居坐りのひ The fallen sun|フローライト / 街の死 Fluorite, necropolises. 公演情報
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公演地:大阪府

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公演地:大阪府

居坐りのひ The fallen sun|フローライト / 街の死 Fluorite, necropolises.

N₂(京都府)

公演に携わっているメンバー:10人

【団体紹介】
N₂|杉本奈月(劇作 / デザイン / 制作)と秋山真梨子(舞台美術)によるカンパニー。中高の六年間を過ごしたミッションスクール・大阪女学院時代から十年来のテーマである治癒 / 治療のあいだに立つ演劇とケアのあり方を見い出しながら、物語の書き手ではなく語りの聞き手として他者とかかわっていく作劇を行う。本拠地である大阪とメンバーが在住している東京の二都市で従事した代表作『居坐りのひ』が第15回AAF戯曲賞最終候補となり「大賞の次点」(地点 三浦基)、「才能あるものに賞はいらない」(篠田千明)と評され、関西の演劇シーンにおけるあらたな「劇詩」として好評を博しウイングカップ6最優秀賞を受賞した。以降、京都を第二の拠点として制作している、書き言葉と話し言葉の物性を表在化する試み「Tab.」、処女戯曲の翻訳と複製「Fig.」では代表作『居坐りのひ』にも通底する「1.17と3.11からなる二つの震災」をテーマとし「劇場へのあて書き」をしながら、書きおろされた戯曲ではなく「他者のテキストと語り」から作品を立ちあげる。大阪市主催事業 大大阪舞台博覧会 vol.1, vol.2(2015-2016)、第16回『草藁』旧題『居坐りのひ』, 第18回『雲路と氷床 / 赤裸々』AAF戯曲賞一次審査通過、日本演出者協会 若手演出家コンクール 2018, 2019一次審査通過、第9回せんがわ劇場演劇コンクールファイナリスト。KAC TRIAL PROJECT Co-program 2017 京都芸術センター 共催事業 採択、おおさか創造千島財団平成30年度スペース助成事業 採択。
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杉本奈月 Natsuki Sugimoto|作家。1991年生まれ28歳。大阪府出身、京都市在住。京都薬科大学 薬学部 薬学科 中退。第15回AAF戯曲賞最終候補。演劇歴は、村川拓也(2013)出演、筒井潤 / dracom(2015)演出助手、Kiss FM KOBE「STORY FOR TWO」ラジオ脚本『ひとまたぎ』『こいのぼり』(2016, 2019)、落雅季子 / LittleSophy 百花繚乱文芸マガジン「ガーデン・パーティ」京都日記『遠心、日々の背理』(2017)、應典院寺町倶楽部モニターレビュアー(2017-2018)、浄土宗應典院主催事業「KIDS MEET ART」ビジュアルデザイン(2018-2019)、山田カイル / 抗原劇場『NOT IN KANSAS』テクスト「もう一つのアメリカ」(2019)、植村真 / 無人演劇祭 - Non Human Theatre Festival -(2019)、HI×TO『raw』- 精神と肉体の展覧会 – 照明デザイン(2020)、フルカワトシマサ’s / ヤクタタズ!Project リーディング演出(2020)など。大阪現代舞台芸術協会、京都舞台芸術協会 所属。N₂(エヌツー)代表。
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秋山真梨子 Mariko Akiyama|舞台美術。1991年生まれ28歳。東京都出身、埼玉県在住。大阪市立大学 生活科学部 居住環境学科 卒業、大阪市立大學交響楽團にてコンサートミストレスを務める。千葉大学大学院 工学研究科 卒業。東京公演『居坐りのひ』第15回AAF戯曲賞最終候補(2015)、ウイングカップ6最優秀賞作『居坐りのひ』(2016)舞台美術など。現在は、東宝舞台株式会社(帝国劇場 担当)に勤める。N₂(エヌツー)所属。
【応募公演への意気込み】
対象作品:居坐りのひ
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大阪の小劇場・ウイングフィールドが主催するコンペティション「ウイングカップ」での最優秀賞受賞カンパニー(ともにょ企画 / 遊劇舞台二月病 / 私見感 / プロトテアトル / N₂ / 劇団冷凍うさぎ / うんなま / 右脳中島オーボラの本妻)として、25年ぶりの「再演博」となる「ウイングカップ再演大博覧會」にて第15回AAF戯曲賞最終候補 / ウイングカップ6最優秀賞受賞作『居坐りのひ』と『フローライト / 街の死 Fluorite, necropolises.』をリクリエーションし再演する。
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N₂(エヌツー)は『居坐りのひ』への従事をおえた2016年からの5年間、自身で書きおろした物語ではなく他者によって書かれた「テキスト」から立ちあげる 書き言葉と話し言葉の物性を表在化する試み「Tab.」ならびに 処女戯曲の翻訳と複製「Fig.」と称した12の作品を制作していた。買売春をテーマとしホモソーシャルな世界観に喘ぐ男の立場と女性の偶像性を描いた Tab.1 水平と婉曲 - Horizontality and euphemism.(2016)とブラックボックスと化す様々なトピックの中で黙殺される一人一人の声に焦点をあてた Tab.2 火入れの群 - He returns to his sheep.(2017)。Tab.3 / Fig.1 雲路と氷床 / 赤裸々 - Lightning talk is working in silence.(2018)では「1995年以降」に生まれた二人の俳優とともに世代間の断絶と生活史を記述するように創作し、Tab.4 磔柱の梨子 - Beggars in pear orchard.(2018-2019)は「キタ / ミナミ」と呼ばれる街と島を舞台のモチーフとして、日本と韓国のハーフで阪神淡路大震災の被災女性のインタビューをもとに「1.17」について語ってきた場であり、かつて海だった場所に建つ劇場寺院にてはじめてとなる三ヶ国語で、かつ「関西 / 関東版」からなる2パターンの公演をおこなった。Fig.2 桜紙(2018)と Tab.5 退嬰色の桜 - Borderless is born from pillar of wife.(2019)では、わが国ではびこる性犯罪に注目し被害当事者 / 非当事者である彼女らのエピソードに耳をかたむけながらクリエイションを進めた。無人演劇祭 - Non Human Theatre Festival -(2019)で展示した Tab.6-7-8 C(ell) no. からは「演劇は(時間芸術でもあるが)空間である」として、現地で流れている環境音から劇場のモノローグに眼ざしをむける Tab.9 フローライト:Fluorite,(2019)、来場しない観客にむけて一人の役者が外の「境界」をなぞり市内を行く演劇 Tab.10 街の死:necropolises.(2020)など、その場所に眠っている空気感を台詞 ― 書き言葉と話し言葉によって呼び起こし「演劇」であることと「劇場」であるものそれぞれの「内 / 外」を出入りする感覚を生じさせるような作風となりつつある。
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『居坐りのひ』はある人の自死について「劇詩」という文体で書いた杉本奈月の代表作であるが、今回の公演では2020年までのプロセスをへて再演するにあたり、人口としては少ないながらも「大阪の小劇場文化」の中でもオルタナティヴなシーンにかかわってきた一人として、演劇を観る人々がより多様な表現に触れられる場をつくっていきたい。
【将来のビジョン】
N₂ (エヌツー)書き言葉と話し言葉の物性を表在化する試み「Tab.」では「劇場へのあて書き」をしながら書きおろされた戯曲でなく「他者のテキストと語り」から作品を立ちあげているが、ここ一、二年は関東公演が主であった。関西では、作品を評する行為が他者をおとしめるためにあると看做されているように感じるときがあるからだ。たとえその評がなんらかの先入観にもとづいて書かれていたのだとしても、自分には見る目があると宣った文章を世へ出してしまいさえすれば優位に立ててしまうような空気感がないとは言えない。そのような代弁者にとって 「評すること」 は、せまい世界で知見も見識も十分にあるとはいえない大人たちの目をあざむくのにつごうがいい代物であるのかもしれない。小さな政治をするための言説ばかりがひとり歩きし、それらがどこにいても目についてしまう時代だからこそ、一人で立ち止まってたった一つのドラマにむきあうための時間がいる。そして、視野をひろげながら演劇による表現がもたらすケアのあり方とアジールとしての劇場を見い出していくにあたり、いつだって一方的に他者を踏みにじるのではない客観的なことばを求めてきた。身内からなる業界の外にいる人々も読むことができるものとして、戯曲とデザインワーク、劇評を含むアートブックを制作したい。

