Ten Commandments 公演情報
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公演地:東京都

観たい!

公演地:東京都

Ten Commandments

ミナモザ(東京都)

公演に携わっているメンバー:8人

団体紹介
瀬戸山美咲が劇作・演出をつとめるカンパニーとして2001年に設立。現実の事象を通して、人間と社会の関係を描く。近年の作品に、崩壊していく振り込め詐欺集団をジェンダー的観点から描いた『エモーショナルレイバー』(シアタートラム ネクスト・ジェネレーションvol.3)、東日本大震災後の自分自身を描いたドキュメンタリー演劇『ホットパーティクル』、心の基準値をめぐる短編『指』、動物愛護センターにたどり着いた犬たちとそこで働く人々を描いたリーディング劇『ファミリアー』、原発事故を描いたドイツの小説を舞台化した『みえない雲』など。『ファミリアー』は地域の劇場や小中学校で上演活動を続けている。2014年、パキスタンで起きた日本人大学生誘拐事件を描いた『彼らの敵』が第58回岸田國士戯曲賞最終候補となる。2016年、同作品の再演で第23回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。
応募公演への意気込み
2015年、広島で子供と一緒に被爆者の方へのインタビューをもとにした『ヒロシマの孫たち』という作品をつくりました。その過程で、レオ・シラードという物理学者のことを知りました。アインシュタインの協力を得てルーズベルト大統領に原爆開発の必要性を訴える手紙を出した人物です。彼は原爆が日本に投下される可能性が出てくると態度を一変し、投下に反対しました。戦後、彼は自分で十戒(Ten Commandments)をつくり、その中に「自己の創造できないものを破壊してはならない」「腹が減っていない限り、ご馳走に手をつけてはいけない」などの言葉を残しています。彼のことを調べるうちに、現代日本の原子力の研究者たちのことが気になり始めました。2011年の福島第一原発の事故後、彼らはどのような思いで日々研究を進めているのか。俳優とともにおこなった大学院生への取材の中で印象に残ったのは「技術者倫理」の授業でした。命に関わる重大な開発にあたって科学者はどうふるまうべきかシミュレーションし、ロールプレイングする授業です。何者かになって、想像する。演劇と同じ仕組みのその授業を今回は舞台に上げたいと思います。そして、私たちが今なおその姿を捉えきれない原子力というものと自分たちの距離を、演劇を通して描きたいと思います。
将来のビジョン
現在、ミナモザのメンバーは劇作・演出の瀬戸山美咲のみです。しかし、よい演劇をつくるには、経験と知識が蓄積され、ひとつの作品がまた次の作品につながっていくような継続性が重要です。そのような考えから、2011年からドラマターグや俳優たちに出来る限り続けて参加してもらっています。ミナモザでは「なぜ私たちがやるのか」「なぜ今なのか」を重視し、俳優もスタッフも取材に行き、稽古場でその内容についてディスカッションすることから作品づくりを始めます。今後は、より深く作品に携わる人を増やしていくため、カンパニー化を目指します。一方で、題材に興味を持った人がいつでも参加できるようなオープンな場でもありたいと思います。また、現在はひとつの作品に1年から3年程度の時間をかけていますが、もっと長いスパンでいくつかの作品の芽を育てながら、作品が実ったときに発表していくカンパニーにしていくことが目標です。また、作品をレパートリー化し、国内外で上演を続けていく仕組みをつくりたいです。そういった長期に渡る製作を可能にする演劇界全体の環境整備の必要性についても発信していきたいと思います。

公演に携わっているメンバー(8)

菊池佳南
役者・俳優

「Ten Commandments」出演します。よろしくお願いします!
最強
役者・俳優

「Ten Commandments」に携わっているメンバーです。
KIE
演出助手

「Ten Commandments」演出助手です。
MINAMOZA
脚本 演出

作・演出の瀬戸山美咲です。

役者・俳優

「Ten Commandments」に携わっているメンバーです。
さんずい
役者・俳優

like a rock, like a planet, like a fuckin’ atomic bomb
芍薬
当日運営

「Ten Commandments」に携わっているメンバーです。
きゅうり
制作

「Ten Commandments」に携わっているメンバーです。

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