ショート7 公演情報 ショート7」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
21-40件 / 41件中
  • エリクシールの味わい
    が突出。アフタートークでもゲスト出演したときもお話ししたんですけど、作家である谷くんの現在進行形の最新作が一番面白かった。

    小林タクシー、佐々木なふみ嬢、清水那保ちゃんとゴソッと5/26から始まるMUにも出演してもらうんだけど、すんごいやる気に火が着いた。飲尿なのに火がついた。笑。下ネタでごめんなさい。

    ネタバレBOX

    内容は、飲尿すら「血と同じで汚くない!」と豪語する変態役・小林タクシーが、BARで「ここで尿が飲めるって聞いたんだけど」って設定で始まる。もうこの時点でなんかのパロディ越えてて危ないだろ(笑)そのまま最後まで怪演して歌い上げるミュージカル。

    大人計画の成功以降にフォロワーが蔓延し、変態や過激さをひけらかすのがちょっと前に流行ったけどそれも終わり、00年代の「いま」のモードで自分が生きてると「変態は普通」と青筋立てて力説するカジュアル感の方がフィットしちゃうんだよね。だから、これはシンプルに変態を力説、しかも歌い上げた勝利だと思う。

    ちょうどこの前観た映画『ミルク』も、ゲイの政治家の話なんだけど。マイノリティが「普通であること」を求める叫びで。俺ビービー号泣しちゃったのね。まあ、そういうシンクロもあったってことです。


    <蛇足ゾーン>

    「いま」のモードがまぶしすぎたので、過去の作品との(作家としての)タイムラグが若干気になった部分もあり、個人的に『薮の中』はリライトしちゃってもいいじゃないかしらと思った。KERAがゴーリキーの『どん底』をリライトしたように。どうしてもこの短篇だけ様式に目が行ってしまったので。本当、蛇足ですが。谷くんなら翻訳モードでリライトしても絵になるかなと。
  • 満足度★★★★★

    いい(≧∇≦)b
    A,B観ました。谷氏の多彩な作風、演出に感心。名実共に珠玉の短編集といっていいでしょう。団体メンバー、客演陣も皆さん素晴らしかったなかで、「エリクシールの味わい」の岡田あがさ、「Bloody Sauce Sandwich」のハマカワフミエ(国道五十八号戦線)、「ソヴァージュばあさん」の堀川炎(世田谷シルク)、「藪の中」の堀越涼(花組芝居)は、特に素晴らしかったです。

  • 満足度★★★★★

    Bプロ
    なんといっても「エリクシール」が傑作だった。
    美人女優たちが、あんなこともしちゃう(!?)というのは、ホンのすばらしさと同時にやはり主宰・演出家の谷賢一の「カリスマ」がまばゆいのだろうなぁ。

    まだまだ、演劇には未開拓の平野があります。豊かな鉱脈が隠されている。
    残されているのが「荒地」ばかりとは限らない。

    あー、満足、満足

  • 満足度★★★

    Aプログラム
    「ソヴァージュばあさん」必見。どこかで観た事がある人も、初めての人も。

  • 5月3日(日)S
    Bプログラム。挑戦的な姿勢、好き。堪能。

  • みた(A)。
    初見。
    なんかすっきりしない感じでした。
    ソバージュばあさんはよかった。

  • 20090502*S【Aプログラム】
    拝見しました。
    個人的には『ソヴァージュばあさん』が特に好きでした。
    「古くさくない古典」というコンセプトだと、前衛の様式や、方法論にもってかれがちな演出家も多いけど、良い意味でまったくそんなことなく、かつ満足させてくれた。
    原作にはないというエピソードの追加も、演出も、センスが光っている。
    堀川炎さんという女優さんは初見でしたが、とても素晴らしかったです。
    名刺を置いてきてしまったことを、後悔するほどでした。

    ネタバレBOX

    『Bloody Sauce Sandwitch』は、感想が難しい。
    女子の自分にとって、堕胎の傷の表現が少し記号的に感じたからか?
    しかし、連なる言葉の美しさと、空間の色彩感覚などの強い美が印象的。
    佐々木なふみ嬢の好演する姉が、観客が不条理ワールドから零れ落ちないように接点になっていて、救われる。

    『15分しかないの』は15minmade版と違う空間演出により、コミュニケーションのもどかしさがさらに際立って、切なさがアップしていたと思いました。 
    シンプルなことだけど、男女の目が合う瞬間が追加されたことが、キチンと効果的なスパイスになったと思う。
    立ち位置ひとつでこんなに変わるんだよな、ということを再認識。

    『アムカと長い鳥』は、椎名林檎を思わせるような異次元感のある清水那保さんがチャーミングで、熱演にも引き込まれたが、このテキストを使って、あえて、ちょっぴりオバサン世代の生活感のある身体の女優でのバージョンも見てみたいという欲望を持った。
    ただ、これができる人は、なかなかいないかもしれないが。

