ラクダ

16号室（愛知県）

公演に携わっているメンバー：15人

【団体紹介】

16号室。
劇作家協会東海支部主催「俳優A賞」や日本演出者協会主催若手演出家コンクール「優秀賞」を受賞した八代将弥が主宰を務める。
俳優、広告デザインやミュージックビデオの映像監督としても活動する杉浦哲平が舞台美術、小道具、衣装、宣伝美術、写真撮影、PR映像を担当する。
作品の質へのこだわりは勿論、公演としても独自性と盛大さを意識している。その一例として、公演終了後にオンラインショップを開き、公演終了後にのみ販売可能な物販展開や、劇場内だけではなく劇場通路等にも装飾を施す。
今回上演する作品「ラクダ」は、バーを舞台とした話であるが、前回上演時にはリアリティを徹底した舞台美術により、初めて劇場に来たお客様に劇場ではなくバーで公演を実施したと間違えられる程であった。
公演を開催するにあたり、常にお客様をアッと驚くようなポイントを創る事を意識して計画している。

【応募公演への意気込み】

今作「ラクダ」は再演作品です。
主宰を務める八代が過去3年間で約30現場参加した中で、フィットする俳優にお声掛けしました。
また、演劇畑だけでなく名古屋を拠点に全国で活動する魅力的なミュージシャンの方々にも出演して頂きます。
現在名古屋の小劇場は幸運な事に、熱を帯びてきており、同業者の方々だけでなく、一般のお客様の数が増加してきています。
この熱を更に熱く冷ます事なく盛り上がるような公演にしたい。それでいて作品の本質は変えず小劇場だからこそできる表現を追求したいと考えています。
そして今回、それが実現する準備が整ったと感じています。言葉だけではピンとこないかもしれませんが、劇場に足を運んで頂ければスッと腑に落ちる経験ができるかと思います。
公演期間3週間。ステージ数、全33ステージ。楽しんで頂けるかと思います。
ご来場心よりお待ちしております。

【将来のビジョン】

今回もですが、名古屋屈指の俳優、スタッフを作品に合わせてお呼びし公演を打っていきたいと思います。名古屋で泥臭く演劇を続けて約10年。それを可能にする繋がりと製作メソッドは確立する事ができました。
縁でここまでやってこられた部分も多分にあるので、今後は16号室を通じて世代や畑を問わず縁が繋がり、名古屋の小劇場全体が更に活気に溢れていけば僕にとっても良い事になると思います。
また、これに関しましては年内の公演で実現するかと思いますが、八代、杉浦、共に、東京での現場も経験しているので東京の俳優やスタッフも16号室に参加してもらえるような体制をつくっていき、より作品の質を上げられる環境づくりや、公演に参加して下さった方々にとってもより刺激のある現場を提供できる公演を目指していきます。
今名古屋で盛り上がっている演劇熱、観劇熱を一過性のものにする事なく、今のお客様方が数十年先まで劇場に足を運んでくれるような公演体制をつくっていきたいと思います。