忍武の砦

劇団光合聲（大阪府）

公演に携わっているメンバー：36人

【団体紹介】

劇団光合聲は、大阪で活躍する俳優を中心に発足した、学生から社会人、音楽家やレイヤーなど多種多様な人物が揃う演劇集団です。

2017年12月に光と音と聲の調和をコンセプトとして、木村遼太が主宰、脚本、演出を手掛け、半分以上が学生を占めます。
作風は「心情」、「人間関係」などを背景変えつつ、身近なテーマを劇的に魅せていくことが当団体の特長です。

旗揚げ公演「黒使」は正義と正義の戦いにより、人が変貌し殺人を犯していくという作品で約200人を動員。
おうさか学生演劇祭 vol.12にて最優秀助演男優賞、舞台デザイン賞を受賞。

今後も老若男女問わず、身近なテーマを劇的に届けたいと活動しています。

【応募公演への意気込み】

今作『忍武の砦』の題材として選んだのは戦国武将「徳川信康」、テーマは、「宿命」、「嫉妬」です。
徳川信康とは、徳川家康の嫡男であり、織田信長の娘、五徳と政略結婚する人物で、のちに織田信長に武田との内通を疑われて自害する武将であります。
なぜ、この武将を選んだきっかけは、昨年「平成」から「令和」に元号が移り、その瞬間を目の当たりした際、このご時世で生まれた時から宿命を背を生きているのは数少ないのではないかと感じたからです。
時代によっては宿命を背負っている人間が多かったのかもしれません。
そこで題材として選んだのが戦国時代です。
生まれながらの家により決まってしまう宿命と、それにより発生する嫉妬。
これらの背景を持ちつつ、戦国の世を席巻した二人の下に翻弄される武将「徳川信康」を選びました。
今公演は、関西9大学14団体が参加してるため、今公演を機に学生演劇が盛り上がればいいとも思い、日々製作に尽力をしています。

【将来のビジョン】

私たちは演劇が総合芸術だと考えています。
当団体は経歴、大学、年齢問わず、演劇活動を行っています。
しかしながら、演劇というものは世間規模で考えるとまだまだ発展途上。
だからこそ、私たちが予想つかない演出、戯曲、演技がまだまだたくさんあります。
その予想がつかないものを私たちはこれから探しにいこうと思っています。

当劇団は発足して間もないところです。
劇団として本格的に活動したいと考えています。
webの作成やSNSからの発信、演劇技術の伝承と取得、これらといったことを力を入れて劇団としてもっと大きく活動を行おうと思っています。

私たちは身近なものをコンセプトにしているからこそ演劇にあまり触れたことがない人に観てもらい、地元・大阪の方々にまた観てもらいたいと思われ、いずれは全国へ、さらなる成長を遂げていきたいと思っています。