    全ての作品を通して、独特の言葉の感性が心地よかった。
  • 満足度★★★★

    バラエティ豊富なステージ♪
    A、B両方ともに濃密な時間が流れていました。
    劇場空間も雰囲気があり、異空間に迷い込んだ感満載です。
    特に堀越涼さんの「薮の中」はすごかった!
    30分の上演時間がアッという間でした。あの鬼気迫る感じ、圧巻です。

    ぎゅーぎゅーの満席で、すごく狭いのでお尻が痛くなりましたが、A、Bプログラム観ると割引なので1日で両方観てしまいました。
    ちょっと辛かったけど、行って正解でした♪

  • 【B】ショート×ショート×ショート
    ●息をひそめて
    ダルカラにしては珍しい、現代の日本が舞台。男女の思惑の擦れ違いと交差。やっぱり感情的なのは男で、女のほうが現実的だよなー。
    「15分しかないの」からあのギミックを省いて口語でやった感じ。あの空気感が好きだった人には合うだろうかと。

    ●エリクシールの味わい
    贅沢な役者で全力の悪ふざけから始まって、しっかり物語として帰結。客の反応の区々さが愉快。飲尿やミュージカルに抵抗のある人は演技だけに集中して観ても良いと思います。完成度とかアプローチの変化をどうこうする演目ではないから、個人的には再演しないで欲しい。ある意味ボーナストラック。

    ●藪の中
    やるべき人がやったな、と。このキャスティングを知った時点でお腹一杯だったのも事実。そして期待を裏切らない。見入るあまり緊張させられた。ABどちらのグループにも一人芝居があるけれど、共通して「何かを殺がれていく感」がある。寿命が縮んだかもしれない。でも悔いはない。
    エリクシールとの間の休憩は貴重。しっかり気を休めてから観るべし。

    ネタバレBOX

    そうだった。『女の子がトイレで用を足している場面を稽古した』っていうのは随分前に聞いた気がする。ここに繋がったか。
  • 満足度★★★★★


    とても面白かったです。
    自分は一階の一番前の席で、役者さんの表情がとてもよく見える、ラッキーなポジション。

    4本すべてぐぐっと迫るものがありましたが、
    特に「ソヴァージュばあさん」が好きです。

    Bもみてみたい!
    1000円OFFになっちゃうらしいのでできれば足を運びたいと思います。

    (ただ、座る場所の構造上、とてもおしりに負担がかかっていたのですが、途中の休憩で救われました。)


    本当に面白かったです!

  • 満足度★★

    いいんだ、これ・・・
    なんだかこの世界でたった一人仲間外れになった気がする。

    ちょっと自分には合わなかった。

    ネタバレBOX

    なんだろ。
    俺やばいんじゃない?
    感覚がみんなと違うのか?
    全然だめだった。

    まぁいいけど・・・。
    好みの問題だから。


    ■ソヴァージュばあさん 
    出てくる方の芝居はよかったんだけど・・・。
    なんだか古典小説を読んでるようでストーリーにおもしろみがなかった。

    ■Bloody Sauce Sandwich
    意味がわからない。
    前にも観たけど、今回もあいかわらず何を伝えたいのかどういう意味なのか・・・。前回はお姉さん普通に服着てたのに、なぜ今回は下着を出したんだろう?

    ■15分しかないの。 
    まぁ、試みはわかるんだけど、誰の中にも色んな人格が存在するんだから。けれど、そのそれぞれの人格(?感情?)を女性三人が演じるストーリーは単なる日常。まぁ、彼と寄りを戻すかも、なんていうちょっとしたイベントはあったけど・・・。もう少しひねったストーリーの中で同じことをやってほしい

    ■アムカと長い鳥 
    はぁ・・・。
    これ意味不明。
    風呂場であり、下着姿でなければいけない理由ってなんなんだろう・・・。
    普通に服着て、台所でやられた方が集中して観れた気がするが。
  • 満足度★★★★

    Aを観ました。
    初めてのDULL-COLORED POPでした。
    「アムカと長い鳥」は、下着姿が話題になったいますが、何より清水那保さんの熱演が光ってました。とはいえ私も男なので、ついつい聴覚より視覚に頼ってしまいました。「ソヴァージュばあさん」は堀川炎さんと堀越涼さんの競演がただただうれしい作品。おふたりともステキだ!「Broody Sauce Sandwitch」は座席位置が悪く、あまりハマカワフミエさんの表情が観れませんでした。残念。「15分しかないの」は面白かった。こんなの初めて。是非もう一回観たいと思いました。Bプログラムも是非観たいと思っています。

