く想像もつきませんでした。
アメリカを舞台としているせいか、海外戯曲的な雰囲気をかもし出していて、「日本の家族」を題材とした戯曲と雰囲気が違っていて面白かったです。
役者さんは4人。
どの方もあまりに素晴らしくって、思わず見とれてしまうのでした。
鄭亜美さんが特に印象に残りました。
あと、花組芝居水下きよしさんの意外な役も見所です。
約85分くらい、なか?