幻のセールスマン 公演情報 幻のセールスマン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    不思議な世界観。
    地下空港ならではの独自な不思議な世界観でいっぱいでした。最初は米の予想図ってなんだ??予想図を買うってどういうこと??ハテナがいっぱいで、細かい部分はちょっと難しくて意味が分からない部分もありましたが、全体の雰囲気は今まで見てきた地下空港の中では一番好きです。衣装も相変わらずお洒落だし。小道具も木枠などうまく使っててかっこよかったです。タヌマ、ジン、ポシアさん好演。不思議とあとあとまで記憶に残る世界観だと思います。再演の機会があったら観にいきたいです。

  • 満足度★★★★★

    なかなかよかった
    せりふがいい。流れるようで残る。抽象ながら親しみをもてる舞台も好感がもてる。みんなが救われる、これは好み。難解、長い、気になる間がある、などあるが、十分楽しめた。今後にも期待したい。

  • 満足度

    ボールに沢山材料いれて分離しちゃってるかんじでした。
    予備知識なく観たので長くて長くて長くて長くて死にそうになりました。
    血気盛んで時間沢山ある18の若者だったらぐんぐんついてけるのかなー
    それともやはり難解過ぎて求心力に欠けていたのか。しんどい、正直に。


    特に役者がとてもうまくなってきて、その世界のなかでは、どんどんいいものに仕上がっていっても、伝わってくるものが…ないのかなぁ。

    ネタバレBOX

    前と比べて格段に良くなってる、人材もとてもいいひとたちが揃ってちゃんとしてきている、のに評価できないというのは、ちょっと自分としてもショックです。

    1.今のこの市場主義の金がないとだめで不安な世の中で、労働市場が不安定で未来が不安。
    2.ジンの自分探し? 
    この二つが大きく分離して、結局

    3.主人公はパートナー見つけて家庭を設けて幸せになって自分になって家に帰ったって、そういう結論なのかな?

    なんていうか、生きていくのは、ひとりだと思うんだけど。
    自分として生まれ、死ぬとか、そういう意味では。

    未来がお金でなんとかっていうのとも、パートナーと家に帰ろうっていうのとはまた別問題で。
    なんか分裂というか飛躍している気が。

    もしオリジナリティが、派遣がうーたらとかフリーターがかんたらとかを描きたい!組織内部の分裂とか裏切りとか新しくたちあげってドラマ(?)を描きたい、自分を認めて支えてくれる女の子が大事っていう恋の結末にしたい(しか見当たらないのだけど)なら、好みじゃないのかなぁ…。それとも読み取り能力不足か…。

    ちゃんとプロっぽく(?)
    セットや役者や証明や、などのインフラが整ってテンポの良いシーンが増えても、
    壮大な現代社会の縮図を狙った(?)ストーリーが一層ファンタジー化しても
    結局のところ、描かれてる主人公の心情などのストーリーが浮いてるのかなぁ。

    もう滑り出し、ジンが診療所に運びこまれてくるまでの音楽が鳴ってる間はセリフが全然聞き取れなかったっていうのが致命傷だった。
    寒い冬の朝に嫌々始めるマラソンの前のようなエンジンのかかり具合なのに(走り出したらアドレナリン出るんだろうけど)、舞台に出てくる人が多い!言葉が多い!とか情報量が多すぎて(どこを覚えとかなきゃいけないのか分からないから群衆の顔覚えたり)大きく引き離され、漢字の変換もままならず(途中まで“最後の借り入れ”だと思っていた)、現実離れした設定や組織の構図みたいなの理解するのにものすごい負荷がかかって、落ちこぼれたという疎外感やら、もうこんな状況や背景が意味不明でしかも何が起こってるかも分からなくてこれから2時間どうしようという思いで、リコールやらテロリストの侵入はとても大事なとこだろうに記憶喪失です。頭悪いと言われたらもう、何のもうしひらきもできませんが。結果として、後から追い上げてがんばったけど、絶望的に意味が分からなかった。
    ・米型の通信機といつの間にか書いた夕日、それが売れた意味とか、分からなかった
    ・こめしげ?が描いたでっかいバージョンと売り場のちっちゃいバージョンのつながりとかもわからなくて。みんなで共有してる分の未来と、それぞれ買う未来とのつながりも。
    ・コメが期限切れってどういうことなんだろう、期限はまた新しく設定すんのか
    ・テロリストが書き換えた欲の未来って期限切れするほうのキャンバスだっけ
    塗り替えられないのか、それとも売り場でのシェアが決まった後に執筆権が決まるのか? 
    ・結局力が勝って?コメシゲだから?ジン描く権獲得?になったけど結局ジンが新しく描いた絵にエドは支配され続けるってことなのかな。あとから描きかえ効かないんだよね?
    ・で、自分探してきなところも『たむら殺しちゃったどーしよー俺ってわるもの?でも未来にかわいい女の子いるならがんばってそれ描こー』っていうのしか、分からなかったんだけど…
    ・なんだっけ、暗号みたいな謎?『じゃない、じて、なんとか、かんとか』未来の秘密?みたいのは解けたんでしょうか? 誰か教えてください、本気で。

