ほしい 公演情報 ほしい」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    何でここまで深入りするのかと思うほどに拘る舞台。
    役者の技量で善し悪しが決まると言っても過言ではない舞台。
    小劇場界では考えられないクオリティーの舞台美術。
    そんな舞台を、役への思いと個々の熱量を武器に見事に昇華させる俳優陣の素晴らしさに感動する観劇であった。
    すげーぞ!劇団時間制作!

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/09/26 (木) 19:00

    知人にオススメされて、劇場も職場から近かったため、フラッと観に行きました。前情報は一切無し。お目当ての役者さんも無し。だから何となくで観ていたのですが…。観劇後、真っ先に思ったのは「他の作品も観てみたい」でした。

    グループホームを舞台に繰り広げられる、様々な人間模様。登場人物は障害者、それを介護・支援する人。そして野球部の青年と被害者の家族。これだけ並べると一見特殊な物語のように思うけれど、根底にあるものは全然特殊じゃない。むしろ多くの人の心に刺さるお話だと思いました。
    今のテレビドラマでは出来そうにない、圧倒的なリアリティ。エンタメ要素を排除して、人物一人ひとりの「ほしい」欲求が、驚きの背景と共に生々しく迫ってくる。明かされる事実。障害者から見た健常者。健常者が思い込んでいる障害者。観ている私もグングン集中力が上がって あっ! という間に幕。
    幕が降りたあとも、登場人物すべての人間性・個性が深く印象づけられていて、長草荘のあの人達は今も日常を歩んでいってるんだろうな…と、そんなふうに感じることができる舞台でした。

    色々言葉を尽くしましたが、
    一言「面白かった!観てよかった!!」。
    教えてくれた知人に感謝しつつ、次回は、ガッツリ期待をふくらませて観に行こうと思います。
    ちなみに美術のこだわりもすごかったです。

  • 満足度★★★

    鑑賞日2019/09/23 (月)

    赤坂RED/THEATERにて劇団時間制作『ほしい』を観劇。
    精神障がい者・身体障がい者が暮らすグループホームを舞台とした、人々の様々な「ほしい」という欲求と錯覚がテーマの現代会話劇。2013年旗揚げ、今回が20回目の公演という劇団さんのようでしたが、個人的には今回が初見でした。
    障がい者、健常者それぞれの本音を垣間見ることが出来るようなシーンがあり、なかなか生々しい現場の様子が伝わって来ました。ただ、作品全体を通しての印象としてはとても一言では表現することが難しいくらい深く重い。そもそも障がい者とは何なのだろう、健常者とは何なのだろう、さらに人間とは何なのだろう、欲求とは何なのだろう…など、どれを取っても漠然というか紙一重の世界に生きているのかもしれないという感覚に陥りました。広い括りで見れば同じ“人間”であったとしても、強者、弱者、障がい者、健常者…など立場によって分類が生じてしまう実態がある中で、それぞれにドラマがあり、人間らしさがあり、今回のテーマである「ほしい」という欲求があります。何か上手く表現することが出来ませんが、つくづく人間って深い生き物だなぁと感じさせられましたし、自分にとっての「ほしい」は何なんだろうなぁと考えさせられました。同時にそこには錯覚も潜んでいるということも。。また、障がいがあるが故に隔離され、非難されるような実態もあると聞きますが、今は健常者であっても何かがきっかけで同じ境遇になる可能性もありますし、互いに理解し合い相手を尊重する気持ちを持つことが大切だと感じました。
    終始重苦しい雰囲気の作品で、劇中に流れるBGMもフェードアウトではなくいきなり切るようなシーンが多く、個人的にはあまり好みの内容・作風ではなかった(もちろん効果的に働いていれば問題ない)ですが、舞台セットは細部までよく作られていて良かったです。障がい者の役を演じられた役者さんも動き一つ一つに妙なリアルさが感じられてインパクトがありました。小劇場公演であること、満足度など考えるとチケット代、パンフレットなどのグッズの価格設定はやや高い印象を受けました。

  • 満足度★★★

    重いテーマでした。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/09/19 (木) 19:00

    座席F列6番

    まず、僕は本格的な演劇を劇場で観るのが初めてだったので、その劇場の舞台の作りに圧巻されました。ここまで日常を忠実に表現して舞台を作れるのかと思って、大きな知見を得た気分でした。
    開演前後、現実と舞台が次第に交じっていくのを感じました。現代と大差ない設定であることもあり、舞台に惹き込まれるのに時間を要さなかったように思います。
    この物語は管理人兄弟とその母、従弟、兄弟のうちの次男の妻、そして障害を抱えた人たちによって構成される物語です。
    ひとつひとつの伏線とその回収により、内容の理解が容易に追いつきました。とてもわかり易く、しかし決して軽い内容ではありませんでした。

    誰にでも襲う可能性のある障害の魔の手。それを受け入れる者、恨む者、それぞれにそれぞれの人生があるのを感じました。直近でまわりが次々に解離性障害に襲われるのを見て恐怖を感じていた僕には、すごく消費カロリーが高く考えさせられる内容でした。自分の身内が何かしらの障害になった時、あるいは障害者によって障害者にさせられてしまった時、果たして自分は正気でいられるだろうか。そんなわけがない。舞台を観ていて身内の人間や既に障害を持っているヒトやそれを支える福祉士の顔が時たま浮かんでは、その未曾有に耐えられず涙が溢れました。
    本当に、涙も鼻もタラタラでした。ひとりで観に来てよかった......。

    もしもあなたに観に行く時間やお金があるなら、是非観て🤲ほしい🤲
    本当に、現代にあるべき演劇のひとつであり、僕らが考えるべきアンチテーゼであると感じました。

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