ショート7 公演情報 ショート7」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
21-40件 / 41件中
  • 満足度★★★★

    まさに谷賢一展覧会
    1600Bプロ、1900Aプロ観劇。
    pit北/区域、初めての劇場でしたが泣きたくなる狭さ。Bプロ観たときは
    奥に暗幕掛けてるセットに半分身体が埋もれてました。忍耐との勝負w

    お芝居の方は、もう谷さんの頭の中にあるあらゆるベクトルのものが
    どさっと山積みになったって感じで、それはそれは楽しめました。

    あと関係ないんですけどAプロの間、ずっと谷さんが隣で箱に座って
    厳しい目で舞台をご覧になってました。時にうなずき、笑い、鼻息荒げ。
    舞台とその演出家を同じ視界に共存させるのも、おもしろいもんです。

    楽を過ぎましたが、一応ネタバレにて。
    「ソヴァージュばあさん」は会心の一撃!でした。

    ネタバレBOX

    観た順に。

    「息をひそめて」
    これはおもしろかったなあ。恋愛観でも「そうそう」って思うところが
    多々あったし。他の演目は「現実にはあまり身の回りにないもの」が
    背景になってるけど、これだけは同じ目の高さにある出来事が
    題材になってて、それだけに感情がリアルに伝わってきました。

    「エリクシールの味わい」
    ぼく谷さんはエロスをやっても下ネタはやらない人だと思ってましたw
    観てるうちに飲尿がまるで普通のことのように錯覚させられてました。
    劇中歌も素晴らしい!最後、飲尿でホロリさせられた自分が悔しい。

    「藪の中」
    堀越さん、すごいなあ。暗転して役が変わるはじめの部分だけは
    前の役の印象が残ってしまってとまどいを感じるけど、達者ぶりを
    堪能できました。ひとつの出来事を複数人が語ると少しずつ事実と
    異なる。その真実は?なんかそんな映画もありましたね。

    「ソヴァージュばあさん」
    黒澤さん演出の 4x1h で初見。ストーリーが判っていたからかも
    しれませんが、今回の方がとても分かりやすく心に伝わりました。
    4x1hのアフタートークで「机を使いたい」「火事のシーン」について
    語っておられましたが、その答えが観れて良かったです。
    堀川ばあさんは、ちょっと優しすぎるイメージだったかなあ。
    もう少し偏屈に閉ざしていた心が開く感じが出てもよかったかも。

    「Bloody Sauce Sandwich」
    興味深く観させていただきましたが、とても不可解な作品。
    でもぼくの中のダルカラのイメージってこんな感じ。

    「15分しかないの」
    初観。堀さん頑張ってます。桑島さんが「本音」で堺さんが「体裁」
    という心の葛藤として観てましたが、リズムよく小綺麗な仕上がり。
    演者全員が客席向いてシンクロさせるのは大変だっただろうなあ。

    「アムカと長い鳥」
    ちょっと「Bloody Sauce Sandwich」とカブるのはこちらも女性の
    「性」を描いているからか?テーマ的にちょっと苦手な作品でした。
    アムカが「アームカットの略」ということを観終わってから知った。

  • 満足度★★★★

    弾けるB。
    人呼んで「ポップ」パート。
    これが谷戯曲なのか、と目を疑いたくなる作品群である。

    ネタバレBOX



    ●息をひそめて
     少しコミカルで、なかなか切ないビターなラブストーリー。
     佐野功のコミカルさと切実さのギャップに、男も惚れる。と思う。
     言うまでもなく、それは堀奈津実がいてこそのことだが。
     
    ●エリクシールの味わい
     業界初の飲尿ミュージカルと銘打った馬鹿馬鹿しさ。
     あまりにも馬鹿馬鹿しくて可笑しさと悲しさの涙がちょちょぎれる。
     小林タクシーの熱演がこれでもかと光る。

    ●藪の中
     非口語演劇の若頭・堀越涼による一人七役の一人芝居。
     軽くいなせにこなしてしまうあたり流石の一言。
     逆に言えば、これくらいやってもらって当然という気さえも。
     テキスト的に言えば、七役を見せることだけに専念しすぎたきらいも。
     演者・演出のがっぷり四つが観たかった。
  • 満足度★★★★

