盲人書簡 2020 公演情報
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公演地:東京都

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公演地:東京都

盲人書簡 2020

LIVE RALLY(東京都)

公演に携わっているメンバー:5人

【団体紹介】
演劇を一回性のものに留めず、存在し続ける演劇を行うためのプラットフォームです。【LIVE 】は「存続する 」を、【RALLY】は「 集合する 」を意味し、美術や音楽、照明と俳優の対等な関係の中で「演劇」である意味を確かめられた時に表現を選択していくことで表現のリアリティを目指します。時代を映し出すドキュメンタリー性と物語のスペクタクル性を行き来させ、戯曲と観客、演者と場を緩やかに繋ぐ作風が特徴です。2017年東京藝術大学にて結成。
【応募公演への意気込み】
寺山修司の『盲人書簡』は半分近くが暗転の作品で、観客が渡されたマッチを擦って演者を垣間見る、という寺山の作品の中でも実験性の強い時期の作品です。それゆえにその表面的な特異性にばかり目が行きがちではありますが、その根幹にあるコンセプトには、現代において繰り返し叫ばれるダイバーシティの問題と類似したテーマが隠れているように思います。障害や国家、人種や立場の違いを「闇」という見えなくされているものと出会うことで、私たちが目にできるものがいかに一部の閉ざされたコミュニティであるかを実感させられるのです。元号が令和となり2020年を迎え、様々な価値観が揺るがされる昨今、私たちは今一度、寺山修司が当時発想していたことを現代でやる意義を考え、向き合ってみたいと思っています。
 上演にあたっては、寺山の言葉をそのまま扱うものの、その真意や指示を改めて演者やスタッフと再考察し、現代の東京にどのような「租界」を作ることができるのか。真摯に向き合いつつも自由な発想で「盲人書簡」を新しい表現に再構成します。
 
【将来のビジョン】
演劇は時代性や場所性などその状況に意識的・無意識的に反応をしていくものです。2020の東京での最適解を探す公演ですが、他の都市における考えはまた違ったものがあると考えます。別の都市での公演や、戯曲に関わるアジアの都市、『盲人書簡(人形篇)』の上演されたオランダなども視野に入れつつよりアップデートした再演をできたらと考えています。限られた人数しか体験をできない演劇の特性上、繰り返し上演することは重要なファクターです。様々な人と劇場で出会えるよう、お力添えをいただければ幸いです。

公演に携わっているメンバー(5)

みど
役者・俳優 ダンサー 美術

「盲人書簡 2020」に携わっているメンバーです。
中村猿人
役者・俳優 演出助手 制作 宣伝美術

「盲人書簡 2020」に携わっているメンバーです。
野崎詩乃
役者・俳優 演奏(ドラム) 演出助手

「盲人書簡 2020」に携わっているメンバーです。
山本 大介
役者・俳優

「盲人書簡 2020」に携わっているメンバーです。
植村真
演出 演出助手 ドラマターグ 美術 照明 映像 宣伝美術

この作品の演出などをします。2020年の東京でどのように寺山のアップデートができるのか、是非立ち会っていただければ幸いです。

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