追想のエレジー

踊る演劇集団 ムツキカっ!!（東京都）

公演に携わっているメンバー：7人

団体紹介

2013年に、神睦高（俳優・ダンサー・振付演出家）が代表を務め、守富龍人（脚本・芝居演出家）、黒田貴子（制作）、林直人（音響PA・イベントオーガナイザー）により、Mutsuエンターテイメント企画を立ち上げる。
主な活動である舞台創作活動を、演劇ユニット「Line OverS」として活動してきたが、Mutsuエンターテイメント企画の通称名「ムツキカ」で親しまれるようになった事から、2016年に、踊る演劇集団「ムツキカっ!! 」に、正式に改名する。
同年8月より劇団員として新たに、岡田コセ、長田大史、渡邉はこ、赤松佳奈 の4名が加わる。
現在は年2～3本の芝居公演を行う他、外部団体への出演も積極的に行っている。
特別じゃない人達の特別じゃない１日を、特別に描く守富独特の世界観を”ノワール・ポップ ”と名付けた日常会話劇の中に、非日常的な神のダンス表現が加わった独特の世界観で、観る人を魅了できる舞台を目指している。

応募公演への意気込み

今作は、実際に四国の粟島にあるアート作品「漂流郵便局」にインスパイアされた作品です。
届くあてのない郵便を局留めで預かってくれる「漂流郵便局」 そこで暮らす家族の物語。いつの間にか局には、手紙だけでなく、人間まで漂流してきて・・・。
どこにも行けない人達の、どこにも行くあてのない感情が、漂い、流れる様を、芝居とダンスで描いていきます。
表現方法はストレートとダンスのコラボレーションで、芝居中にダンスパートが組み込まれる構成です。しかしダンスアクターと呼んでいるように、登場人物として台詞の替わりに圧倒的なダンスによって演じ表現します。さらに今作では、もう一歩踏み込んで、ストレートとダンス両方の表現方法を持つことの意味を考え、オリジナルな形を模索しながら、創作に挑んでゆきたいと思います。
自分たちの自己満足で終わらない作品創りを心掛け、丁寧かつ大胆な表現で観客の心を鷲掴む！とにかく、沢山の人に楽しんでもらいたいと思っております！

将来のビジョン

今年は2回の新作公演があり、今後も年2～3回のペースで新作公演を行います。
タイトなスケジュールに自分たちを追い込む事で、運営力を養うとともに、出会いの機会を増やし、劇団としての認知や交流を深め、安定した運営につなげることも狙っています。
一方で、すべての土台が作品にあるという真実からは、目を背けてはならないし、加えて自分たちで劇団やり創作するという事はオリジナルな何かを模索し続ける努力も必要と考えています。
「観てみたい・演じてみたい」と思ってもらえる物語、ムツキカっ!! でないと観れないパフォーマンス、を構築したい。そのために、公演とは別に劇団内での稽古を定期的に重ね、自分達でさえ驚き続けられる作品創りに向けて、トレーニングを積んでいきます。