ツマガリク〜ン 公演情報 ツマガリク〜ン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    やっぱり作業着を使う作品が小松台東にはいい感じだ!(デンギョーとか)ちょっと喫煙の場面が多かったかも?(メインのステージが喫煙場所みたいなところだからしかたがないかもですけどね)。猫を飼っている人の心情がとても良く解る感じ。ちょっと冴えない2代目が、最後には感情移入できる存在になっていました。次回も期待しています。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/12/01 (日) 14:00

    価格3,200円

    電材屋の社屋裏手で繰り広げられる社員たちのあれこれ。
    会社員経験者として「ワカる~」「あるある」な人物・状況など多数。
    そんな中、社会人としてそれはどうなの?な行動があり、漠然と「学校放送の道徳ドラマの大人版?」などと思ったり。
    そういえば、大きな事件・展開はないが(会社員経験者は特に?)身近な人物・出来事が描かれて、もしかすると起こりかねない事態が起きて、それは明快な答えがあるものではなく観客に問いを投げかけるように終わるという、作品とその受け手との距離感は往年の道徳ドラマに近いような気がした。
    それも含めて、ほのかなあたたかさもあるところが小松台東の魅力ではないか?とも思ったり。

  • 満足度★★★★

    座席1階1列

    価格3,500円

    開演時間前に席を外していたら、役者さんが既に舞台の上にいて開演時間を間違えてた!ってドキドキしました。

    役者さんが一服した後に前説が始まり一安心したけど心臓に悪い始まり方でしたねぇ。

    リアリティのある素晴らしい舞台でしたが、主人公に嫌悪感を抱いてしまい共感出来ませんでした。

    主人公の自分なりの正義感が嫌悪感の原因なので自分を見ているようで嫌だったのかもしれません。

    日常を突きつけられて考えさせられたと言うことは演劇の本質からすると素晴らしい舞台だったのだと思います。

    主人公が変わるきっかけだけでなく、成長した姿も見せていただけると満足感を得られたのでしょうが、そんなに簡単に人は成長出来ない事を見せるからこそのリアリティなんでしょうね。

  • 満足度★★★★

    役者さんがやたらと上手から下手、下手から上手へとスタスタと歩くシーンが多く、何だかコンテンポラリーダンスみたいだなぁ、と思いつつ観覧。

    中小企業の電材店で働く人々の群像劇で、人間模様を一歩引いて描いているため淡々としがちなところを、役者陣の達者な演技によって地方で働く人々の息遣いが感じられるお芝居になっていた。

    斉藤マッチュさん、「20歳の国」でポケットに手を突っ込みながらオラついている印象が強かったけど、今回は役に厚みがあって好感を持った。
    宮崎弁の台詞は独特の圧があって、特に主宰の松本さんが怒り気味に発する宮崎弁は客席で聞いていても「ビクッ!」としてしまう迫力があった。
    iaku「あつい胸さわぎ」での無神経な上司の演技が記憶に残る瓜生和成さん、今回の苦悩する支店長役もハマっていた。
    特筆すべきは山田百次さんの演技。「普通にこういう人、存在しているよね」って思わせてくれる佇まいや表情、仕草など素晴らしかった。
    お芝居としては、もう少し出演者数を減らして、瓜生さんと荻野さんの関係など、ひとつひとつのエピソードの深堀りをしてくれたほうが個人的には良かったけど、これくらいで描いたほうが余韻が残り観客の想像力を喚起する、という部分もあるのかもしれない。

    上演中の喫煙シーンに関して事前に何度もアナウンスと注意喚起が行われる。「・・とはいえそれほどでもないんでしょ?」などと侮っていたけど、実際に上演が始まると喫煙所が舞台なので皆さん吸うわ吸うわ。むしろタバコを吸ってないシーンのほうが少ないくらい。客席からは副流煙を吸い込んでしまったのか時折咳き込む音がちらほら聞こえたりもしたので気管支が敏感な人はぜったいに奥の席をお勧めします(私は2列目で観たので途中ちょっとだけ咳き込んでしまった)。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    起承転結がある話じゃないのに魅入れたのは、
    役者さん達の力量なのか、自分が会話に飢えてるだけなのか。

    ネタバレBOX

    昔、近所で工事現場にネジ一本でも配送しますって会社が、
    キレた配送員に放火されて、3階建てビル全焼させられた事思い出しました。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/12/01 (日)

    私にとって『勇気出してよ』(2016年)以来となる小松台東さんの舞台、会場も3年前と同じ三鷹市芸術文化センター 星のホールで、12月1日14時開演回(125分)を拝見。

