一番長い夏と真っ赤な太陽

空間旅団（東京都）

公演に携わっているメンバー：7人

【団体紹介】

2019年5月1日、主宰の沢崎麻也個人プロデュース団体として立ち上げ。
同年7月に第一回公演「ロストパラダイス」（シアターブラッツ）を上演し、同作の出演者・スタッフを中心に演劇団体となりました。
空間旅団という団体名は、空間さえあれば芝居はできる、そんな様々な空間を旅をするかのように動いていきたい、一か所に留まりたくないという思いを込めて名付けました。演出する際のコンセプトは、「音と光、言葉と身体表現」だけで魅せるという演劇の最もシンプルな形を作り上げること。具体的な小道具やセットを使わず、ほぼ素舞台の空間で言葉と身体
のみでスピード感を重視し、お客様の心に爪痕を残すようなテーマを表現したいと思っています。団体としての歴史は浅いですが、舞台に対する熱い思いを持っております。その思いを皆様に伝えられたら嬉しく思います。

【応募公演への意気込み】

今作のテーマは「忘れてはいけないこと、失ってしまったものを語り継いでいくことが残された者の使命である」です。1945年の悲劇と、架空の惑星の物語を並行して描き、ダイナミックに融合させております。前作は「生きることは失っていくことである」がメインテーマであり、そのアンサーとして今作を作りました。とにかくご覧いただいた方の心に残る、そして帰り道ほんの少しでも自分の「忘れてはいけないこと」を考えてもらえる、そんな作品にしたいと思っています。強い思いは届く、そう信じて日々精進しております。ぜひご覧ください。よろしくお願いいたします。

【将来のビジョン】

空間旅団は「劇団」とは銘打っておりません。舞台だけに限らず、その他の分野へも挑戦していきたい、その拠点となる場所にしたいという思いからです。また、主宰が以前劇場を運営していた経験があるため、もう一度劇場を立ち上げ演劇界に貢献したいという思いもあります。ワークショップや講演会なども企画し、作り手と役者の出会い、横のつながりを作れるような場所を提供していきたいです。
団体内にユニットを作り、空間旅団のコンセプトでは出来ない作品やプロデュース作品の提供、他劇団とのコラボ―レーションなども積極的に展開していく所存でございます。