    あんな時間割いたセールス合戦は?(長すぎる…しかも悲しいことに唯一“見てて飽きない部分”)金で買う消費主義を批判したわけでもないのかな?に、最後に一応の、ちゃんとケリがつくというか合点がいくこともなく。
    難しかったり意味深だったり、後で色んな解釈し合いに委ねられる可能性や余地はあっていいんだけど、分からないまま米やらなんやらもう中途半端な(大量の)伏線や謎のばらまき、意味深な禅問答、多くのひとのストーリーのばらまきのカオスの海で考える気力がどんどん削がれていくうちに、意味不明に無理やり終わりになったような。野田秀樹のようなものを目指しているんだろうか。そして大体、なにがいいたいのか?恋人見つけたいだけ?

    キャラが全部アニメかなんかで見たような気がして(侍女や盗人三人組など)
    (もしくは過去の地下空港劇の幹部で組織を裏切ろうとするやつとかしたっぱとか黒っぽいドレスに三つ編みの孤独なヒロインでも自分だけを見つめてくれるとか)
    むずむず落ち着かない。

    一番許せないのはあの演歌みたいなママ。ひどい、ひどすぎる、あんな典型的なのいないと思う。励ますヒロインは。女はもっと自信あってしたたかorなくてばかかどっちかに描いたら、と思う。
    影絵とか枠とか演出もこれが初めての観劇ではないせいか、新鮮味もなく。(影絵、後ろ丸見えだったけど、あれはああいうものなのかな?)
    白い布で溺れるのは面白かった。

    衣装も広告もタイトルもキャラクターも設定も作品どうし似てて、見分けがつかない。(主にAHとフリーターのディズニーを彷彿とさせました)
    それもシリーズものでまた見れてうれしいというようなカラーのたちぐあいではなく。
    サビだけ少し変えて量産される歌謡曲のように感じた。

    なんだろう、いつも舞台上舞台的な小劇場もの観てて、初めて観る人には新鮮なのかな。
  • 満足度★★★★

    面白かったです
    少しストーリー的に判らないところがありましたが、テンポの良い台詞からイメージが拡がり、今までに観たものとは違う感じがありました。ダンスパフォーマンスも見応えありました。大いに面白かったです。

  • 満足度★★★

    評価は分かれる?
    広がりを感じさせるステージの使い方や小物などのデザインがうまく、新しさを感じた。ただ、抽象的な部分があるため、センスの良さは感じたが好みの分かれる舞台だ。

  • 満足度★★

    今後に期待!!!
    前半は面白いのだが、後半になっても一本調子なのでだれてしまう。セリフには光る言葉がのっているのだが、うわっすべりでビシっと届かない。結局何が言いたいのかよくわからない。観終わって、タイトルもピンとこない。役者さんには魅力的な方がいるので惜しいです。終了後、ゲストである流山児さんと作者(兼演出)とのトークがありました。流山児さんからきついダメ出しがされていました。私にはこれが、「演劇を観る」うえでたいへん参考になりました。本当に観にいった甲斐があったと思います。作者にとってはつらい時間だったかもしれませんが、流山児さんにこれだけ言われるってことは、信頼の裏返しでそれだけ期待されているんだと思いました。次回作に期待してます。

  • 満足度★★

    むむむ
    なんだかイマイチなのでした.

  • 満足度★★★★★

    センスの良い舞台
    衣装、セット、舞台の使い方、とにかく上手い!

