色指南 ~或る噺家の恋〜 公演情報
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公演地:東京都

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公演地:東京都

色指南 ~或る噺家の恋〜

劇団ドガドガプラス(東京都)

公演に携わっているメンバー:6人

【団体紹介】
劇団ドガドガプラス は2006年12月、『踊子女優化計画』『目指せ、浅草公会堂』を目標に掲げ、浅草橋アドリブ小劇場において『贋作・人形の家』を旗揚げ公演しました。以降浅草地区周辺(主に浅草東洋館劇場)で年2回以上の本公演を続けています。近代の名作文学をモチーフに音楽・ダンスとストレートプレイが融合する『ネオ・バーレスク』的演劇様式が確立しました。
『人形の家』『カルメン』『ロミオとジュリエット』『赤と黒』『不思議の国のアリス』等西洋文学を日本の各時代に当てはめた作品群。また森鴎外、樋口一葉、永井荷風、谷崎潤一郎、川端康成等の名作に立ち向かうことで、我が国の近現代史を追跡することとなり、その結果として若い俳優陣が著しい成長を遂げています。観客層も20代から80代までと幅広く、男女比も拮抗した状態で、つまり本格的劇団へと成長中です。
【応募公演への意気込み】
今回原作に選んだのは野坂昭如氏の著作『色指南』です。当作品は短編ですがストーリーがユニークであるばかりでなく、大変深い含蓄を有しています。戦時中、吉原の廓を舞台に、数奇な人生を歩いた老人を主人公に大恐慌時代東北、北陸地域の貧農から売られてしまった少女たちの奮闘ぶりが胸を打つ小説です。
脚本化にあたり、永井荷風、徳川夢声、高見順、山田風太郎らの戦時中の日記を参考にしました。戦争の勝利に熱狂・陶酔した大東亜戦争開戦からの七ヶ月間を時代背景とすることで当時の平均的な日本人がいかなる感情を持って、国家・戦争と向き合っていたか…あまり表現される機会のない作品に挑戦できました。また謎の老人を探し出す探偵役として若手落語家を設定しました。戦時中、不謹慎ではないか、という考えから艶噺、滑稽噺など53の演目が禁演落語となって終戦後まで葬られました。人権ばかりでなく人間の感情や表現が糾弾される超国家主義的世界がいかに人々を捻じ曲げてしまうか…これもまた難しい挑戦でしたが、笑いの中で表現することが出来たと自負しています。「大いに楽しんで頂き、その上で考えて貰いたい」劇団ドガドガプラス の新作が一年ぶりに生まれました。
【将来のビジョン】
劇団ドガドガプラス は設立14年目を迎えました。今年夏は「30回記念公演」そして来年は「劇団創立15年」です。去年、ある女優さんから「十年続いたらその劇団は成功した、って演劇の世界では言います」そんな言葉を教わりました。「私も十年前に仲間と劇団を立ち上げたけど、残念なことに六年で終わってしまった」と語ってくれました。その時「そうなのか…だったら喜ばなくちゃな」と思いました。振り返ると辛いことも多かったけど、楽して嬉しい気持ちが優っていたから続けてこられました。劇団員もいる。仲間もいる。応援してれるお客様だっている。そう考えると確かに成功しているようではあるんですが…「いろんな意味で本当の成功を迎えなきゃな」の決意も新たになった次第です。目標に掲げた『浅草公会堂』だって目指しているばかりじゃダメですし、『踊子女優化計画』ばかりじゃない、本格的な俳優を排出する事が何より大切です。
それからもう一つ。当劇団は六十二歳の作・演出と若い劇団員で構成されています。20周年記念あたりで主宰が変わり、つまり劇団として代替わりが出来たらいいな…そんな希望があります。

公演に携わっているメンバー(6)

らわがす

「色指南 ~或る噺家の恋〜」に携わっているメンバーです。
松山クミコ
役者・俳優

「色指南 ~或る噺家の恋」に携わっているメンバーです。
野村亜矢@劇団ドガドガプラス
役者・俳優 ダンサー

「色指南 ~或る噺家の恋」に携わっているメンバーです。
大岸明日香@劇団ドガドガプラス
役者・俳優 ダンサー 歌手

「色指南 ~或る噺家の恋」に携わっているメンバーです。
ぴっとみちゃん
役者・俳優

「色指南 ~或る噺家の恋」に携わっているメンバーです。
神田川侑希
役者・俳優

「色指南 ~或る噺家の恋」に携わっているメンバーです。

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