    知的にバカをやる脚本の、ギリギリ感が魅力
     谷賢一さんの作品は豊かな知性と、パンクの精神を感じさせるテキストが大きな魅力だと思います。今公演でも、言葉に対する尋常ならぬこだわりが感じられ、充実の観劇になりました。

     DULL-COLORED POPでは、役者さんは決して読みやすいとは言えない長いセリフ(詩情たっぷりの状況説明や、難しい専門用語が散りばめられた感情の吐露など)を、読みこなすことが求められます。作・演出家が当然のように役者に負荷をかけ、役者もそれに全力で応えるという、演劇に対するひたむきさが伝わってくる作品群でした。

     ただ、その高くかかげた目標にたどりつけていたかというと、まだもう一歩足りなかったのではないか、というのが全体についての感想です。また、この3年間に上演された短編戯曲7本の中では、やはり最近書かれたものほど面白いことは否めず。時代の流れは早いですね。

     あくまでも個別の短編を7つ集めた公演だということで、作品終了ごとに装置変更の休憩が挟まれていたのは潔いと思いました。観客も遠慮なく頭の切り替えができます。
     装置を動かす舞台監督さん(?)が黒装束だけど金髪で、とても目立っていました。演出意図なのかしら(笑)。
     終演後のトークイベントでは、演劇についてのディープな話が聞けて面白かったです。“キャバクラ”のぐだぐだ感は好みが分かれそう。様式は毎日変化していきそうですね。

     Aプロは心の暗部を深くえぐるような題材が多く、休憩があったおかげで気持ちを楽にして拝見できました。Bプロの飲尿ミュージカル「エリクシールの味わい」は出色。バカ笑いしながら考えさせられました。生演奏が素晴らしいです。オススメです。これから予約される方は、A、Bの順番でご覧になるのが良いのでは、と思います。

    ネタバレBOX

     Aプロは女優さんの体の露出がかなり大胆です。美しいので純粋に眼福ではありますが、そちらにばかり集中させてしまうのはもったいない気もしました。Bプロはとにかく「エリクシールの味わい」が突出しています。
     A、B両方とも最後に1人芝居を持ってきていますが、Aプロは「15分しかないの」、Bプロは「エリクシールの味わい」で終わってほしかったですね。

    ■Aプログラム
    ・『ソヴァージュばあさん』
     演出、出演者違いで数回拝見した戯曲です。3人の敵国兵士と仏頂面のソヴァージュはあさん(堀川炎)が、数ヶ月の同居生活を経た末に・・・。

     言葉が通じない人々(しかも敵同士)が食事を通じて心を通わせていくお話なので、ダイニングテーブルと料理のセットが効いています。フランス語とドイツ語の通訳をしていた兵士(和知龍範)が、冒頭のセリフを手帳を読むように語っていたのが良かったです。

    ・『Bloody Sauce Sandwich』
     姉(佐々木なふみ)の部屋に転がり込んだ妹(ハマカワフミエ)。彼女はある妄想に取り付かれていて・・・。

     子供を堕胎してしまった若い女性の苦しみ。水子が堕胎医(千葉淳)の姿で登場するのが空恐ろしい。
     私が座った席のせいもあると思いますが、姉役の佐々木なふみさんの美しい胸元ばかりに目が行ってしまいました(笑)。ここまで来るとやりすぎなんじゃないかと思いますね。ブラウスのボタンが数個はだけてるぐらいのチラリズムを希望。

    ・『15分しかないの』
     大手商社で働く27歳の女性サラリーマン。深夜に1人暮らしの家に帰宅して、寝る準備をするまでの15分だけが、自分の自由時間なのだ。

     サラリーマン本人(堀奈津美)と、彼女の中にある相反する2つの感情(桑島亜希、境宏子)の合計3人で、1人の人物を演じます。モト彼(千葉淳)からの電話への反応がそれぞれバラバラだったり、重なったりする演出がとても面白いです。ほぼ正方形のステージを立体的に使ったステージングも見ごたえがありました。

    ・『アムカと長い鳥』
     田舎に嫁いで暇をしている若い主婦の独白30分。キャミソール姿での清水那保さんの1人芝居です。

     初演の方がもっと引き込まれたように思います。演技はまだまだ上を目指せる感あり。あやうさが足りなかったのかも。
     白いベビードール風キャミソールが似合う若い女優さんっていいですね。ショーツはお尻にぴったりフィットするタイプの方が私好みです。

