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公演地:東京都

観たい!

公演地:東京都

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しあわせ学級崩壊(東京都)

公演に携わっているメンバー:7人

団体紹介
はじめまして。しあわせ学級崩壊と申します。

脚本・演出・演奏の僻みひなたを中心に2015年より活動を開始し、年4、5回程度の公演を行っています。

音楽の強みを生かした演劇作品は珍しいものではありません。
例えばミュージカルは、俳優の演技と音楽の2つの主軸が絶妙なバランスで組み合わさったものであるように感じます。
私たちの手法の独自性として挙げられるのは、単に音楽を主軸として利用するのではなく、視覚的・聴覚的劇空間、さらには戯曲や俳優の演技といったあらゆる要素を音楽的アプローチによって構成する、ということです。
言うなれば、あらゆる要素を音楽に昇華し、演劇作品を1つの楽曲に仕立て上げること、これが私たちのコンセプトです。

音楽にはコード進行というものがあります。楽曲の聞こえ方の印象を決定づける、いわば音の流れです。
音の組み合わせ、並べ方次第で、聞こえてくる音の雰囲気をいかようにもできるコード進行には、物語性があると考えます。
私たちは、全体の構成、1シーンの構成、そして台詞の1かたまりという3つのレベルで、戯曲・演出の流れを「コード進行的に」構築し、それにより最も美しく劇が響くような物語を作り上げます。
例えば、台詞の大半は小節数で区切られ、どこでトーンを上げる、どこで抑揚を抑える、どこでブレイクする、などが細かく決められています。
身体的演出も積極的に取り入れており、一見意味を為さないような動きからも音楽により作られた物語が紡ぎ出されます。

そして、その音楽を紡ぎ出すために私たちが用いているのが、デジタル打ち込み機材を用いたダンスミュージック、そしてそのライブ演奏です。
「四つ打ち」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。一定の間隔でビートが鳴り続けるリズムパターンです。
私たちはこの四つ打ちのクラブ音楽に言葉をはめ合わせ、身体を委ね、そして物語を乗せています。
この「グルーヴ感」を私たちは重視しています。
すなわち、言葉と音楽、身体と音楽、物語と音楽、そしてその音楽の演奏によって、お客様と音楽の間に、ひいてはお客様と作品の間にグルーヴ感を生み出すこと、それが私たちの劇作の信念です。

このような「ライブ演劇」「四つ打ち演劇」が私たちの強みであり、そしてそのアプローチをより洗練させ深めるべく、そしてそれをより多くのお客様に観ていただくべく活動しています。
応募公演への意気込み
私たちのような「ぽっと出」の若造は、いまこの演劇の世界のなかでどのような立ち位置にいて、どのような文脈の中で処理されているのだろうか、ということを考えます。それは演劇界のみならず、大小さまざまな社会においても同様であり、私たちは意図せずして「流れ」や「文脈」の中で生きていて、それに従うことも抗うことも、また1つの文脈として処理されるということが、時々恐ろしくも感じ、またそれと同時に、何をしても自分の立ち位置が与えられるという事実に安心することもできます。極論、私たちは生まれながらに「家族」という1つの社会の中の文脈上に位置づけられ、生まれながらに立ち位置を与えられている、とも考えることができます。

私はいま、23歳です。私の生まれた年には、「ある特別な1日」があります。23年前のある特別な1日は、父や母や日本中の人たちにとってはある特別な1日なのであったとしても、そのとき生まれた私たちはただのぽっと出で、自らその日を選んだわけではなくて、それでもそのとき生まれた私たちは、ある特別な1日がもたらした悲劇に耐えうるための1つの希望として生まれたのかもしれません、それを望んだわけではないのにも関わらず。

私たちは一見意味を為さない0と1の羅列でしかなくて、0と1が1か所入れ替わるだけで私たちは別の存在になってしまって、でも私たちはそれぞれ固有の0と1の羅列を持っていて、それに意味を与える人たちがいるのであれば、私たちは自分の意思によらず、0と1の羅列から抜け出した特別な存在になることができる。でも、その文脈に耐えることができなくなったら、私たちの持つ特別さはあまりにも脆く、どこにも居場所が無くなって、もしもまた別のある特別な1日がやってきたら、そのときはまた別の0と1の羅列に1つの希望として意味を与えるのかもしれない。

ある特別な1日に異端児として生まれた、異端児でもなんでもない私たちと、また別の異端児として生まれるこどもたちの、なんでもない夜とどうしても鳴る音楽とそこに与えられる1つの希望の話をします。
将来のビジョン
もしも私たちの作風がより多くの方々に認識されるようになれば、私たちにしかできない活動が生まれると考えます。

まずその手段について、劇場での公演と並行して、年1、2回のライブハウスや音楽スタジオでの公演を積極的に行い、また加えてそういった場でのイベントに参加することで小さなコミュニティから徐々に認知度を広げていきます。ライブハウス、音楽スタジオが劇場と異なる点の1つとして、1度により多くのアーティストが集うということがあります。もちろん演劇でも様々なイベントがありますし、同様の場は広く設けられていることは承知しておりますが、劇場とは違って音楽イベントではむしろワンマンの方が特殊です。この点に注目し、そういった界隈とのコラボレーションや大小さまざまなイベントへの参加などを通し、演劇でのつながりと並行してジャンルを飛び越えたつながりを生んでいきます。

そしてその結果、これまで演劇に縁のなかった方々とのコラボレーションや、そういった方への演劇界全体の客層の拡大を目指します。現在の演劇界でも著名な音楽家の方々とのコラボレーションは見受けられますし、そういった方のお客様が劇場に足を運ぶようになる例も耳にします。そして私たちにはそのような活動がほかの劇団よりもしやすいと考えます。
具体的には、

①都心の大クラブハウスでの単独公演
②複数人のDJを招いた演劇フェスティバルの企画
③レパートリー作品を音楽ライブでのセットリストのように構え、定期的にそれらを用いたライブ風公演を行う
④5年後に1000名のお客様を動員(※前回公演の動員は450名)し、その15%を音楽界隈のお客様として獲得する

これらを意識した活動を展開し、音楽ライブに来るような感覚で私たちの公演をより多くのお客様に楽しんでもらえれば、と思います。

公演に携わっているメンバー(7)

ひばないずみ
役者・俳優 脚本 演出 演出助手 制作 当日運営

「1001100000110101000100101」制作。
福井夏
役者・俳優

「1001100000110101000100101」に携わっているメンバーです。
林揚羽
役者・俳優 制作 当日運営 宣伝美術 Webサイト

宣伝美術と制作です。よろしくお願い致します。
大田彩寧
役者・俳優 制作 当日運営

「1001100000110101000100101」に携わっているメンバーです。
田中健介
役者・俳優 演奏

「1001100000110101000100101」に携わっているメンバーです。
僻みひなた
役者・俳優 演奏(シーケンサー) 脚本 演出

「1001100000110101000100101」に携わっているメンバーです。
上岡実来
役者・俳優 制作 当日運営

「1001100000110101000100101」に携わっているメンバーです。制作をしています。

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