また昨年より、シアトリカル應典院でおこなわれてきた「space×drama」からリニューアルした「應典院舞台芸術祭Space×Drama×Next」のアーカイブ(カンパニーごとの劇作 / 制作についてのインタビューと公演データ)を浄土宗應典院の協力のもと制作している。今あらたに演劇の世界へ入ろうとしている人たちがその出自にかかわらずアクセスできる情報プラットフォームの一つとして、先人の「知」を次世代へ伝えるための場としていきたい。

公演に携わっているメンバー(10)

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西川数英
役者・俳優 その他(前説) 脚本 演出 照明 音響 映像 Webサイト

Kazuhide Nishikawa[出演 / テキスト]俳優、エンジニア。1991年生まれ28歳。神奈川県出身、東京都在住。近畿大学 理工学部 情報学科 情報システムコース 卒業。小学校時代より、地元・八尾市の音楽教室でミュージカルを習い数々の舞台に出演。N₂(エヌツー)では『月並みにつぐ』(2014)への出演歴がある。現在は、京セラドキュメントソリューションズ株式会社に勤務。劇団とっとてるり 所属。
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早川夢
役者・俳優 脚本 演出 制作

早川夢・Yume Hayakawa[出演]1998年生まれ21歳。愛知県出身、大阪府在住。大阪大学経済学部経済・経営学科在籍。㐧2劇場に所属し四夜原茂、音間哲、宮前旅宇 演出作品に出演。外部活動は、彗星マジック『詩と再生』(2019)出演など。賞味期限切れの少女 主宰。
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小原藍
役者・俳優 脚本 演出 演出助手 当日運営