    【アフタートークイベント】
     4/29(水)出演:谷賢一 中屋敷法仁(柿喰う客・代表)

     「演劇は21世紀に生き残れるか」という壮大なテーマを掲げ、谷さんと中屋敷さんが本気で話されているように感じ、しかもお2人のご意見は対立するものでもあったので、非常に面白かったです。
     初日ということもあってか、キャバクラ嬢に扮した女優さんたちが所在無さげでお気の毒でした。どうせなら本気で議論に参加して欲しかったです。改善を希望。


    ■Bプログラム
    ・『息をひそめて』
     同姓しているカップル(堀奈津美&佐野功)が暮すアパート。男は女が浮気をしているのではないかと疑心暗鬼になり、床下に隠れて女とその友人(田中のり子)との会話を盗み聞きする。

     畳がパカっと開いて男が出てくるのが面白いです。わざわざこのためにセットを作られたんですね。ビーフシチューを食べるのか食べないのか・・・で終わる最後の空気には、岸田國士作品のような情緒が感じられました。ただ、女2人の会話はいやに早口で、感情表現がはしょられているようで残念。

    ・『エリクシールの味わい』
     さまざまな女の子の“尿”を用意しているバー。飲尿フリークの男(小林タクシー)が1杯ずつ味見をしていく。

     絶品でした(笑)。始まる前のセットチェンジの時に、スポットライトが客席に2灯も用意されたところから、ものすごく可笑しかった。キーボードの生演奏&ボーカル(伊藤靖浩)もノリノリで素晴らしいです。
     男が心奪われたエリクシール(万能薬・不老不死の薬)と呼ばれる尿は、精神を病んだ女(岡田あがさ)のものでした。テーマが飲尿なのに、変態のダメ男と薄幸の美少女の純愛物語にまで昇華しました。「50cmだけ離れて。ずっと一緒に。」にうっとり。

    ・『藪の中』
     芥川龍之介原作『藪の中』の翻案・舞台化。

     たった1人で30分間、7役を演じ分けていくのは大変なことだと思います。堀越涼さんは花組芝居の役者さんなので、歌舞伎っぽい演技がポイントにもなっていました。原作の持ち味そのままに上演したようですが、構成に変更を加えても良かったのではないかと思います。


    【アフタートークイベント】
     4/30(木)出演:谷賢一 船岩祐太(演劇集団 砂地・演出)

     初日とは違って、キャバクラ嬢(?)の皆さんは床に座ってお話に参加。「ポストモダンって何ですか?」という質問が良かった。
  • 満足度★★★★

    Bは
    面白かったです。7作品もあると、どうA、Bに分けるか、分けた後にどの順番で観せるかがとても難しいのだろうと思う。Aは来週観に行きます。

  • 満足度★★★

    鈍色のA。
    人呼んで「ダルカラー」パート。
    谷戯曲の傾向として幾分まとまりのあるような作品群ではある。

    ネタバレBOX


    ●ソヴァージュばあさん
     黒沢世莉演出との差違が際だった。
     私が選ぶのであれば、朗読なら黒沢演出、演劇なら谷演出だろう。
     俳優陣にしてみれば、こちらの方が人物が生きている。
     それが良いか悪いかは判断つかないが。

    ●Bloody Sauce Sandwitch
     谷流の不条理とはこういうことか。
     ハマカワフミエが病的なまでに印象に残る。夢に見そう。

    ●15分しかないの
     取り立てて何と言うことはない短篇。
     だが、「自分の時間が15分」と決める女がどこか谷作品ぽい。
     堀奈津美、桑島亜希、境宏子。この並びに文句の言いようもない。

    ●アムカと長い鳥
     人呼んで憑依役者・清水那保の本領発揮の一人芝居。
     ただ、その憑依のコントロールが聞かないのは玉に瑕。
     私の観た回は割と走ってしまった印象。
     若干わかりやすすぎるきらいはあるが、それでも記憶に残る作品だ。
  • 満足度★★★

