たとえば、車が跳ね上げた水しぶきを浴びた気分 公演情報 たとえば、車が跳ね上げた水しぶきを浴びた気分」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★

    鑑賞日2019/10/26 (土) 14:30

    勝島乙江さん、素晴らしかったです。千佳は頑張って生きてきたんだよなぁ。信子は会いたかったんだよなぁ。歌と踊りぶっこむぶっこむ(笑)

  • 満足度★★★★

    「?」「?」「?」と進んでいく展開は興味を引きつつ
    合間にあるダンスもそんなに違和感もなく
    面白いステージでした。
    第一回公演とのこと、次回も楽しみに感じさせる舞台でした!

  • 満足度★★★★

    物語では描き難い感情を、このタイトルで何となくニュアンスを伝えようとする。劇中でもこのタイトル名は出てきて、相手に質すが…。自分の内にイメージは出来るが、それを具体的に表現するのは難しい、そんなもどかしさが描かれる。2人の不可解な感情が交差することによって露になる激情。その濃密な会話で繰り広げる室内劇は面白かった。
    (上演時間1時間40分)

    ネタバレBOX

    この劇場のオーソドックスな配置で、入口側が客席、奥が舞台になっており一方向からの観劇になる。セットは白い衝立を折り返し室内壁をイメージさせ、下手側の壁に絵画が掛けられている。中央にテーブルと椅子2脚。テーブル下に編籠、ゴミ箱、テーブル上にティッシュ箱、少し離れた下手側にジャンボクッションが置かれている。女性部屋の最低限の外観を現し、記載した小物はすべて利用するという拘り。この狭い空間に2人の息遣いが伝わり緊迫感が漲る。

    梗概は、電話で音羽千佳(勝島乙江サン)が彼氏からの別れ話に激高している時、見知らぬ女が部屋に闖入してきて...かみ合わない話の末、闖入してきた女・才川信子(坂崎愛サン)を彼氏の新しい彼女と誤解する。信子の正体は、そして何のためにやってきたのか、といったミステリードラマとして展開していく。公演の魅力は、このミステリー仕立てとして観客の興味を惹き牽引していくところ。同時に千佳の生き様を通して人間の優しさと逞しさを観せる。結末まで二転三転させ観客の集中力を逸らさない観せ方は上手い。ちなみに、千佳の誕生星座や血液型を間違えて答えているのは、早い段階で種明かしになるからか?逆に正解していれば、不気味さが増すかも…。

    2人がテーブルに並んで座る光景は、映画「家族ゲーム」を連想し、観る者に奇妙な印象を与える。普通であれば2人が向かい合って座るが、演劇としての演出(観客に背を向けない)と同時に、この公演の特長が観えてくる。2人の心の内にある虚々実々の探り合い、直接 目をあわせないことで虚構性を表現しているようだ。また映画では、音楽は一切入らず代わりに食べるときの音など、効果音が聞こえる。逆に、この公演ではシーン毎に違う音楽を流し雰囲気を作り出している。

    2人の息詰まる会話「人間は生まれながらにして不平等」「悲しみと喜びは同居し表れる順番が違うだけ」などの含蓄ある言葉の応酬を通して、何となく在りそうな修羅場が観えてくる。前半の対立的な関係から後半の心情溢れた親愛感へ心境が変化していく様を自然に描く。表現し難い感情をダンスと歌で現す。そのダンスの振付...向かい合い互いに腰が引けた格好、伸ばした腕だけが相手の手のひらと合わさっている。それが段々と近づく。そこには初めは見知らぬ者同士の警戒心、それが段々と気心知れてというイメージに思える。その意味で、敢えて入れなくてもよいダンスシーンを挿れているのは感情表現の1つであろうか?
    もちろん2人の演技力は喜怒哀楽といった感情表現をしっかり表しており見事であった。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

     すっかり引き込まれてしまった。脚本の面白さ、演出、演技、小道具の使い方迄、中々見せてくれる秀作。べシミル。(追記2019.10.28)

