焔～ほむら～

JACROW（東京都）

公演に携わっているメンバー：14人

団体紹介

2001年、旗揚げしたシアターカンパニー。現在、メンバーは5名。
「大人が楽しめる小劇場」をコンセプトに社会的な問題をテーマとしたリアリティある会議劇を得意としています。代表中村ノブアキが主に脚本・演出を担当。中村自身がサラリーマンとして働く二足の草鞋を履く演劇人であることから、働くとは、会社とは、社会とは、日本人とは、というような問いかけをすることが多い。団体としては中堅サラリーマンに演劇に触れてほしいとの願いから「四十割（40歳以上割引）」や「平日20時開演」など、独自のサービスを展開しています。
サンモールスタジオ年間最優秀団体賞。鶴屋南北戯曲賞ノミネート。若手演出家コンクール優秀賞。テアトロ新人戯曲賞。

応募公演への意気込み

企業の不正問題に揺れる日本企業の今をモチーフに、「会社」とは何かを問いかけます。
昨今、マスコミを賑わしている企業の不正問題。連日、ニュースで経営者の謝罪会見が報道されています。当たり前ですが、その先には様々な想いを抱えた社員たちがいて、彼らも確かに私たちと同時代を生きている人間なんだよなーと思います。だとすると、それは決して対岸の火事ではなく、私たち自身のことだとも思うのです。「働き方改革」が叫ばれる昨今だからこそ、本作を通して、私たちにとって会社とは、働くとは、正義とは何かを問いかけます。
JACROWは「企業モノ」を多く描いています。それは普通に社会人している人たちのリアルを描くことで、普段演劇に触れている人とそうでない人を繋ぎたいと願っているからです。そしてこの信念こそ日本の演劇界を活性化させる私たちなりの答えなのです。

将来のビジョン

徹底的に社会問題と向き合っていいきたい。演劇には観客の深層に深く刺さる力があります。だからこそ思考停止しない社会のために何ができるかを作品に込めて活動していきたい。
そのために作品を媒介にお客様と対話できるような環境づくりをしたいと考えています。具体的には特定の場所を持ち、作品の発表だけでなく、ワークショップやサロンを兼ね、交流する機能を持った空間です。
また団体としてゆくゆくは演劇作品を発表するだけでなく、俳優や演出家などをマネジメントするカンパニーとして起業することも視野に入れています。上記の問題意識を持ったプロフェッショナルな集団となることを目指しているからです。