溶けない世界と 公演情報
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公演地:東京都

観たい!

公演地:東京都

溶けない世界と

mizhen(東京都)

公演に携わっているメンバー:6人

団体紹介
藤原佳奈を主宰とした演劇創作ユニット。
メンバーは女優の佐藤幸子、佐藤蕗子。
“ミズヘン節”と言われるリズミカルな長台詞と、独特な振り付けが特徴。
抽象的な舞台空間の中、《言葉が踊り、身体が喋り、空間がうねり出す》をキャッチコピーに、観客の心に染み込んで揺らす、演劇作品を鋭意創作中。
20代後半の女性の心模様や、セックスレスの夫婦のすれ違い、母へのコンプレックスから抜け出せない歌手の半生など、“女として生きる”ことで生まれるさまざまな葛藤を等身大に描きいてきた。
2013年に上演した『夜明けに、月の手触りを』が、第21回劇作家協会新人戯曲賞にノミネート。2014年に上演した『Sの唄』が、平成28年度希望の大地の戯曲 北海道戯曲賞優秀賞受賞。2015年藤原佳奈脚本・監督作品『マルイチ』が、第五回クォータースターコンテストでグランプリ含む4賞受賞。
応募公演への意気込み
これまで等身大の女性をテーマに創作してきたmizhenですが、次なるステップとして、これまでの倍の上演規模、過去最多の10名の実力派俳優とともに、チェーホフ『かもめ』に着想を得た群像劇に挑戦します。
この挑戦にあたって、初の試みとなるクラウドファンディングも実施中です!
(Motion Galleryにて2月1日から開始)
→https://motion-gallery.net/projects/mizhen_tokenaisekaito

“環世界”という言葉があります。

生物学者のユクスキュルが提唱した概念で、
「世界は、ある客観的で一義的な(人間から見る)世界で存在しているのではなく、
世界というものは、生き物それぞれから見た世界でできている。」という考え方です。

この言葉は、動物と人間の違いや、障がい者と健常者の違いについて語られる中で知ったのですが、
“誰も、誰かの当事者にはなれない”
という人間の個人の“環世界”による孤独こそが、
mizhen流現代の『かもめ』のキーワードでないか、と考えました。

『かもめ』で描かれる寂しさは、コミュニケーションの有り様が大きく変わった現代に深く響くと思っています。是非、mizhen流の『かもめ』ご期待ください。

審査対象作品:『溶けない世界と』
将来のビジョン
演劇は、“見えないものを見ること”をたのしむ芸術だと思っています。

映画もネットでたくさん見れますし、VRの流行など、技術が進歩することで、可視化できるもので楽しむ手段が増えている現代ですが、

演劇では、そこにある空気や、俳優がイメージしたもの、というはっきり可視化できないもの、一義的ではないものを、一人一人のお客様に想像してもらう、とてもスリリングな、しかし魔法のような遊びだと思っています。

その想像力を喚起することができる俳優という生業をリスペクトしながら、想像を働かせ、思考をめぐらせるこの豊かな遊びを、まだ演劇を観たことがない人にも一人でも多くの方に体験していただきたいという想いのもと、沢山の人が“見ずにはおれへん”舞台を作るために日々活動しています。

今回の公演は、耳が不自由な方も観劇していただけるよう、全日程日本語字幕のサポートを行います。また、劇中の手話のシーンでは、聴者の方にむけての日本語字幕も表示いたします。多様性が問われる社会の中で、演劇だからこそできることを考えていきたいです。

公演に携わっているメンバー(6)

平安咲貴
役者・俳優 脚本 演出 演出助手

「溶けない世界と」に携わっているメンバーです。
蕗子
役者・俳優

「溶けない世界と」に携わっているメンバーです。
ナカムラ
演出助手

「溶けない世界と」に携わっているメンバーです。演出助手です。
mizhen
制作

mizhen制作です!
mizhen 藤原佳奈
脚本 演出

「溶けない世界と」に携わっているメンバーです。
佐藤幸子(mizhen)
役者・俳優

「溶けない世界と」に携わっているメンバーです。

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