トメドなき、ポモドーロ【公演延期】

タッタタ探検組合（東京都）

公演に携わっているメンバー：8人

【団体紹介】

1998年に船橋で旗揚げした、平均年齢40歳を超えるオトナの社会人劇団。「思い切り笑えて、少しだけ泣ける。見終わった後、なんだか元気になっている」をコンセプトに掲げ、肩肘張らないエンターテイメントを、個性派な役者陣で、毎公演オリジナルの脚本及び楽曲にて提供している。格闘シーンをスローモーションで表現する、自称「マトリックス」など年齢に負けない身体表現も追求しており、第29回池袋演劇祭のCM大会特別賞を受賞。また、少しでも社会貢献をしたいと考え、車椅子での観劇の受け入れはもちろんのこと、老人ホームや児童養護施設の方々を招待する枠を設けるなどの試みも行っている。2018年に結成20周年を迎えると、さらなる飛躍を目指し、2019年には鹿児島の与論島にて劇団初の地方公演を行うなど、新しい試みを続け精力的に活動中。

【応募公演への意気込み】

タッタタ探検組合ではこれまで、座付きの劇作家によるオリジナル作品を上演することで、あえて複雑さを排除し単純明快な面白さ「funny」を追求する劇団のカラーと、作品のクオリティを維持してきた。20周年を迎えるにあたり、これまでの経験を踏まえた上で新たな境地に立つべく、外部の作・演出家を迎えることとしたのが本作。第24回池袋演劇祭大賞を受賞した『green flowers』のさとうゆい（イトキチ）氏の書下ろしの新作に挑戦する。『green flowers』は丁寧で、親しみやすい作風に定評がある。タッタタ探検組合の一筋縄にはいかない役者陣が、静かな会話劇に真面目に取り組み、壮年から中年の重ねた年輪分のリアリティと、滲み出る個性で作品をどのように表現していくか。面白さに対して真剣勝負を挑み、今にしか出来ない表現を探求する。

【将来のビジョン】

年代も環境も変わっていく。同年代の劇団はいくつも解散し、当劇団員にも入れ替わりはある。そんな中、体を張った挑戦や団体芸的なアンサンブルを「古い笑い」と言われることもあるが、観劇した10代が好意的なアンケートを寄せてくれることもある。老若男女、年齢や状態などあらゆる垣根なく、劇場に居る全てのお客様に同様に楽しんでいただきたい。より多くのお客様に当劇団を知っていただく為にYouTube等での宣伝を行うと共に、小劇場の多様な演劇に埋もれてしまわないよう、CoRich等のチケットプレゼントも活用し劇場に足を運んでもらう努力を惜しまない。面白いものは面白いという単純な真実に基づき、舞台でしか出来ない生の表現を追求する。継続は力なりと言うが、常に「今」が最前線という意識を持ち、タッタタ探検組合は、皆様の娯楽に奉仕する劇団であり続けたい。