    Aプログラム
    『ショート7』のAプログラム。
    様々な作風の作品が入り乱れる。
    どれか好みの作品に出会えるはず。

    ネタバレBOX

    『ソヴァージュばあさん』
    翻案・演出 谷賢一
    原作 ギ・ド・モーパッサン
    アクティングディレクター 黒澤世莉(時間堂)

    これ、好き。
    わかっちゃいるけどどうにも解決しようの無い問題を抱える二つの事柄を、二つの言語を解する者が、奇妙さとやるせなさに引き裂かれながら、ただただ記述する。
    迷い・戸惑いの感覚を和知龍範が好演。


    『Bloody Sauce Sandwich』
    作・演出 谷賢一

    一人の人間が世界をどのように捉えるか。
    そこには無限の宇宙が広がっている。
    目を背けたくなる痛々しさをたたえた彼女の日常は、今も続いているのだろう。
    個人的にはとても苦手。


    『15分しかないの』
    作・演出 谷賢一

    『15 minuites made vol.5』から時間をさほど置かないでの再演。
    初演よりも濃密な空間で描かれる三人一役芝居。
    一人の人間の思考が三つの肉体で描かれる面白さは、空間が狭まった事でより増したように思える。
    特に四人目の人物である元彼との思考の混ざり具合がよく見えたように思う。
    一人の人間の持つ、様々な思考を目に見える形で描き出した作品。
    初演ほどのインパクトはないものの、斬新さは消えず。


    『アムカと長い鳥』
    作・演出 谷賢一

    憑依の芝居というものを見せつけられる作品。
    ややこしい計算などから完全に解き放たれた自由な表現体が存在する。
    そこに観る物は引き込まれてしまうわけで、後はもう言うことはない。
    長い鳥の声が本当に不快に感じ、もうどこにも行き場がない、強い八方塞がり感に襲われる。
  • 満足度★★★

    Aプログラム
    「ソヴァージュばあさん」必見。どこかで観た事がある人も、初めての人も。

  • 満足度★★★

    Aプログラムを見ました
    「ソバージュばあさん」「Bloody Sauce Sandwitch」が
    完成度が高かったように思います。
    初めて見ましたが劇団のカラーが伝わってきました。
    アフタートークも少々歪んでいておもしろかったです。

  • 満足度★★★

    ★2と★4の狭間で。
    私は物語がある話が好きです。
    特に気に入った物は次の3つ。
    ・エリクシールの味わい
    ・ソヴァージュばあさん
    ・息をひそめて
    AとB,どっちか片方を観るとしたらBを推します。
    なんてったって、おしっこライブは必見です。

    最後のPPPは、これも一つの短編みたいなものでした。
    異様な光景が見れるので、もし参加できるなら是非どうぞ。

    どうでもいいけど、観客席。よく見たら役者さんがいたりします。
    2階の端に岡本あがささんが挙動不審な感じで座っているのを見て、
    異様な雰囲気にちょっとなんとも言えない気持ちになりました。

    ネタばれで一つずつ簡単に感想かいておきます。

    ネタバレBOX

    ネタばれなのに、ネタばれは極力控えてコメントします。

    ■ソヴァージュばあさん 
    役者さんの演技がものすっごくいい。
    声が通る男優さんに、ばあさん役のなんとも素晴らしい演技。
    これだけでも来てよかったと思えた。

    ■Bloody Sauce Sandwich
    こういう不条理な内容。苦手です。どうしても良さがわかりません。
    姉さん役の方の陽気なおしゃべりはそれなりだけど、あれは役者さんの地っぽい。

    ■15分しかないの。 
    ありそうでなかった、とてもありがちなコンセプト。
    短編でしか出来ない、と言う意味では、これを見れてとてもよかったと思える。
    天使と悪魔の声に唆されると言う展開は漫画でよく見かけるけど、より鮮明にした版を実写で見れるとはなぁ。
    まぁでも、アイデアの具現化止まりというか、だから?という感じでもある。
    うがいをするパントマイムで手が動いたりするのがとても気になりました。

    ■アムカと長い鳥 
    これはダメでした。狂気が全然伝わってこなかった。
    明かりと、女優さんのスイッチがずれている。
    浴槽を表すパントマイムがいい加減。
    女優さんがなんというか、学生っぽい。(いや、実際学生かもしれないけど)
    中学生がいくら母親の狂気を演じても滑稽なように、狂気を演出する場面で、一生懸命さが伝わってきて、、、。
    女性が入浴しているというシチュレーションで、露出も高いのにあまり色っぽいとは言えず、もうちょっと鍛えるんだ!せめて役柄的に太るんだ!とか思った。
    同劇団の堀奈津実さんだったら、まったく違う印象になるかもしれない。
    というか、同じ露出度だとちょっとエロすぎたりして。