    電材商社の社屋の外にある喫煙スペースを舞台に、社員たちの本音や隠し事がポツポツと露わになっていく、平凡な日常の中での稀有な出来事を描いた作品。

    劇中、(東京人にはノンビリしたトーンに聴こえるであろう)宮崎弁による会話の効果もあってか、登場人物の誰もが(ひいては作者自身も)シリアスなはずの自身の現状から2、3歩距離を置いた精神的立ち位置にいるように感じられた。
    そして、こうした過度に深刻ぶらず・苦悩しない「非劇的人間」の彼ら・彼女らだからこそ、観客の多くは、同じ市井の人々への共感やら同情の念を抱いたのではないだろうか?…とは、上演中、終始、温かかった客席の雰囲気を感じながらの雑感。

    ところで、自分も以前、メーカー向けの部品を扱う会社に勤務していたので、こちらの時間的都合を一切無視した客先からの注文やらクレーム、納期催促に発注洩れなんぞがセリフに上がる度に、口の中でほろ苦いものが湧いてきて困惑したことを付記しておく。確かに、こればかりは「実体験」がなきゃ描けないニュアンスだろうなぁw

    ネタバレBOX

    【配役】
    津曲友作(営業一課。快活を装うも、社長の御曹司として、将来、会社を引き継ぐことへの漠然とした不安を抱いている)
    …今村裕次郎さん
    赤木光太郎(営業一課・課長。仕事は実直・子煩悩)
    …山田百次さん
    田所学(営業一課。仕事より、行方不明の飼い猫の方が心配)
    …佐藤達さん
    桑原竜二(営業一課。まだ社歴は浅いが、仕事を覚えるより先に、同じ課の沙希と恋仲に!)
    …櫻井竜さん
    持田沙希(営業一課・事務。はきはきしていて明るい外見。桑原との仲は周囲に隠している)
    …神崎亜子さん
    澤村良成(営業二課・主任。同期の赤木を密かに尊敬している)
    …松本哲也さん
    島田昌典(営業二課。決して手を抜いている訳ではないが、惰性で仕事をしている)
    …斉藤マッチュさん
    岩永麻衣子(会社に出戻りの営業二課・事務。昔、澤村?と付き合っていた)
    …長尾純子さん
    竹本満(支店長。部下の入院やら無断欠勤やらで最近疲れ気味。密かに山下琴美と不倫中)
    …瓜生和成さん
    山下琴美(秘書課。実は無断欠勤が続く太田からストーカーされていた)
    …荻野友里さん
    黒木雄三(倉庫係。以前は現・支店長の竹本の先輩営業マンだったが、トラック事故を起こして、現職に左遷。ただ本人は漸く訪れた人間らしい暮らしに満足している)
    …廣川三憲さん
  • 満足度★★★★

    小松台東(松本哲也)の舞台には独特の生活感があって、うまいのに気取っていない。青年団系のようだが、この系列にある嫌味がない。「さなぎの部屋」の急場を救った男気(内実は知らないが、投げ出して当然なのに)も見上げたものだ。
    それは多くの作品が、東京の演劇になじみの薄い故郷の宮崎方言を使っているからかもしれない。いずれにせよ、よくまとまった劇世界を作り出していて、旧新劇団から注文が多いのもうなずける。次は青年座の予告が出ている。
    今回は客演もあるが自前の劇団で、お仲間内でのびのびと自身20歳代に経験したという宮崎の電材会社の一日が描かれる。登場人物十名をそれぞれの役割でキャラ付けしてあって、その中で、起きる小さな事件が織り出されていく。拾ってきた猫の失踪で気もそぞろ、つい会社をさぼって探しに行く気の弱い新人社員、彼が伝票通しを忘れたために生じた得意先からのクレーム対応に忙しい管理職立ち、将来に不安を持ちながらこの会社を離れられない中堅の社員は明日子供の運動会を控えている。社員の中には職場不倫もある。
    中小企業によくある一日がこの宮崎の小さな電材会社のバックヤードで、そつなく展開する。話は収まるべきところに収まって二時間五分、よくできていると言えばできているのだが、いつまでもこれでは仕方がない。
    物語を語る力も人物造形も及第点ではあるのだから、平面的な風俗からではなく、ともに生きる人間として共感が持てるような人間たちの相克を舞台で見せてほしい。年齢、キャリアから勝負の時が来ている。まず、素材。次には人間のドラマを絞って深く。並べて引いてみて面白がることに憂き身をやつしてすでに多くの青年団系が破綻している。

    ネタバレBOX

    この劇場は仮設の客席を公演ごとに作っているようだが、それなら、もっと客に危険がないように席を組んでほしい。客席に入る前に大きな段差があるのは常識外だ。私は見事にひっくり返った。入り口で、大きな声で言っています、と劇場は言うかもしれないが、それは、その場に人をつけてひとりひとりに言うべきで、入り口で張り紙してもマイクで叫んでも役に立たない。松竹だったら劇場支配人の首が飛ぶ。公共劇場にはこのような盲点もある。

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