三人姉妹 公演情報
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公演地:東京都

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公演地:東京都

三人姉妹

【2020年4月 演劇集団円プラスワン企画】コトブキプラネット(東京都)

公演に携わっているメンバー:8人

【団体紹介】
 コトブキプラネットは、2015年に演劇集団円の会員に昇格した5人の俳優(大橋繭子、坂本晃、野上絵理、原田翔平、久井正樹)が結成した、演劇ユニットです。今年創立45周年を迎える老舗新劇劇団、「円」の中にありながらも、集団の枠を超え内外に、自由に演劇活動の場を設けることを目的として活動しており、芝居への情熱を自由な形で、より演劇と世界と繋げたいという想いを抱えています。
 これまでに
第一弾公演「燕のいる駅」作:土田英生、演出:山下悟、
第二弾公演 円プラスワン企画「雨と猫といくつかの嘘」作:吉田小夏、演出・潤色:山下悟
を上演。各公演とも、それぞれの真摯な熱い想いを結集し、シンプルで温かい作品を創り上げてきました。
 結成5年目の今年、ユニットとしての第三弾公演として、初の古典作品、チェーホフの「三人姉妹」に挑みます。
 今回は、大橋繭子の主催するもう一つのユニット、茶話会との共同企画となり、演出は共同主催の宮田清香(演劇集団円 演出部所属)が担当します。また、演劇集団円プラスワン企画として、円とも連携をはかり、円内外のたくさんの方々と繋がり、お力を借りながら、有り余るエネルギーを存分に発揮していきます!
【応募公演への意気込み】
 チェーホフが、ロシアにて「三人姉妹」を書き下ろしてから、もうすぐ120年がたちます。とても昔の、とても遠い国の作品です。
 この120年の間にロシアでも日本でも、社会体制や科学技術、それに伴う人々の生活や考え方は大きく変化し、当時と今との距離は、開き続けているように思われます。
 にもかかわらず、当時の日常を切り取ったこの作品が、それぞれの時代の人々にとって、身近で切実な想いを訴えながら上演され続けてきたということに、改めて、衝撃と、演劇の力強さを感じます。その作品の魔力を借りて、さらに新しい「三人姉妹」を見つけたいと思います。
 チェーホフの作品は静的な物語だとよく言われます。しかし、その静かな物語の下には、常に大きなうねりがあり、そこから浮かんだ小さな泡が、やがて大きな波紋となっていきます。どの泡にふれ、舞台上にどんな流れを描くかは、この古典作品と真正面から向き合う私たちにとって、心震える挑戦です。
 「いま、ここ」にいる私たちにとって切実な想いをのせ、ちっとも古くない、濃密でみずみずしい「三人姉妹」をお届けします。
【将来のビジョン】
 「三人姉妹」の中で、ヴェルシーニンが二百年後、三百年後の生活について想いを馳せる場面があります。未来にはきっと素晴らしい生活があり、今の苦しみはそのための礎となってほしい、と語るのです。「三人姉妹」の時代が現在の礎となっているかはわかりませんが、作品が生き残っていることも含めて、彼の時間と私たちの時間は地続きです。
 では、この先の未来、例えば100年後の演劇はどうなっているのでしょうか?今、演劇をめぐる環境はものすごいスピードで変化していると感じます。作品の多様化はもちろんのことながら、AIや映像技術の進歩は凄まじく、役者全員がAIの公演や、自宅にいながらにしてVRで体感できる映画などが、あっという間に現れるのではないでしょうか。その時、今ある演劇は生き残れるのでしょうか。
 私は、その変化の真っ只中でも、チェーホフやシェイクスピアやギリシャ劇は生き残り続けると思います。それは人間の変わらない部分を描いたシンプルな強さがあるからです。そして本当に面白いからです。
 私達の作品もそのシンプルな強さを獲得して、未来の礎となり100年後も残り続けたい。そのために現在と対峙し、普遍性を見つめながら変化を受け入れ、お客さんが本当に面白いと思ってくれる作品を創り続けること、シンプルに続けること。それが私達のこれからのビジョンです。

公演に携わっているメンバー(8)

水上亜弓
役者・俳優

出演いたします。よろしくお願いいたします。
幡美優
役者・俳優

「三人姉妹」に出演いたします。 よろしくお願い致します。
原田 翔平
役者・俳優

よろしくお願いします。
野上絵理
役者・俳優

演劇集団円プラスワン企画「三人姉妹」よろしくお願いします!!
大橋繭子
役者・俳優

「三人姉妹」に携わっているメンバーです。
宮田清香
演出 演出助手

演出します。濃厚な「三人姉妹」をお届けします。
久井正樹
役者・俳優

よろしくお願いします!
コトブキプラネット制作
制作

劇場でお待ちしております!

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