田村一行『オママゴト』

大駱駝艦（東京都）

公演に携わっているメンバー：10人

団体紹介

大駱駝艦の舞踏の面白さには踊りのリズムで観客を高揚させたり、肉体の運動の美しさを見せるだけでなく、「意味は解らないけど面白いと感じた！」と観客が思い、言語外にありながらも尚受け手の脳を刺激する作用がある。
全ての過去と現在を背負った肉体と戯れながら、
未来へと通じる闇の中へ突っ込んでいく！
常に「舞踏とは何か！」を問い、格闘し忘れ去られた「身振り・手振り」を採集する。
我々の肉体は如何なるモノを採集し構築するのか。
広く多くの観客に“今”の感性を持った舞踏手の作品を余すことなく披露し、牽引し続けていくことが展望である。

応募公演への意気込み

大駱駝艦・舞踏手の田村一行の作品には、
とても長い魂の旅を一つ体験するような、何とも言えない疲労感と、安堵感がある。
誰もがどこかで自分の魂のふるさとを求めて
旅をするのだ。
これまでの人生でなんの縁もなかったものに、なぜこんなに心が揺り動かされるのかわからないまま懐かしさを覚えるとき、これはきっと自分の中の何かが覚えているものだと確信する。
今回も田村一行は様々な仕掛けを用意して訪れる旅人を待つ。
しかしそこには同時に、目を背けてはいけないものも存在する。
田村一行の創作の不思議さ、奥深さ、面白さをたどることは旅の醍醐味と同義である。

今ある自分たちのルーツを知ることにつながっていくであろう。一緒に不思議な旅を楽しんで下さい。

将来のビジョン

2010年7月
大駱駝艦・壺中天公演：鉾久奈緒美
新作発表。
2005年大駱駝艦入艦による鉾久奈緒美の初振付・演出作品、乞うご期待！