    ネタバレBOX

     鰻の寝床のような小屋だが、比較的オーソドックスな用い方だ。小屋入口側に客席、正面奥が舞台で板正面奥に袖を設ける為の白い衝立。若干のスペースを取って上手、下手に矢張り白の屏風、下手のそれは曲部を斜めに設え、壁と看做して花を描いた絵画が掛けられ、上手は衝立と小屋の側壁の間を少し空け、出捌けを通り易くしてある。白屏風はちょっとクランク型に。手前が洋室、大き目のテーブルに椅子2脚。無論役者が腰掛けた時、顔が客席と対面するように置かれており、机の下には洗濯物を入れる籠とゴミ箱。テーブル下手にフレコンバッグのような形状の大きな袋様の物が置かれている。
     物語りは別れ話を持ち出された千佳が荒れている所へ若い女・信子が現れ丁度、携帯で別れ話の最中にドアホンが鳴ったため、彼が辛辣なジョークを飛ばしたと思い込んだ千佳が「鍵は掛かっていないから入って」と言ったことから始まる。千佳はてっきり、入って来たこの女のせいで彼が別れると言い出したのだと早とちり、今度は猛烈に信子に噛みつく。だが、信子は件の男のことなど知らない、と言う。サスペンス要素も入っているのでネタバレは此処まで、終演後に詳しく内容は書くが、最初ケレンとも思えた導入部から、話は二転三転、ストーリー展開の巧みにドンドン引き込まれるし、女優2人の演技もグー、歌って踊ってなどのシーンもあって、飽きさせない。タイトルが突拍子もないものだったので、内容的に薄いかも知れない、と予想していたのだが、実にキチンとリアルを見据え、而も話の展開には条理が通り、随所で小道具も効果的に使われて自然に進行してゆくと同時に、深い科白が要所、要所に鏤められてリアリティーを増す。手応えのしっかり感じられる秀作である。
      さて、少し内容についても触れておこう。千佳が結婚を望んでいるのは、研修医を自称する男である。彼女自身は施設の出身であり、以前DVに耐えかね同棲していた男を殺し掛け2年収監されたというが2年で済んだのはDV被害が認められたからである。高校も入学はしたものの直ぐ止めて援交してもいたので男を手玉に取る術も無論心得ている。他にもヤク、風俗で働いた経験も長いし、相当の手練れではある。だが、彼女の本質は、恰も日本ではレミゼ位しか知られて居ないかも知れない仏19世紀最大の文学者(大詩人・大小説家)であったヴィクトル・ユゴーが不幸な女達を庇って歌った有名な詩「おお、落ちてゆく女を決して」に描かれたような仏ユマニスムの伝統に則り、その精神の根底に純粋で気高い魂を持つ娼婦、生き方の達人ではあるが傷つき深い傷を抱えた女として好意的に描かれているのと似た視座。
     ところで、当初謎として現れた女・信子は、彼女らの両親が自殺して果てた後、施設で一緒に暮らした妹であった。信子は、親切な夫婦に養子として貰われ豊かで社会的地位も高い両親の下で暮らしてきたのだが、小さな時、施設に入る前に飢えと渇きに苦しんで泣く自分の為に泥棒を働いて守り、決してそのような犯罪行為を妹の自分には明かさずに面倒を見てくれた姉に対し、深い感謝と愛情を抱き、それ故猶更申し訳なさが募って何としても会いたいとこの20年間思い続けて来、義父に頼んで姉の身上調査をして貰った。その結果、姉が貢いでいる男は、詐欺師であり、女・年寄り等金になれば誰でも騙しカモる屑であることが判明、実際に姉に会って姉の気持ちと真偽を確認しようと近づいたのであった。義父夫妻は姉妹共々養子にしたいと手続きを進めていたのだが、千佳は己の自由が損なわれるような気がして断り、信子の歩んだ幸せからは逸れた。結果先に話した人生を送ることになったのであるが、信子は、自分だけが幸せになったことが許せず、下司との関係を姉が傷つかずに断てるように準備万端を整え、姉の所に転がり込むことに成功すると、自らの出自を証し共同生活を始める。この過程で家族・肉親の温かさを骨身に沁みて感じた千佳の心も徐々にほどけてゆく。最終的に信子は千佳に過去の総ての清算を承諾させることに成功し、千佳がホントに世話になったパトロンとのスイス旅行から戻ってきたら、自分の主人になる人物の関わる会社への就職の内定も義父を通して纏まっていたのだが、1通の手紙が届く。千佳からのもので、航空便であった。その内容は。千佳の歩んで来た過去が必ず信子やその婚約者、義父母など関係者に迷惑を掛ける。だから自分は姿を隠す。但し20年後、今回出会えた20年を過ぎて必ず千佳から信子に連絡を取る、と約したものであった。リアルではないか?
     

  • 満足度★★★★

    旗揚げ公演観劇しました。内容はまとまっていて、見やすかったです。ところどころに入る観客も巻き込んだ笑いもタイミング良くよかったと思います。最後はほろっと来る場面もあり、押さえるとこを押さえた感じがしました。
    お二人のお芝居とても良かったです。次回作も期待しています。

  • 満足度★★★

    席につくと流れているBGMに何だこれは?と驚いたが、それはネタバレの方で。サスペンスコメディという作りで、二人の何気ないやりとりは可笑しいのに、脚本上であからさまに狙ったギャグは不発気味。

    ネタバレBOX

    入ってすぐ、何故こんなところで福原真理子が流れてるのかと驚いたが、大原麗子、浅丘ルリ子、前田美波里と続き、これはテイチククロニクルで出たあのCDかと気づく(部屋のどこかにあるはずだが、10年ぶりぐらいで聴いた)。まさか劇中でマーガレットとは思わなかったが、当パン読むと演者さんが好きな曲なのですね。でもあれはもっと爆音でやった方がよかったと思う。
  • 満足度★★★★

    旗揚げ公演というのは観る側にも期待と不安が入り混じる。
    本作は期待の方に答えてくれた。
    各所で小技の効いた笑いを散りばめたテンポのいいやり取り、場面が進むごとに出てくる情報はまさにサスペンス。
    それを積み上げ辿り着くラストにはじ〜んとくる。
    照明はもっと工夫して欲しいところ。
    歌とダンスは・・・。

  • 満足度★★★

    鑑賞日2019/10/25 (金) 19:30

    110分、休憩なし。
    観終わった後振り返りながら俯瞰して観てみると、物語としては面白いのだが。姉妹なのか、姉妹じゃないのか、など、展開がひっくり返って、客に対して何度も意外性を突き付けてくるも、結局どっちなのか、というのがじれったい。コメディとサスペンスの比率が、表現の意図と異なっているように思えた。

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