しかし公演を重ねるごとに「ちゃんとした劇場で見てみたい」等のお声を頂くようになり、 メンバーの実感としても作品全体の芸術性をより追求したい思いが強まっています。 今作『La Vita ~』も構想段階ですでに照明や舞台装置で表現の幅が格段に広がるだろうということが具体的に見えており、今後より費用をかけて舞台表現を探求できるようになりたいと考えています。
「La Vita e Bella」の作・演出(くろねこ)を担当します。台本は、小説と戯曲のミックスになっていて、作中に登場する「くろねこ」「ライオン」の解釈など作中に散りばめられたあらゆる要素は読み手の解釈によって意味が変わる部分が非常に多く、演出家が違う事で全く意味の異なった作品になると思います。
同じ形の「言葉」でも捉え方によって「意味」が変わる。そういう表現の多様性のようなものを楽しんで頂けたらと思っています。