  • 満足度★★★

    ★2と★4の狭間で。
    私は物語がある話が好きです。
    特に気に入った物は次の3つ。
    ・エリクシールの味わい
    ・ソヴァージュばあさん
    ・息をひそめて
    AとB,どっちか片方を観るとしたらBを推します。
    なんてったって、おしっこライブは必見です。

    最後のPPPは、これも一つの短編みたいなものでした。
    異様な光景が見れるので、もし参加できるなら是非どうぞ。

    どうでもいいけど、観客席。よく見たら役者さんがいたりします。
    2階の端に岡本あがささんが挙動不審な感じで座っているのを見て、
    異様な雰囲気にちょっとなんとも言えない気持ちになりました。

    ネタばれで一つずつ簡単に感想かいておきます。

    ネタバレBOX

    ネタばれなのに、ネタばれは極力控えてコメントします。

    ■ソヴァージュばあさん 
    役者さんの演技がものすっごくいい。
    声が通る男優さんに、ばあさん役のなんとも素晴らしい演技。
    これだけでも来てよかったと思えた。

    ■Bloody Sauce Sandwich
    こういう不条理な内容。苦手です。どうしても良さがわかりません。
    姉さん役の方の陽気なおしゃべりはそれなりだけど、あれは役者さんの地っぽい。

    ■15分しかないの。 
    ありそうでなかった、とてもありがちなコンセプト。
    短編でしか出来ない、と言う意味では、これを見れてとてもよかったと思える。
    天使と悪魔の声に唆されると言う展開は漫画でよく見かけるけど、より鮮明にした版を実写で見れるとはなぁ。
    まぁでも、アイデアの具現化止まりというか、だから?という感じでもある。
    うがいをするパントマイムで手が動いたりするのがとても気になりました。

    ■アムカと長い鳥 
    これはダメでした。狂気が全然伝わってこなかった。
    明かりと、女優さんのスイッチがずれている。
    浴槽を表すパントマイムがいい加減。
    女優さんがなんというか、学生っぽい。(いや、実際学生かもしれないけど)
    中学生がいくら母親の狂気を演じても滑稽なように、狂気を演出する場面で、一生懸命さが伝わってきて、、、。
    女性が入浴しているというシチュレーションで、露出も高いのにあまり色っぽいとは言えず、もうちょっと鍛えるんだ!せめて役柄的に太るんだ!とか思った。
    同劇団の堀奈津実さんだったら、まったく違う印象になるかもしれない。
    というか、同じ露出度だとちょっとエロすぎたりして。

    ■息をひそめて 
    よい出来でした。この芝居を思い起こすと、とても複雑な心境になります。
    割り切れないリアルな今を、感じました。

    ■エリクシールの味わい
    7つの短編の中で1推しの作品。
    ネタかと思いきや、実は純愛ものでした。
    純愛ってなんか重いかんじですが、ここまで前提がきわどいと丁度良いです(エー!?)
    「おしっこはきたなくない」これを科学者風の人がいうと、かなり説得力を感じます。
    地動説のガリレオだって、こんな感じだったんでしょうかね。
    こんな愛の形だってありだと思います。
    大まじめに変態風の科学者を熱演出来る小林タクシーさんと、
    リアルにちょっと幽霊みたいな岡本あがささん。
    どちらもはまり役だったと思いました。

    ■藪の中
    1人7役。本当によくやると思います。
    小説で結論をぼかしてもやもやするのはともかく、芝居で結論が出ずにもやもやするのは好きではないです。

    ■番外(PPP)
    この為だけにナース服とか用意しているんでしょうか。
    ゲストをコスプレした女優陣が囲んでいる図。とても異様でした。
    どうせなら岡本さんも「役ひきずったまま」出ればいいのに。ずーっと針金いじってるだけでいいから。
  • 満足度★★★★

    Bは
    面白かったです。7作品もあると、どうA、Bに分けるか、分けた後にどの順番で観せるかがとても難しいのだろうと思う。Aは来週観に行きます。

  • 満足度★★★★★

    最高
    5月1日、A,B両プログラムを拝見。

    いやはや、なんて贅沢な2時間弱×2。
    7作品全て見ごたえ十分!
    あまりにも個人的なお気に入りは以下。

    A『Bloody Sauce Sandwitch』狂った世界とおっぱいにかんぱい☆
    A 『アムカと長い鳥』 日常会話と独白の落差とパンチラにかんぱい☆

    B『藪の中』は堀越涼さんに惚れた一品。
    B『息をひそめて』は佐野功さんを惚れ直した一品。

    そしてうわさの飲尿ミュージカル
    B『エリクシールの味わい』 は生演奏に歌詞カード付き。
    変態なんだが純愛でもあり、純愛なんだがやっぱり変態。
    変態がなんだ!人間みんな何がしか変態だ!ばんざーいっ!
    …と、勝手に開放されて気分爽快☆

    笑いあり狂気あり理不尽あり変態あり(笑)
    贅沢な短編小説を読んだ気分で劇場をあとにできました。

    ああ、おもしろかったなぁ!

