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夏眠
いいへんじ(東京都)
公演に携わっているメンバー:9人
- 団体紹介
- 早稲田大学演劇倶楽部(通称:エンクラ)から派生した演劇ユニット。
構成員は、中島梓織(主宰・演出家・脚本家)、松浦みる(俳優)、木村のばら(俳優)。
2016年11月結成、2017年6月旗揚げ。
2017年8月、シアターグリーン学生芸術祭Vol.11で優秀賞を受賞。
2018年2月、下北ウェーブ2018に選出され、『つまり』を上演。
ありそうでなさそうな状況をどこにでもいそうな人々で描く脚本と、舞台と客席、虚構と現実、その間を行く演出が特徴。
答えを出すことよりも、わたしとあなたの間にある応えを大切に、ともに考えるための作品づくりを目指しています。
- 応募公演への意気込み
- 『夏眠』という同タイトル2バージョンの男女2人芝居に挑戦します。
○まさふみくんばーじょん
(松浦みる×内田倭史)
○りょうたくんばーじょん
(松浦みる×萩原涼太)
審査対象作品は「まさふみくんばーじょん」です。
これまで「わたしとあなたの間にある応え」(=コミュニケーション)を主軸とした作品を多く上演してきたいいへんじですが、今回は「コミュニケーション」に至る一歩手前、わたしがあなたに持ってしまう「イメージ」を取り上げたいと思います。
わたしはこうあるはず、こうあるべき。あなたはこうあるはず、こうあるべき。そんな「イメージ」は、もちろん必要なものなのですが、じつは、コミュニケーションの足を引っぱるものなのかもしれない。なんだか、もやもやしてしまうのです。
相変わらず、そのもやもやを解決することはできないのですが、どうしてもやもやしてしまうのか、じっくりときほぐしてみたいと思います。
そして、その「イメージ」について考えることは、作り手であるわたしと観客であるあなたの関係性を考えることにもなると思うのです。それが、とても楽しみです。
- 将来のビジョン
- いいへんじは、もやもやを「解決」することはできなくても、どうしてもやもやするのかを「共有」して、ちょっと安心したところでもう一度、じっくり考え直してみよう。そんな観劇体験を提供したいと考えています。
そのために、いいへんじは、広場のような、公園のような、ひとつの「場所」を目指します。もやもやを抱えた、なんでもない人々が、ふらっと集まれるひとつの「場所」。
そんな「場所」としてのいいへんじのために。
⑴ 「いいへんじがひろーくなるためのミーティング」の開催(俳優やスタッフ、お客さまとの議論の機会を設けます。)
⑵ 稽古過程の公開(稽古場を開放したり、中島梓織による演出ノートを公開したりします。もちろん、お客さまからのご意見に耳を傾けます。)
⑶ 作品+α(実際に劇場に足を運んでいただいてからも、当日パンフレットなど、実際の作品と併せてお楽しみいただける工夫をほどこします。)
このように、実際に舞台に乗るものの他にも、お客さまが考えるとっかかりを見つけられるような仕組みをこれからも模索していけたらと考えております。
公演に携わっているメンバー(9)