ゴスン

演劇組織KIMYO（愛知県）

公演に携わっているメンバー：11人

団体紹介

名古屋が拠点、とは言えない愛知県春日井市に事務所を構えて活動する劇団。

2007年3月旗揚げ。
それぞれが『自分ら、なんとなく演劇しか無い気がする』という同一の志向、そしてそれぞれが『ビックリする演劇作品をつくりたい』という同一の目標を持つ、そんな19名で構成された“組織”です。
『ファンタジー・エンタメ・激論・若者への風刺』という作風の持ち味を、舞台美術家・作曲家が所属している強みを活かし、舞台美術ズドン、照明ビカビカ、音響ドカドカ、役者ズダズダっと表現している。

毎年、東京や福岡、仙台など地元以外の公演も精力的に行っている。

劇王Ⅸ、決勝巴戦進出。2013年佐藤佐吉賞 優秀舞台美術賞。2015年佐藤佐吉賞 優秀主演男優賞・優秀音響賞。2016年佐藤佐吉賞 優秀舞台美術賞・優秀宣伝美術賞。

応募公演への意気込み

普段、我々は客演さんを多く呼び15～20人ほどのキャストで、舞台装置を建て込み、照明をたくさん吊り下げ、スピーカーをいくつも置き、衣装も多く、早着替えもたくさんするような公演をしています。
しかし今回は、あえて劇団員だけでキャストを組み、人数も8人、舞台装置は建て込まず、照明・音響も少なめ、衣装も一つのみと、役者の力量が多分に試される公演に挑みます。

昨年10周年を迎え、一つスタイルに区切りがついた年であったため、2018年は新しいことにたくさん挑戦しようと、今公演は初の試みをたくさん盛り込んだ公演となります。

具体的には、先に述べた役者の力を試す構成の演出、ゲスト出演枠を設けて、回替わりで出演者が変わり対応していく、挟み舞台、1枚写真フライヤーなどです。
新しい挑戦がたくさん詰まった公演で不安もありますが、10年を超えさらに1歩2歩と前進するために、審査員の方々に観て頂きたいのです。

将来のビジョン

「名古屋の小演劇界に盛り上がりを」

こう言うと大変おこがましいですが、名古屋において動員の数では1番だと自負しております。小演劇界の、特に名古屋は閉鎖的で動員に力を入れている団体が少ないと感じております。
少しでも観劇人口を増やせるよう、アイドルや大衆演劇、着物屋さんなど他分野の方を客演に呼んだり、多種多様な割引も用意しています。

近年は、作・演出の宮谷がｱﾘｽｲﾝﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄや、チームしゃちほこと舞台製作をするなどアイドル畑との舞台製作の仕事が増え、評価を得ている。
KIMYOと関わることで、アイドルが舞台に立ち、そのお客さんが舞台の良さを知り、観劇人口が増えていく。
他分野からどれだけ小演劇界に連れてこれるか、少しずつですが成果が出てきた手ごたえを感じております。
今後も地道ですが、確実に観劇人口を増やしていければなと思います。

旗揚げ11年となった我々、名古屋の代表劇団と呼ばれるように今後も挑戦していきます。