    ■息をひそめて 
    よい出来でした。この芝居を思い起こすと、とても複雑な心境になります。
    割り切れないリアルな今を、感じました。

    ■エリクシールの味わい
    7つの短編の中で1推しの作品。
    ネタかと思いきや、実は純愛ものでした。
    純愛ってなんか重いかんじですが、ここまで前提がきわどいと丁度良いです(エー!?)
    「おしっこはきたなくない」これを科学者風の人がいうと、かなり説得力を感じます。
    地動説のガリレオだって、こんな感じだったんでしょうかね。
    こんな愛の形だってありだと思います。
    大まじめに変態風の科学者を熱演出来る小林タクシーさんと、
    リアルにちょっと幽霊みたいな岡本あがささん。
    どちらもはまり役だったと思いました。

    ■藪の中
    1人7役。本当によくやると思います。
    小説で結論をぼかしてもやもやするのはともかく、芝居で結論が出ずにもやもやするのは好きではないです。

    ■番外(PPP)
    この為だけにナース服とか用意しているんでしょうか。
    ゲストをコスプレした女優陣が囲んでいる図。とても異様でした。
    どうせなら岡本さんも「役ひきずったまま」出ればいいのに。ずーっと針金いじってるだけでいいから。
  • 満足度★★

    いいんだ、これ・・・
    なんだかこの世界でたった一人仲間外れになった気がする。

    ちょっと自分には合わなかった。

    ネタバレBOX

    なんだろ。
    俺やばいんじゃない?
    感覚がみんなと違うのか?
    全然だめだった。

    まぁいいけど・・・。
    好みの問題だから。


    ■ソヴァージュばあさん 
    出てくる方の芝居はよかったんだけど・・・。
    なんだか古典小説を読んでるようでストーリーにおもしろみがなかった。

    ■Bloody Sauce Sandwich
    意味がわからない。
    前にも観たけど、今回もあいかわらず何を伝えたいのかどういう意味なのか・・・。前回はお姉さん普通に服着てたのに、なぜ今回は下着を出したんだろう?

    ■15分しかないの。 
    まぁ、試みはわかるんだけど、誰の中にも色んな人格が存在するんだから。けれど、そのそれぞれの人格(?感情?)を女性三人が演じるストーリーは単なる日常。まぁ、彼と寄りを戻すかも、なんていうちょっとしたイベントはあったけど・・・。もう少しひねったストーリーの中で同じことをやってほしい

    ■アムカと長い鳥 
    はぁ・・・。
    これ意味不明。
    風呂場であり、下着姿でなければいけない理由ってなんなんだろう・・・。
    普通に服着て、台所でやられた方が集中して観れた気がするが。
  • 20090502
    、ン、)ノ Aプロ

  • (ベストテン投票用)
    感想は→
    http://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2010/01/post-7dab.html

  • 5月3日(日)S
    Bプログラム。挑戦的な姿勢、好き。堪能。

  • 200905011600/1900
    200905011600A/1900B@pit北/区域 / 終演後ポストパフォーマンストーク有

  • 20090502*S【Aプログラム】
    拝見しました。
    個人的には『ソヴァージュばあさん』が特に好きでした。
    「古くさくない古典」というコンセプトだと、前衛の様式や、方法論にもってかれがちな演出家も多いけど、良い意味でまったくそんなことなく、かつ満足させてくれた。
    原作にはないというエピソードの追加も、演出も、センスが光っている。
    堀川炎さんという女優さんは初見でしたが、とても素晴らしかったです。
    名刺を置いてきてしまったことを、後悔するほどでした。

    ネタバレBOX

    『Bloody Sauce Sandwitch』は、感想が難しい。
    女子の自分にとって、堕胎の傷の表現が少し記号的に感じたからか?
    しかし、連なる言葉の美しさと、空間の色彩感覚などの強い美が印象的。
    佐々木なふみ嬢の好演する姉が、観客が不条理ワールドから零れ落ちないように接点になっていて、救われる。