小原藍[演出助手]劇作家、演出家。1998年生まれ21歳。大阪府出身、在住。京都造形芸術大学 映画学科 俳優コース 在籍。京都学生演劇祭2019において観客賞・審査員賞・京都学生演劇祭賞(三冠)受賞、睡眠時間『◎』で第五回全国学生演劇祭出場。ほか、笑の内閣、ドキドキぼーいず(2017)演出助手、京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター主催事業『madogiwa』(マームとジプシー 藤田貴大 構成・演出)出演など。睡眠時間 代表。
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森本綾乃/環(たまき)
役者・俳優 脚本 演出 演出助手

森本綾乃・Ayano Morimoto[出演]1998年生まれ21歳。広島県出身、大阪府在住。大阪大学文学部(演劇学専修)在籍。第53回 中国地区高等学校演劇発表会にて最優秀賞(文部科学大臣賞)受賞、第62回 全国高等学校演劇大会にて舞台美術賞受賞。久野那美/Fの階『なにごともなかったかのように再び始まるまで』(2018-2019)演出助手、一人芝居『妄執』(2019)作・演出・出演・衣装・舞台美術など。能楽(喜多流)の稽古にもとりくんでいる。
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安保泰我
脚本 演出 演出助手

Ambo Taiga[出演 / テキスト]演出家。1998年生まれ21歳。東京都出身、京都府在住。京都造形芸術大学 文芸表現学科 在籍。パルコ・プロデュース 後藤ひろひと 演出作品(2010)、べろべろガンキュウ女(2017)などのほか、TV・映画作品にも出演。冗談だからね。『BABY・BABY』で東京学生演劇祭2019出場。近年は、はねるつみき『町じゅうのゴミ捨て場にパンダ』、佐藤佐吉演劇祭2020『原原原原原原原』(常住奈緒 脚本)演出など。冗談だからね。主宰。
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土肥 希理子
役者・俳優 演奏(オカリナ)

Kirico Tsuchigoe[出演]俳優、保育士。1993年生まれ26歳。京都市出身、在住。京都女子大学 発達教育学部 児童学科 卒業。笑の内閣、中野劇団、ナントカ世代などのほか、DIVEプロデュース公演『メイド・イン・ジャパン』 (A級MissingLink 土橋淳志 脚本 / エイチエムピー・シアターカンパニー 笠井友仁 演出)、人間座『ひたむきな星屑』第一回田畑実戯曲賞受賞作(女の子には内緒 柳生二千翔 作 / ルサンチカ 河合朗 演出)にも出演。
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堀越千晶
役者・俳優

Chiaki Horikoshi[出演 / テキスト]俳優。1992年生まれ、26歳。三重県出身、在住。三重大学 人文学部 卒業。2011年より、三重県津市を拠点に劇団の公演と並行して「トリプル3 演劇ワリカンネットワーク」、「ミエ・ユース演劇ラボ」、「MIENEXTAGE」、「YONBUN DRAMA COLLECTIONー四日市演劇化計画」にかかわり、劇団ジャブジャブサーキット、南河内万歳一座、烏丸ストロークロック、天野天街、FUKAIPRODUCE羽衣の公演に出演。劇団太陽族 三都市再演ツアー『ここからの遠い国』リーディング企画(2014)出演。近年は、Théâtre de Belleville 春シーズンプログラム『春の枯葉』出演(太宰治 作 / 鳴海康平 演出)など。劇団『劇団ごっこ』所属。
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ヤマナカ サヨコ
役者・俳優

Sayoco Yamanaka[出演]俳優。1995年生まれ24歳。大阪府在住。幼少時よりミュージカル劇団に所属。2006年、紀晴流にて吟詠を学ぶ。2012年、名古屋にてアイドルとして活動。猟奇的ピンク『teenage anthem』(2019)出演のほか、Live-art-bar MagaYuraにてミュージックイベント『NeSign』主催など。猟奇的ピンク 所属。
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杉本奈月
脚本 演出 演出助手 照明 制作 宣伝美術

Natsuki Sugimoto[演出 / デザイン]作家。1991年生まれ28歳。大阪府出身、京都市在住。京都薬科大学 薬学部 薬学科 中退。十年来のテーマである治癒/治療のあいだに立つ演劇とケアのあり方を見い出しながら、物語の書き手ではなく語りの聞き手として他者とかかわっていく作劇を行う。代表作『居坐りのひ』で第15回AAF戯曲賞最終候補となり「大賞の次点」と評される。演劇歴は、村川拓也(2013)出演、筒井潤/dracom(2015)演出助手など。大阪現代舞台芸術協会、京都舞台芸術協会 所属。N₂(エヌツー)代表。
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秋山真梨子
美術

Mariko Akiyama[カンパニーメンバー]舞台美術。1991年生まれ28歳。東京都出身、埼玉県在住。大阪市立大学 生活科学部 居住環境学科 卒業、大阪市立大學交響楽團にてコンサートミストレスを務める。千葉大学大学院 工学研究科 卒業。東京公演『居坐りのひ』第15回AAF戯曲賞最終候補(2015)、ウイングカップ6最優秀賞作『居坐りのひ』(2016)舞台美術など。現在は、東宝舞台株式会社(帝国劇場 担当)に勤める。N₂(エヌツー)所属。

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