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- 応募作品
ガラパゴス
キルハトッテ(東京都)
公演に携わっているメンバー:7人
- 【団体紹介】
- 劇作家・演出家の山本真生と俳優の吉沢菜央によって構成される団体。
『あるかもしれない"きっと"を切って貼ってコラージュする』をキャッチコピーに、今を生きる人々の感覚を、思いもよらないフッと笑ってしまうような身近なモチーフや奇妙な設定に繋げ、複数のそれらをコラージュする作品が特徴。
ヒトのどうしようもない哀しみを、フィクションを通じて、開き直って肯定することを目指している。
2022年4月、王子小劇場の主催する演劇祭、佐藤佐吉演劇祭2022の関連企画である旗揚げ3年以内の団体を集めたショーケース公演「見本市」にて旗揚げ。
王子小劇場で年間上演されたすべての公演を対象とする賞、佐藤佐吉賞2022にて優秀演出賞、助演俳優賞受賞。佐藤佐吉賞2025にて優秀脚本賞、優秀主演俳優賞受賞。
佐藤佐吉演劇祭2024、豊岡演劇祭2024フリンジショーケース選出。
- 【応募公演への意気込み】
- 本作は、中絶手術を終えた主人公・サチコの下半身がイグアナに変身しているところから始まる。
その変身は、彼女自身が植え付けられた罪の意識や「産む身体」から逃れるために選び取ったものなのか、それとも社会や周囲の価値観によって強いられた結果なのか。
本作は、その問いを出発点とする。
「人がなにかに変身する」物語を描き続けてきたキルハトッテ。
本作は「変身」というモチーフを改めて問い直す、これまでの集大成となる作品である。
また、少子化が進む現代社会において、個人の身体決定権と国家の存続が対立しているかのように語られる状況のなか、
私たちが無自覚のうちに自身や他者に向けてしまう監視的で規範的な「まなざし」を作品を通して、
セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)の視点から、やわらげることを目指す。
- 【将来のビジョン】
- スタジオ公演での初演と劇場公演でのリクリエーションを重ねながら、作品を長期的に育てていく持続可能な創作を目指している。
2026年11月にはその第一歩として、浅草九劇にて過去作『そろそろダンス。』のリクリエーション公演を予定。
現在は「現代におけるファミリー・サーガ(一族の物語)」をテーマとした長編戯曲を構想中。
執筆過程と定期的な成果発表の公開を通じ、年単位の時間をかけて作品をつくる計画である。
最終的には本作品のシアタートラム・ネクストジェネレーションへの選出を目指す。
また、主宰の山本が海外展開のためのプロジェクト「無隣館インターナショナル」に参加中。
現代日本に生きる私たちの感覚を、奇妙な設定やモチーフへと接続することで作品を生み出してきたキルハトッテの表現が、
文化や価値観の異なる観客にどのように受け取られるのかを目撃し、その反応を次の創作へとつなげていく。
公演に携わっているメンバー(7)