    『15分しかないの』は15minmade版と違う空間演出により、コミュニケーションのもどかしさがさらに際立って、切なさがアップしていたと思いました。 
    シンプルなことだけど、男女の目が合う瞬間が追加されたことが、キチンと効果的なスパイスになったと思う。
    立ち位置ひとつでこんなに変わるんだよな、ということを再認識。

    『アムカと長い鳥』は、椎名林檎を思わせるような異次元感のある清水那保さんがチャーミングで、熱演にも引き込まれたが、このテキストを使って、あえて、ちょっぴりオバサン世代の生活感のある身体の女優でのバージョンも見てみたいという欲望を持った。
    ただ、これができる人は、なかなかいないかもしれないが。

    全ての作品を通して、独特の言葉の感性が心地よかった。
  • 両方
    拝見
    振れ幅も広く
    様々な作品を堪能

    アフタートークも

  • エリクシールの味わい
    が突出。アフタートークでもゲスト出演したときもお話ししたんですけど、作家である谷くんの現在進行形の最新作が一番面白かった。

    小林タクシー、佐々木なふみ嬢、清水那保ちゃんとゴソッと5/26から始まるMUにも出演してもらうんだけど、すんごいやる気に火が着いた。飲尿なのに火がついた。笑。下ネタでごめんなさい。

    ネタバレBOX

    内容は、飲尿すら「血と同じで汚くない!」と豪語する変態役・小林タクシーが、BARで「ここで尿が飲めるって聞いたんだけど」って設定で始まる。もうこの時点でなんかのパロディ越えてて危ないだろ(笑)そのまま最後まで怪演して歌い上げるミュージカル。

    大人計画の成功以降にフォロワーが蔓延し、変態や過激さをひけらかすのがちょっと前に流行ったけどそれも終わり、00年代の「いま」のモードで自分が生きてると「変態は普通」と青筋立てて力説するカジュアル感の方がフィットしちゃうんだよね。だから、これはシンプルに変態を力説、しかも歌い上げた勝利だと思う。

    ちょうどこの前観た映画『ミルク』も、ゲイの政治家の話なんだけど。マイノリティが「普通であること」を求める叫びで。俺ビービー号泣しちゃったのね。まあ、そういうシンクロもあったってことです。


    <蛇足ゾーン>

    「いま」のモードがまぶしすぎたので、過去の作品との(作家としての)タイムラグが若干気になった部分もあり、個人的に『薮の中』はリライトしちゃってもいいじゃないかしらと思った。KERAがゴーリキーの『どん底』をリライトしたように。どうしてもこの短篇だけ様式に目が行ってしまったので。本当、蛇足ですが。谷くんなら翻訳モードでリライトしても絵になるかなと。
  • みた(A)。
    初見。
    なんかすっきりしない感じでした。
    ソバージュばあさんはよかった。

  • 両方拝見しました
    トークに出たんでした、そういえば。

  • 【B】ショート×ショート×ショート
    ●息をひそめて
    ダルカラにしては珍しい、現代の日本が舞台。男女の思惑の擦れ違いと交差。やっぱり感情的なのは男で、女のほうが現実的だよなー。
    「15分しかないの」からあのギミックを省いて口語でやった感じ。あの空気感が好きだった人には合うだろうかと。

    ●エリクシールの味わい
    贅沢な役者で全力の悪ふざけから始まって、しっかり物語として帰結。客の反応の区々さが愉快。飲尿やミュージカルに抵抗のある人は演技だけに集中して観ても良いと思います。完成度とかアプローチの変化をどうこうする演目ではないから、個人的には再演しないで欲しい。ある意味ボーナストラック。

    ●藪の中
    やるべき人がやったな、と。このキャスティングを知った時点でお腹一杯だったのも事実。そして期待を裏切らない。見入るあまり緊張させられた。ABどちらのグループにも一人芝居があるけれど、共通して「何かを殺がれていく感」がある。寿命が縮んだかもしれない。でも悔いはない。
    エリクシールとの間の休憩は貴重。しっかり気を休めてから観るべし。

    ネタバレBOX

    そうだった。『女の子がトイレで用を足している場面を稽古した』っていうのは随分前に聞いた気がする。ここに繋がったか。

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