    入場した途端、舞台が広く感じた。それは黒幕のサイドの仕切りがない。
    ああ、こいゆう舞台の使い方もあるんだなー。と物凄く感心した。

    以下はネタばれBOXにて。

    ネタバレBOX

    大きな黒枠、つまりキャンパスに見立てたセット、未来予想図の枠のセット、シーツを白い波に見立てた演出、電話、椅子、机、それらの小物の演出の仕方がひじょうに斬新で美しいです。

    舞台は芸術性とテンポのあるセリフの言い回しで一般的な芝居とはちと違う。その違いがまたまたニクイ。

    コミカルな情景と未来予想図を売り込むセールストークが加味して芝居は私たち観客をグイグイ引っ張って離さない。

    セールスマン達のそれぞれの思惑や足の引っ張り合いやジンを利用しようとするさまは、一種の現代の構図とも思えるが、物語の芯はそれぞれのセールスマン達が帰れる場所と心なのだ。

    それは家族であり、両親であり良心なのだけれど、その集約があの自転車のシーンなのだと思う。田沼がジンに語るセリフには両親を思う心の温度があるのだ。ワタクシがこの舞台で美しいと感じたのは実はこの自転車のシーンと白い波のシーンだった。

    最後はジンが描いた未来予想図によって全員が助かるという設定も素敵だ。

    やがてジンはポシアと結ばれて家に帰る場面でのセリフ、「遠足は家に帰るまでが遠足よ。」


    斬新な舞台セットとテンポの良いセリフ、合間合間に郷愁に満ちた演出と言葉で酔わせられた素晴らしい舞台でした。導入音楽も素敵です。

    満足です。はい。感謝!
  • 満足度★★★★

    詩的ナ台詞回しに聞きほれて・・・
    展開も発想も結構斬新でイケてる!ジンがどこかでオオバケしてくれるのかと期待してたので、ちょっと残念。
    タヌマのセリフ回しが何とも気持ちよく、覚えておこうと思うそばから又新たな流れに飲み込まれた感じ。
    序盤入り遅れたせいもあって背景を把握するのに少々時間を要してしまったけれど、なかなかでした。

  • 満足度★★★★

    個人的には好きな感覚です
    観劇させて頂きました。この作品は未来SF物語になるのでしょうが、個人的には音楽感覚をそのまま作品に投影したものに思えました。役者さんたちの台詞の交わしかたが、リズムテムポを刻むような感覚であり作品の展開もやはり音楽的に感じられました。役者さんたちの衣装からも古い年代の自分としては「テクノ」的に思えましたが、今だとどのような音楽が聴かれているのか知りませんのではっきりとはわかりません。しかし、全編その感覚かと思えば様々な音楽感覚が複合され、作品全体としてはちゃんと交響曲に仕上がっていました!作中には所々に古典的な手法も違和感なく取り入れてあり、個人的な感覚では面白い感覚をした作品に思えました!しかし、序盤から中盤にかけての台詞のリズム感覚が合わない方には少しキツイ面もありそうな気もします。未来を舞台にしたSFですから想像しようにも想像で補えない面もあり、台詞の一つ一つを聞き取り作品の世界観をイメージする必要があるかと思えますが、この台詞のリズム感覚が肌に合わないと台詞を丹念に一つ一つ追っていくしかなく、本作品の公演時間を考えると集中力が途中で途切れそうにも思えますし、その上で作品の世界観を想像するとなるとシンドイものを感じられる方もいそうな気もします。普段どのような音楽を聴き、興味があるかで聞き取りやすさが変わってくるような気もしますし、年代によっても肌に合わないものを感じられそうにも思えますが、舞台上から目を離さなければある程度わかりそうにも思えますので、なんとも言えません。うまく台詞が聞き取れるならば「面白い作品!」と思われそうですし、そうでなければ「良いものがあるだけにちょっと惜しい作品」となりそうな気がしますが、個人の好みや趣味的なもので若干評価がばらけそうな面もありそうな・なさそうな・・・正直なところ古い音楽しか知らない自分としては、他の観劇された方がどのような感覚を今は持たれているのか良くわからないので、ハッキリとしたことはちょっと想像がつきません。序盤から台詞が聞き取りやすく感じられたのならば、わりとイメージしやすい世界観なのでかなり楽しめそうな作品かと思えます。本作品を星で評価する時、今回は客観的な点からはちょっと作品がどのように思えるか判断しかねますので、個人的な感覚からでのみの星の評価です。しかし自分の観劇させて頂いた公演では全体的に若い方が多かった気がしますので自分だけかもしれませんが、「昔のアメリカ映画」や「MTV」をみてアメリカに憧れを抱いていた時代がある者にとっては、本作品に何か懐かしいものが若干感じられました。

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