壁の町

システマ・アンジェリカ（東京都）

公演に携わっているメンバー：8人

団体紹介

早稲田大学の演劇サークル、劇団くるめるシアター所属のdadoi (主宰、脚本・演出)と穀野夏奈子(制作)による演劇ユニット。昨年9月に上演した第0回公演『血をさますな』は「全日本大学生演劇選手権 大学生演劇インターカレッジ2017」、通称「演劇インカレ2017」にて協会特別賞を受賞。また、同年11月に上演した『かぐや〜46億光年の孤独〜』ではどらま館学生演劇コンペティションに参加している。現在、ポストドラマ以降のドラマと真実味のある身体性を目指して第2回公演『壁の町』を製作中。

応募公演への意気込み

今作『壁の町』はこれまで言葉遊びと劇的な身体性を持ち味にしてきた虚大空間にとって大きな転換点になると思います。分断と繋がりを併せ持つ文体、虚構と現実を併せ持つ身体性、そして随所に仕掛けられた様々なギミックから、アングラでも現代口語演劇でもポストドラマでもない、新しい演劇のかたちの発見を目指します。その瞬間をぜひとも皆様にお見せするべく全身全霊で製作にあたっています。

将来のビジョン

現時点での虚大空間の目標は、誰もが参与できる新しい演劇のかたちを発見し、日本の演劇界において一歩リードした作品製作をしていくことです。しかし、いくら良質な作品を製作してもそれが皆様に知られなければ意味はありません。賞レースに参加し目に見えた結果を残すことはそのために必要な要素のひとつになります。ですので小さな規模の公演を重ねて武器を磨いていく一方で、その成果を確認するための場として賞レースに参加していきます。