  • 200905011600/1900
    200905011600A/1900B@pit北/区域 / 終演後ポストパフォーマンストーク有

  • 【A】ショート×ショート×ショート×ショート
    AがDULL-COLOREDで、BがPOP。らしい。これまで気にして観に行けないでいた方々には演目的にAが人気なのかも。個人的にAは確認、Bは開拓って印象。

    ●ソヴァージュばあさん
    過去に4回観ていたり。
    冒頭の在り方からしてそれ以降はもっと重苦しい雰囲気になるかと予想したけど、そこまでじゃなかった。これまで異国・異文化の空気感があったのと比べると今回は身近。日本の山奥の田舎での風景を当てはめても観られたと思います。グッと来る箇所はいくつもあったし、以前と違うアプローチにニンマリしたりも。が、なんだろう。初日だからか?妙にスルッと流れた気も。役者同士が噛み合っていないという訳でもなく、どうも着地の度に足元が覚束ないというか。個人的には『あの役者のあの武器を封じて登用するなんて贅沢なのか、それとも勿体ないのか』なんて思案も。それを別にしてもこれはきっとまだ行けるだろう、多分。もっとブッチ切りの一演目になるはず。

    ●Bloody Sauce Sandwitch
    ギリンギバージョンよりもカラフル。視覚的にも聴覚的にも感覚的にも。不条理ながらも意味不明でなく、混沌でないスッキリした気持ち悪さが残った。
    姉の暴れ度合いは抑え目になっていて、理解し得ない姉妹の温度差を一定値で見せていた。ギリンギバージョンだと姉が勝手に近付いた気になっていたのが、こっちだとずっと一定で近付けない自覚があって根深くなっていた様に見える。単品だと『谷戯曲では際のほうに位置するかも』って思えたけど、「アムカ〜」と観れば実にスタンダード。

    ●15分しかないの
    第一声「ただいま」が15mmの時より強かったのが印象的。これも初日だからか?最初に気の強さを見せておいて最後の虚無感を際立たせるとかそういう意図じゃなかったと思うんだよな。pit北ならではのポジション取りが効いて立体的になっていた。室内感もアップ。空間の使い方としてグッジョブなのはこの演目だったかもしれない。グリーンだと良い部屋に住んでる様に見えたんだよね、広いから。それで自由時間が少なくて持て余してるのもアリだけど、狭いほうが精神的な窮屈さも得られたり。
    今更だけど髪型の経緯背景を想像。黒髪ロングだった子が色気付いて茶髪になり、やがては機能性の為にボブに落ち着く。長いと動く時に邪魔だし、入浴後に乾かすには短いほうが楽で時間短縮出来るし、みたいな。

    ●アムカと長い鳥
    「小部屋の中のマリー」を最高傑作と称したのが分かった気が。源流を見た。
    写真でしか見た事なくてもっと夢見がちな話かと思ってたけど、むしろ現実的だった。演劇ならではというか、舞台芸術ならではの見せ方。でもきっと活字で読んでも面白いと思う。肉体的よりも精神的な死への接近と到達。「生きる」に相対するのは「生きない」ではなく、「死ぬ」。死んだ様に生きる状態ってのはまだ生きてる。

  • 満足度★★★★★

    初日の迎え方
    短編7本。しかも、3本、4本と2プログラム。
    GW中なので、1日3ステージの日もある。
    役者は14人。
    と、稽古の様子や、楽屋の様子を想像するだけで、たいへんそうである。

    もちろん、そんなことを微塵も感じさせない、クオリティを提出してくるのが、主宰谷のスゴイところ。

    アゴラの「KR14」の演出家は82年生まれが基本集まっているわけだが、谷賢一も同年生まれ、その資質と志向の異なり、隔たりに
    「後生畏るべし」と。
    切実に思う。

    演劇は爛熟しているのか、衰退しているのか?
    中屋敷、谷のPPTをきいて、思いました。

  • 満足度★★★

    Aプログラムを見ました
    「ソバージュばあさん」「Bloody Sauce Sandwitch」が
    完成度が高かったように思います。
    初めて見ましたが劇団のカラーが伝わってきました。
    アフタートークも少々歪んでいておもしろかったです。

  • 満足度★★★★★

    かわいい♪
    初日Aプログラムを観ました!不思議な空間での公演を満喫してきました♪

    ネタバレBOX

    短編4本どれも興味深く観れましたが、やっぱり1番は堀越涼さん演じる兵士さんの「おいしい」の笑顔♪その表情を観れただけで遠くから観にきてよかったと思います。次は少し日にちがあいてBプログラムを観劇します。

このページのQRコードです。

拡大